"企業の安定性を確認する方法”〜転職・就職の前に確認するべし!〜
どうも、エージェント・にゃんぱすです。
人材会社での勤務後、現在は個人投資家として生計を立てております。
株式投資をする上で、企業分析やファンダメンタル分析を行っていますので、投資家目線と人材コンサルタント目線の両視点で、転職や就職に役立つ情報の提供ができればと思っております。
今回は、"転職・就職の前に企業の安定性を確認する方法”に関して説明します。
企業の安全性を確認するためには、貸借対照表に記載のある自己資本比率を確認してください。自己資本比率とは、会社が持っている総資産のうち、返済不要の資産はどれくらいかを示すものです。自己資本比率が高いほど会社の経営は安定し、倒産しにくい会社となります。また、自己資本比率が低いと、借金の返済や利息などにより会社の経営が悪化するリスクが高まります。一般に自己資本比率が70%以上なら理想企業、40%以上なら倒産しにくい企業と言えます。(これらは一般論なので気にしなくてOK)
「それは分かったけど決算書なんて読めないし、めんどくさいから読みたくないよー、、。」
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STEP1
まずは気になる会社名をチェック!とりあえずパナソニックを見てみましょう。
STEP2
自己資本比率を確認してみよう!
おやっ、自己資本比率が32.1%と意外にも低い事が分かりました、、、。
STEP3
同業他社・過去10年の推移を見てみよう!
日立製作所は31.8%、シャープは15.0%、三菱電機は55.1%
業界内ではちょうど中間程度の自己資本率でしょうか。
(ソニーは銀行や保険業などを行っている為除外しました)
2017年度から自己資本比率は上昇傾向にあり、財務健全性を意識した経営にシフトした事が見受けられます。
結論としては、自己資本比率は業界的にはほぼ中間くらいでしょうか。
財務的には問題はないレベルだと思います。同業他社と比べて比較すると、妥当な水準か理解できると思います。
投資家目線だと、ただ自己資本比率を高めただけでは企業価値は上昇しません。投資するにあたっては、自己資本比率を高める原因となった利益剰余金の中身をよく分析する事が大切です。海外への投資などを行っている場合もありますので、その使い道が収益を生み出しているのかじっくりと観察する必要があります。
これから転職活動をされる皆様も、ぜひ応募企業の自己資本比率に関して確認してみてくださいね。
では、最後までご覧いただきありがとう御座いました。今後ともよろしくお願いたします。