なぜ人は働くのか

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

この記事では、英国の経済学者 シューマッハーの教えをもとに、
「なぜ人は働くのか」について紹介しています。

もしもあなたが今、なぜ働くのですか?と他者から問われれば、
どのような返答をしますか。

・生きていくため
・仕事内容が好きだから
・なんとなく就職してなんとなく働き続けている

こういった返答が多いのかな?と思います。

では、シューマッハーはどのように考えたのか、
ご紹介していきたいと思います。

①人間にその能力を発揮・向上させること

②他者と共に働くことで、自己中心的な態度を捨てさせること

③まっとうな生活に必要な財とサービスをつくり出すこと

これらの目的とともに、人格形成を図るために人は働くのだと
シューマッハーは考えたようです。

どれも理にかなっている視点であり、納得できるものではないでしょうか。

人それぞれ得意や強みは異なっていて、それらの能力を発揮し、向上させることに
働くことの根幹はありますよね。

誰がやっても同じことを仕事でしているという場合であっても、
それを継続できているのはあなたの立派な強みと言えるでしょう。

どんな仕事も、なんらかのその人の能力があってこそ成しえるものです。

責任の大小に囚われることなく、自分のすべきこと、役割を淡々とこなす。
そうすることで、自然とあなたの能力は発揮され、向上していくことでしょう。

また、働くことは、一人で完結することは少なく、誰かとの関係性によって
成り立っている場合が多いでしょう。

誰かと関係性が生じることで、他者のことを考えて動くようになりますよね。
そうした必然的な状態こそ、自己中心的な態度を自然と薄めてくれるのです。

働くことの素晴らしさがここから感じ取れますね。

また、3つ目にあるように、生活に必要な財やサービスを生むことも、
働くことの大きな理由ですね。

いくら働いても、対価が得られない、何も生産できていないのであれば、
働くという概念から外れてしまうことでしょう。


・人間の生は、仕事の時間と、休みの時間のバランスによって成り立っている

・人生の意味や目的を明確に生きられるようにする「教育」が大事

・生きるとは、他のことをしないで、1つのことをすること

・善行のためには、現実をよく知る必要がある


仕事と休みのバランスをしっかり取ることで、生きるバランスが取れること。

もしも読者様が親の立場であるならば、人生の意味や目的を明確にできるように、
何をしている時に心から楽しいと感じ、得意であると感じ、生きがいを感じるかを
問いかけるようにしてみてはいかがでしょうか。

また、あれもこれも同時にする、マルチタスクも良いですが、
充実感を感じるためには、一つ一つ着実に取り組むことが肝要です。

善い行いをするためには、まずはしっかりと現実、現状を把握することからです。
独りよがりな善行は、真の善行とは言えないということですね。

今本当に必要とされていることで、あなたの能力で提供できる何かがあるかを、
しっかりと見極めて行動していきましょう。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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