見出し画像

治療35日目、第2クール14日目「抗がん剤治療中の旅行、気を付けるべきこと」

2024年9月19日(木)治療35日目、第2クール14日目、カペシタビン服用14日目

 7時ホテルにて起床。家族の寝息を聞きながら、ホテルに隣接している温泉へ向かう。抗がん剤治療中ではあるが、温泉に入ることは禁止されていない(と思っていた)。後から調べると、感染を予防するため共用浴場の使用については骨髄抑制がある場合免疫機能が低下しているため制限するべきとある。そうだった。明日は入るのをやめよう。

 その他にも、抗がん剤治療中の旅行について気を付けるべきことが幾つかあることに気づいた。その一つが下血の確認である。通院している病院からの要請で下血の有無を毎日記録している。そのため大便の様子を確認しなければならないが、ホテルに設置してあるトイレがウォシュレットの最新型であるため自動で流れてしまうのだ。テクノロジーが人類を豊かにすることは間違いない。少なくとも理系出身としてはそう信じたい。しかし、今回テクノロジーが抗がん剤治療に困難をもたらすことになろうとは想像もしなかった。どうすればいいのか。

 また旅行中の食事時間の乱れが問題となる。私は普段ほぼ8時に朝食を取るが旅行中はそうはいかない。宿泊したホテルでは朝食は予約制で今朝は9時30分の枠しか開いていなかった。しかも今日訪れた施設の都合で昼食をとることができず、午後4時頃に遅いお昼となってしまい夕食を取ることができなかった。この場合夕食後のカペシタビン錠服用はどうすればよいのか?結局ホテルに戻ってから軽食をとり、その直後カペシタビン錠服用をすることとなった。

 以上の通り、抗がん剤治療中の旅行にはリスクが伴う。十分予定を立てて準備するべきである。改めて眺めてみると大したことはないのだが、用心に越したことは無いと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?