マエダ ユウキ

物理科予備校講師 詳しい経歴はホームページへ!https://maedayuki20.…

マエダ ユウキ

物理科予備校講師 詳しい経歴はホームページへ!https://maedayuki20.wixsite.com/website

最近の記事

揺れる飛行機を楽しむ方法

僕は高いところでは足がすくむので高所恐怖症なのかもしれません。そんな僕にとって飛行機は最速で最悪な乗り物でした。雨や台風で揺れたりしたら死を覚悟してました。 しかし毎週沖縄に授業で行っている間に克服できていました。慣れとかではありません。 アニメや映画で追手から逃げるために無茶な操縦をする乗り物に乗っていると考えるようにしたのです。そうするとなんと恐怖がなくなるだけでなく、高揚感さえ覚えるようになりました。 スターウォーズでもいいのですが個人的にはラピュタです。嵐の中を

    • ハーバーボッシュとオストワルトで富国強兵叶えたろ

      1871年 ドイツ帝国と統一されたのにビスマルクによって富国強兵が進められる。国を豊かにするためには食料が必要、軍を強くするためには爆弾が必要。肥料や爆弾を作るためには硝酸が必要だった。硝酸の大量生産が望まれていた。 1908年 硝酸の工業的生産法であるオストワルト法が完成。 1913年 アンモニアの工業的生産法であるハーバーボッシュ法が完成。 ここには矛盾があるように見える。硝酸を作るにはアンモニアが必要なのだ。だからアンモニアの生産法→硝酸の生産法という順序で完成す

      • 授業を聞く作法①

        学習指導を行うことももちろん大切ですが,勉強の仕方,話の聞き方など大人になってからも大切な行動を指導することも大切だと思います。 考えながら(納得しながら)聞け授業の内容を聞き,理解することが何より大切だと思います。ノートを板書通り写すことが目的となってしまい,話についてこれないというのは授業の目的を見失っているということになるわけです。 定規は使うな考えながら聞くためには,ノートを写すための労力は最低限にしたいところです。ノートはあとで見て話を思い出すヒントになればいい

        • 「その公式知っている」という学生に知って欲しいことがある。

          1つの知識は1つの山に似ているなと思う。 教科書に載っていたりする公式はその山頂でしかなく,その知識に達するまでの説明や考え方はふもとから山頂に到達するまでの山道であり,それら全部合わせた山そのものが知識なのだと思う。 このように考えたとき,「初めてその知識に触れる学生」と「山頂が何か(結果の式が何か)知っている学生」によって,授業の楽しみ方が違ってくるなと思った。 −初めてその知識に触れる学生− 新しい知識への出会いを楽しんで欲しい。どんな考え方をしたらどんな結果にた

        揺れる飛行機を楽しむ方法

          【朗報】数学をやると神に近づける

          僕と神僕は「神様に四角い丸を作って」と言ったらどうなるかと言う類の話が割と好きだ。万物創造の神はどんなものを作っていくれるのか大変気になるところだ。 僕は物理学科をでて物理講師をしているが,神の存在を信じていないわけではない。こう言うと「理系なのに神様信じてるんだ」的な意見が出てきそうなものだ。確かによくドラマやアニメの強気なキャラや理系キャラは「神なんて信じない」と言う発言をしがちな気がするので,なんだかご期待に添えず申し訳ないと思う。 しかし,神がいることは証明されて

          【朗報】数学をやると神に近づける

          人間だから恥ずかしいのか

          恥ずかしさを覚えるのは人間だからなのか。人間らしさの象徴なのか。動物は恥ずかしさを覚えないのか。パンツも履かず散歩する犬、授業中窓ガラスに突撃してきた鳩たちは恥ずかしいという感情をもっていないのか。 授業中何をきっかけにこんな話になったかは覚えていないが、少し生徒と話し、そのときは「動物たちはパンツを見せた瞬間飛びつくわけではないから恥ずかしさはない」ということで終わった。 恥ずかしさは元々全ての生き物に備わっていない感覚だろう。人間だから恥ずかしいというよりは、人間が生

          人間だから恥ずかしいのか

          睡眠欲は最強。召喚したら勝ち目などない。

          お昼からも仕事をしなければならない人,授業がある人は,たとえそれがお昼ご飯を食べるためのお昼休憩だとしても,お昼からもしっかり働きたい,勉強したいと思っているのなら加減しなければならないと思う。 自分が学生のときも午後最初の授業で「ご飯食べたから眠い」という人々はいた。言っていることは分かるが,「ご飯食べる→眠い」のパターンを人生の中でどれだけ経験したんだ,何か対策打てよと言いたくなる。 僕は担当する受験生に授業前のフリートークで毎年のように言っている。 「合格したい人は

          睡眠欲は最強。召喚したら勝ち目などない。

          選ばれしtwitterをお使いのみなさんへ

          Facebookから始まり,Twitter,instagram,TikTokとあらゆるコミュニケーション手段を要するSNSが誕生し,年代,性格によってどのツールを使うかが分かれている。確か中国で写真版LINEがあると言う話も聞いたことがある。 SNSの誕生と流行する種類を考えたとき,最初に僕は「多くの人の能力が落ちてきてるな」と感じた。 現在多くの人に最も使われているのはinstagramだろう。綺麗な画像を見るのは好奇心をそそられて楽しいし,自分のアップした画像が多くの

          選ばれしtwitterをお使いのみなさんへ

          メモとマニュアルでできる人になれる

          みなさん,こんにちは。 今回も『仕事が早いのにミスしない人は,何をしているのか?』から勉強になったことを私なりにまとめ,解説していきます。 今日のテーマは2つ。1つ目はちょっとしたことを忘れちゃうというミスが発生することを防ぐための「なんでもメモ」と,2つ目に作業をもっと早く,正確に,楽にするための「日々の暮らしにマニュアル化」です。 1 なんでもメモ授業や講演など人の話を聞いていて「これは覚えておこう!」と思っても,終了後にはどこの何が大切だったか分からなくなったり,家

          メモとマニュアルでできる人になれる

          注意しようでミスはなくならない①

          みなさん,こんにちは。 みなさんは何か失敗やミスをしたときどのように対応していますか?「今度から気をつけよう!」とその時は覚悟を決めているのに,覚悟を決めたことさえ忘れてまた同じミスをするってこともよくありますよね。 受験指導を行っていると,「計算ミスで間違えます」や「式変形してていつの間にか式が変わってました」などの相談を受けることがよくあります。こんなとき「繰り返し練習しよう」や「この計算のときは気をつけよう」といった言葉を先生にかけられた人も多くいるでしょう。もちろ

          注意しようでミスはなくならない①

          依存社会

          前田祐樹です。最近活発に活動しておりうるさいなと思われている方もいらっしゃるかと思います。すみません、でもやめられません。というのもこのように活動できるようになったのには先日Twitterで出会った記事が関係しています。 アフリカ出身・京都精華大サコ学長 コロナ問題でわかった「日本人のホンネ」 日本や日本人のことを客観的に見て感じたことが書かれていて、いくら自分で自分のことを客観的にみる!ってなってもここまでできるかどうか。これを読んで、僕はなんでも人がやってくれるだ

          集客の本から学ぶこと②

          前田祐樹です。集客の本の中には日常にも仕事にも活かせることがこんなにもあるのかというくらい多くのことを学んでいます。集客について学ぶということは様々な企業の広告に「なぜ?」を問いかけるということ,「なんでその媒体を使ったの?」「なんでそんな内容なの?」「なんでその人がよかったの?」などなどたくさんのことを考えた上で私たちが見ている広告はそこにあります。 集客=広告のようになってしまいましたが,「集客の本から学ぶこと①」でもお話ししたように,あくまで広告は集客という1つの作業

          集客の本から学ぶこと②

          何時間勉強したらいいですかは愚問

          前田祐樹です。努力の量を取り組んだ時間で図るのはおかしい。取り組んだ結果や内容で評価すべきというのが僕の結論です。 例えば勉強。「12時間も勉強した」や「英語に時間かけたから英語の方が成長しているに違いない」,日記の欄に何時間勉強したかのように取り組んだ時間で努力量を測ったり,「昨日解けなかった問題が解けるようになった」や取り組んだ勉強の内容を書かせる日記のように内容で測ったりします。 僕が時間で図るのと内容で図るのの最大の違いはコントロールできるかどうかです。 ❶時間

          何時間勉強したらいいですかは愚問

          集客の本から学ぶこと①

          前田祐樹です。皆さんはどうやったらモノは売れるのか考えたことがありますか。有名なYouTuberに使ってもらう,広告を出す,駅前でチラシを配るなどの広告部分,製品の質を高くする,できるだけ安くすると行った商品価値の部分がありますが実際それだけで売れるのでしょうか。そんなことから「誰でも無理なく継続的にお客様が集まる起業1年目の教科書」という本を読んでいます。読んでいて気になったところを簡単な解説と共に書いていきたいと思います。 ❶人の購入時の真理は「注意→関心→欲求→行動」

          集客の本から学ぶこと①

          優しいと甘いの違いの話

          話し方と印象人が話を聞いたときどのように感じるかは「口調(表面的印象)」と「内容(深層的印象)」によって決まると思ってます。例えば相手に褒められたとき。わざとらしいなと感じる話し方や、褒めてくれているの?と思うような言い方ってあるでしょ。 話し方の種類つまりグラフ化すると話し方って、横軸に口調が【きつい】か【優しい】かがあって、縦軸に内容が【事実】か【誤り】かが入れられると思うんです。事実とは思ったことや考えをストレートにいうこと、誤りとはオブラートに包んだり、わかりやすく

          優しいと甘いの違いの話

          求めるものがすり替わる謎

          問題文をよく読んで、図を描いて状況を把握した。何を問われているかも確認した。どうやってとけばいいかの方針もバッチリだった。 でも間違えた。 最近、こういう悩みを持つ学生をよく見るように思います。みなさんはこの子がなぜ問題を間違えたか分かりますか?僕は結局問題文がよく読めていなかったのだろうと思っており、マークをつけて読む、何を求めるかをマークするなど「読解力」に問題があると思っていました。もちろんそのような学生もいると思いますが、今回新たな原因が見つかりました。 求める

          求めるものがすり替わる謎