見出し画像

延命だけでなくADL&QOLにもアプローチしよう。透析患者に対する鍼灸師の関わり。

ども、HAMTマガジンでフィジカルアセスメント&運動療法を担当しているてっちゃんです。
今回は透析に関するフィジカルアセスメントと治療法に関して解説していきたいと思います。

在宅現場で働く鍼灸師にとって、透析患者さんは出会うことの多い疾患の一つです。

世界全体では200万人に達しており、本邦においても透析患者さんの数は年々増加傾向にあり、2012年時点で30万人を超えています。
透析医療水準の発展も相まって長期延命も可能となり、今では透析療法を開始してから40年以上生存できるようになっています。

高齢と共に糖尿病性腎症や腎硬化症といった生活習慣病が起きやすく、腎不全にも繋がってきます。
我々鍼灸師にとっては、これらの生活習慣を予防することが理想であることは言うまでもありません。

しかし、実際に訪問で担当するタイミングでは既に透析療法が開始して数年経過しているという状況のことが多く、「透析にならないよう予防する」というよりも「今後悪化しないようサポートする」ということが役割として求められます。

今回の記事を通じて伝えたいことは3つ!

1.透析療法とはどんなものか知ろう
2.透析療法によって起こる身体への影響を知ろう
3.透析患者に対して鍼灸師が出来ることを知ろう

すでに透析患者さんを担当している方はもちろんのこと、腎疾患を抱えている患者さんを担当する方においても"鍼灸師としてどんなことが出来るのか"は今回の記事を通してしっかり押さえておきましょう!

1.透析療法とは

ここから先は

2,124字 / 4画像
各分野のプロフェッショナルな在宅鍼灸師10名が中心となって執筆。このライブラリを購読すると、在宅鍼灸の専門領域(フィジカルアセスメント・リスク管理・経絡・中医学・泌尿器・プライマリケア・養生・運動療法・多職種連携・緩和ケア・ご自愛etc)に関する記事を読むことができます。在宅鍼灸師必見の内容となっております。また、これから在宅分野に進んでみたい方にもオススメです。

200以上あるコンテンツが購読すればなんと全て読み放題!購読者限定の無料オンラインセミナーもあります。毎月数本の記事追加されます!各分野の…

投げ銭はいりません!そのかわり〜無料でできる〜Twitterで感想をシェアしてくださると嬉しいです(๑╹ω╹๑ )