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在宅鍼灸師が押さえておきたい!糖尿病マネジメント

ども、運動療法&フィジカルアセスメント担当のてっちゃんです。

今回は生活習慣病でもある"糖尿病のマネジメント"について解説していきたいと思います。

在宅現場では糖尿病を主病名で訪問することはありませんが、合併しているケースも多いので注意点や評価ポイントはしっかり押さえておきましょう!

1.高齢者の糖尿病の特徴

糖尿病とは、インスリンの不足による高血糖を主とした代謝異常であり、様々な合併症を引き起こす疾患です。
中でも2型糖尿病は約1000万人以上いると言われる生活習慣病です。

日本では、超高齢化にともない高齢者の糖尿病患者も増加の一途をたどっています。

高齢者の糖尿病患者の特徴には以下のようなことが挙げられます。

【高齢者の糖尿病患者の特徴】
⚪︎口渇・多飲などの高血糖による自覚症状が出にくい
⚪︎腎機能の低下
⚪︎シックデイに陥りやすく急性代謝障害を起こしやすい
⚪︎様々な合併症を有しやすい

※シックデイ:糖尿病に伴う抵抗力の低下により、発熱・下痢・嘔吐、食欲不振によ、食事ができないなどの体調の悪い日のこと

糖尿病は発症して初期の段階だと症状が出ることはないので、長期間担当していると症状の確認を見過ごしてしまいがちになってしまいます。

今回は、

⑴.訪問の時に"毎回"評価した方が良い項目
⑵.訪問の時に"毎月"評価した方が良い項目

この2つに分けて紹介していきます。
ただ、"毎月"評価した方が良い項目として挙げるものも「何かいつもと様子が違うな」と感じた時にはその都度評価してくださいね。

まずは糖尿病患者のマネジメントでとっても大切な"毎回"すべき項目から話していきます。

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