日常生活にピラティスをプラスするとちょっといい、という話。
前回ピラティスについて書いてみましたが、今回はピラティスインストラクターもしている私が、日常生活でピラティスを取り入れてみてよかったことを書いてみます。
ピラティスのムーブメントを使うのではなく、考え方を使う
ピラティスのムーブメントはほとんどマット上に横になるか座るかで行うものばかり。ですので、なかなか日常生活ではすぐに使えないことがほとんどです。
でも考え方なら使える!と思い、せっかく学んだピラティスなんだから自分をよくしていこうと思った、そんなことを書いていこうと思います。
ピラティスの原理原則を思い出す
数あるピラティスの原理原則の中でも一番大事にしているのは「エロンゲーション」。
エロンゲーションとは、軸の伸長(伸ばす)という意味があります。
体の中での軸の伸長とは、背骨を伸ばすということになります。
ただ単純に背骨を伸ばしましょうというと、背中をまっすぐに!というように体を動かしてしまうと思いますが、そうではなくて。
イメージとしては、背骨の間を開いていくような感じです。
そんなことが可能なのか?と思うと思いますが、意識をするということが大事なのです。
ではどうやって、日常生活でエロンゲーションを意識するのか?
座っている時どんな姿勢になっていますか?
特にデスクワークのお仕事の方、どうでしょうか?
きっとこんな感じ?
集中すればするほど前屈みになり、首は前に出て…
肩は上がって、前にでてくるし。。。
どんどん体は丸まっていく一方。
お客様の悩みの中でも多いのは、肩こり、巻肩、猫背など体が丸まっていくような姿勢になってしまう、という方がほとんどです。
どうしたらいいのか?
写真のように、頭は天井に向かって伸びて、お尻は地面に向かって根を張るように意識をする。
そうすると背中を伸ばさざるを得なくなります。
これがエロンゲーションの意識。
この姿勢を取ろうとすると、お腹の筋肉に力が入りやすくなったり、背中の方も意識がいきやすくなってきます。
ただ背中を伸ばす、ではなく自分の中にある軸(背骨)の隙間を開けるようにして、上下に体を伸ばすイメージを。
それだけで体が少し変わってきたり、デスクワークでの姿勢が変わってくるので疲れにくくなったり、肩こりなどのトラブルも少なくなってきます。
マットピラティス、マシンピラティスで運動して体を使いやすくすることも大事ですが、せっかくレッスンに通っているならピラティスのいい要素を生活にの中に入れていくこと。
それで、体が変わっていきます。
毎日座って何かをする方、これだけでも1日の中でプラスしてやってみてください。
ピラティスの考え方、原理原則はまだ他の要素があります!
それはまたの機会に書いていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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