繰り返される肩関節の脱臼について
今回は繰り返される肩関節の脱臼について理学療法士、トレーナーの視点から伝えたいと思います。
早速ですが結論です。
繰り返される肩関節の脱臼症状を改善するためには手術をオススメします。
これまで、私は肩関節脱臼の手術から関わり競技復帰までサポートしてきた経験があります。もちろん、手術を避けてきた選手もこれまで幾人もサポートしてきましたが、やはり繰り返される肩関節の脱臼についてはいくらトレーニングを行い肩関節を強化しても脱臼や脱臼感(抜けたような感じ)がゼロになることはありませんでした。
手術を勧める症状は習慣性脱臼と言って軽度な接触やバンザイや寝ている時に肩関節が外れる時です。
この場合競技だけでなく、日頃の生活まで影響があるためになるべく勧めています。
手術を受けるまでにできること
次に手術を受けると決めた場合、肩関節周囲の筋力トレーニングを行います。
肩関節の手術後は長い期間安静にすることが決まっています。その場合、急激に筋肉は細く弱くなっていきます。筋力トレーニングをして筋肉を大きくしたとしても意味が無いという意見もあると思いますが、私はそうでないと考えています。
過去に筋力トレーニングを行った場合、再度筋力トレーニングを再開したときとしていない時ではやはり筋肉の成長(筋肉肥大)に差が出てその後の競技復帰に大きな影響が出てしまいます。
これらのことから必ず肩関節の手術をする時は、事前に筋力トレーニングを行い肩関節周囲の筋肉を大きくしていきましょう。
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