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第15回【小学2年生までに身に付けたい力試しの運動とは?[1人編]】

小学2年生までに身に付けたい力試しの運動とは?[1人編]】
 U-12専属プロフィジカルコーチ鎌田氏が、前回は【小学2年生までに遊びながら身に付けたい3つの運動】を掲載しました。今回も小学1年生から小学2年生までにカテゴリーを限定して、【小学2年生までに身に付けたい力試しの運動[1人編]】について、具体的なトレーニング内容をお伝えしていきます。

【小学2年生までに身に付けたい力試しの運動とは?】
1.『力試しの運動とは?』
2.『力試しの運動(1人編)』
 1)力強さトレーニング
 2)柔らかさトレーニング
 3)バランストレーニング

【詳細】
1.『力試しの運動とは?』
力試しの運動とは、『人を押す、引く、運ぶ、支える』などしたり、『力比べ』をしたりするなどの動きです。例えば、すもう遊びで相手を押し出したり、引き動かしたりすることで、お互いの力を巧みに操る力を高めていきます。他にも、友達をいろいろな方向に引きずったり、おんぶをしたりすることで、力の加減を学び、相手の気持ちになるなどの思いやりの心を育むこともできます。
『力試しの運動』を通じて、自分の力がどのくらいあって、その力をどのように発揮したらよいのかを学ぶことができます。またケガの予防にもつながりますし、ウォーミングアップなどでも導入するのも効果的だと考えます。

2.『力試しの運動(1人編)』
 『力試しの運動(1人編)』は大きく分けて、『力強さ』、『柔らかさ』、『バランス』を意識した運動になります。自分ひとりの力で行う力試しの運動は、『できない』を『できる』ようにし、できるようになったら、より長く、より上手に、より柔らかく、滑らかにできるようにトレーニングしていきましょう。

1)力強さトレーニング

力強さを高めるトレーニングは、コンパストレーニングと転倒トレーニングです。コンパストレーニングは腕立て伏せの姿勢をつくり、足先を中心に両手を移動して円を描きます。右回りや左回りなど自分がコンパスになったつもりで動いてみましょう。転倒トレーニングは、片足立ちになり、転びそうになるのをイメージして前へ倒れながら、地面に腕をついて支えます。転倒の際のケガ予防にもつながります。

2)柔らかさトレーニング 

トレーニングとしては、ブリッジトレーニングとゆりかごトレーニングです。ブリッジは、仰向け姿勢からブリッジをつくってください。ブリッジの姿勢が簡単にできるようになったら、移動してみましょう。前後左右いろんな方向へ移動できたら、素早く移動できるようにレベルを上げていきましょう。ゆりかごは、うつ伏せの姿勢で後ろに反り、足首をつかんでください。全身の柔軟性の向上にもつながります。


3)バランストレーニング
  トレーニングとしては、片足バランスとV字バランスキープです。片足バランスは片足立ちでいろいろなポーズのバランスをとりましょう。V字バランスは手と足を床から上げて、V字姿勢を保ちましょう。長くキレイにできるよう練習しましょう。


次回は、【小学2年生までに身に付けたい力試しの運動[2人編]】についてお伝えしていきます。


U-12専属プロフィジカルコーチ

鎌田豊

【所属】
○鎌田豊公式オフィシャルサイト

http://kamatayutaka.fem.jp


○ワセダJFC代表兼監督『小学生サッカーチーム』

http://waseda-jfc.jp/


○国分寺キッズアカデミー『かけっこ&サッカークラス』

http://kokubunji-kidsacademy.com/

【資格】

アジアサッカー連盟公認フィットネスライセンス レベル1(アジアで初となるサッカーに特化したフィジカルコーチライセンス)

日本サッカー協会公認A級U-12コーチライセンス

日本サッカー協会公認Gk-LEVEL1コーチライセンス

中学高等学校保健体育第一種免許

スプリントコーチ

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