二兎を追うものは一兎をも追えず

いつだって、願望は生まれてしまうものだ。1つが満ち足りたとしても、もっともっととその先が欲しくなってしまったり。はたまた、別のものが欲しくなってしまったり。欲望は、次へのエンジンへとなることもある一方で、幸せを阻害する側面も持ち合わせる。
例えば私。せっかく公私ともにうまくいっていると思っているのに、ふと自分には友人が少ないのかもしれないと思ってしまって、今日の昼ごろから急に落ち込み始めている。

友人については、以前もここで何度か書いた。タイミングもあるし、それぞれの相手のライフスタイルの変化もある。それに私の場合は、何年間会わなかろうが一度会えばそれを埋められるほどの関係性はすでに築かれていることも分かっている。揺らぎないものであることも。それが、最近会えていないから、連絡がこないからということで不安に思う必要はない。それに、仮に全てが満遍なくうまくいくことは私の環境上難しいことも分かっている。
何度も自分に言い聞かせているのに、ほんの少しそう思っただけで心に影が落ちた感覚がして、やっぱり心がどこか弱っているのかもしれないと思ってしまった。

何もかもを求めすぎてはいけない。何かを手に入れたら何かを手放さなくてはならない。そこまで器用に私は生きていけてない。自分が納得するまで、何度も何度も言い聞かせようとしている。

いつもたくさんありがとうございますっ!