呼吸器疾患には運動がめちゃくちゃ重要。鍼灸と運動の目的の違いを知り上手くコラボしよう。
ども、運動療法&フィジカルアセスメント担当のてっちゃんです。
これまでは、MMTやROMなど"運動療法の基本"を中心に解説してきたんですが、今回からは各論的なテーマについてお話ししていきたいと思います。
今回お話しするテーマは在宅現場で出会う頻度の多い【呼吸器疾患】となります。
呼吸器疾患の患者さんに対して、実際にどんなことをやっているか若手の鍼灸師に聞くと「鍼灸やマッサージによるリラクセーション」のみしか実施していないということが多いようで、運動療法はやっていないケースが多いそうです。
みなさんは呼吸器疾患の患者さんを担当した時にどんな運動をすれば良いか頭に思い浮かびますか?
今回は【呼吸器疾患に対して具体的にどんな運動をしたら良いのか】を解説していくので、この記事を読んで明日からの臨床に活かしてください。
1.呼吸機能の障害は運動療法で改善できるのか
まずは、そもそも呼吸器疾患の患者さんに運動療法を行うことでどの程度改善できるのかということから整理しておきたいと思います。
在宅現場で主に対象となる高齢者の慢性呼吸器疾患の場合には、肺や気道の障害は不可逆的な状態になっていて、いくら運動療法を行なったからといって肺や気道の障害は改善することはありません。。
鍼灸師が呼吸器疾患で対象としているのは、呼吸器の障害そのものではなく”2次的に起こる障害”となります。
運動療法や鍼灸治療をいくらしたからといって、組織の障害そのものが改善することはありません。
この事実はまず押さえておきましょう。
2.呼吸器の障害が起きると結果的にADLも低下してしまう
続いて、呼吸器の障害を引き起こすことでADLにどのような変化が起きるかを流れで説明してみます。
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