【航海日誌58】最後の土曜日
スロベニアに滞在してます海賊で研究員のふみんちょです！
早いもので、昨日が最後の土曜日。日曜日はいろんなお店が閉まっているから、友達と一日中遊んだり買い物したりするのは土曜日なことが多い。
最後の土曜日は割とギリギリまで特に何も予定が入っていなくて、でも観光よりもLjubljanaで普通の休日を過ごしたいな〜なんて思ってた。
で、結局どうなったかというと、最近友達がハマったというボルダリングジムに行った後、サウナでゆっくり過ごして、レストランでみんなで夕飯を食べることに。特にボルダリングは、8人という大所帯でお邪魔してきた（笑）
いつも遊んでる子だけじゃなくて、なかなか予定が合わなかった子も（おそらく私が最後だから）都合をつけてくれて参加してくれた。ありがとう。本当に優しい国。
ボルダリングジム "Bolder Scena"
センターの北側にあるボルダリングジム。今回参加するメンバーのほとんどが初めての挑戦。私は数年前に2回ほどお試しでやったことがある程度。そして経験者2人。
11時に集合したら、駐車場はほぼ満車。でも中は結構広々していて、混み合ってはいたけれど、比較的自由に遊ぶことができた。
ビジター料金＋レンタルシューズで17.5€。
更衣室やシャワー、トイレも綺麗だった。広々したカフェや、子供用のエリアもあって、いろんな年齢の人が楽しめるジムだったよー！
ロッカーは鍵がないので注意。南京錠が付けられるタイプになっていて、今回たまたま海外旅行向けに買ってカバンに入れっぱなしだったものがあったから、友達みんな私のロッカーに貴重品を入れて施錠。スロベニア、治安良すぎて南京錠のこと忘れてた。3つも買ったのに出番は今回が初めて（笑）
ボルダリング経験者が上手いのはもちろんだけど、やったことない〜っていう子でも、他のスポーツをやっていたり、普段から体を動かすのが好きだったりする子が多いからなのか、みんな上手だった！これはほんと感動した。
太ってるとか痩せてるとか、筋肉があるとかないとかっていう差はあれど、ある程度動ける人が多いなって感じることが多い。
2時間くらい？覚えてないけど、ボルダリングを楽しんだ後はサウナへ。サウナは好き嫌い分かれるのもあったり、午後は用事がある子もいたりで、サウナは４人で向かうことになった。
サウナ "Savna zlati klub"
今回はチボリ公園の中にある公衆浴場的なサウナへ。
一般は3時間22€ (学生は3時間16€)。日本のサウナやスーパー銭湯と比べるとめちゃくちゃ高くてびっくりした。
（余談; 今回は一緒に行った友達がチボリ公園の体育館を使ってる柔道クラブの学生さんで、その子のコネ(？)で学生料金にしてもらった。ありがとう。）
サウナだけでnote書けそうなくらい濃かったし、めちゃくちゃのんびりさせてもらった。（余談; 3時間以上いたけど、友人のコネ（？）で追加料金無しになったってか受付のおばちゃんの独断だよねあれ）
ここの公衆浴場に限らず、この国ではサウナは男女一緒。なんならここは、更衣室もお風呂（プールとお風呂の間みたいな。でもお風呂かなあ）も一緒。なんとも不思議な空間だった。
サウナはめちゃくちゃ充実してて、3 つのフィンランド式サウナ、1 つの大きなトルコ式サウナ、2 つの遠赤外線サウナがある。
フィンランド式サウナは、日本の温泉とかにあるドライサウナよりも低温多湿の蒸気式サウナらしい。焼き石が置いてあって、たまにスタッフの人が水とアロマオイルをかけにきていた。
トルコ式サウナは、一面タイルの部屋に蒸気が充満していて、入った時はそんなに熱くないんだけど、ずっと座っているとじわじわ汗が出てくる。ここのサウナだけかわからないけど、ほぼ真っ暗だった。
遠赤外線サウナは、その名の通り赤外線の熱で温めるサウナ。これも入った時はぬるいと感じるけれど、長々と座っていると汗が出てくる。このサウナの部屋は比較的小さくて、1度に数人しか入れないんだけど、あえて個室っぽくしておいて一緒に行った人と入っておしゃべりしているうちに汗が出てくるという感じなのかなあ。私たちも４人並んで入ってだべっているうちに汗だくになってた。
受付でお金を払ってバスタオルを受け取って、更衣室へ。タオル一枚でサウナやお風呂のある場所に向かう。移動時はもちろんタオルを巻いて移動するんだけど、サウナの中では巻いていたタオルを敷いて全裸で座る。
サウナもお風呂も更衣室ロッカーも併設のカフェも綺麗で快適。普通の水は無料で飲める。日本と違うところは、シャワーはあるけど洗い場はない。そして先にも書いたけど男女が一緒。
最初はその不思議空間にびっくりした。サウナで私の隣に外国人の全裸のおっちゃんが座ってる。けど、慣れると案外なんともない。誰もが普通に過ごしてるからかも。いや、海外の知らない人だからかもしれない。これが全員日本人だったらちょっと嫌かもしれない（笑）
多くの人で賑わってはいたけれど、サウナもいっぱいあったし、本当にゆっくり過ごさせてもらった。楽しかった〜！
気付いたら19時くらいになってて、半ば慌てて夕飯を食べに行くことに。
日中用事があった友達が夕飯だけ参加してくれることになって、5人でスロベニア料理が食べられるレストランへ。
レストラン"Jakob Franc gostilna"
ちょっと高いけど、いいレストランだよってことで行ってみることに。めちゃくちゃオシャレで、確かに高い。量は少なめ。でもすっごく美味しかった。健康意識高めの子が多いメンバーだったから、質のいいものを少し楽しむ系のレストランでちょうど良かったのかも。
私はRagu krškopllja z domačimi njoki、クルシュコ豚（スロベニアの東側の地域の豚）のニョッキを食べた。
この国に来て2回目のニョッキなんだけど、1回目に食べた学食のニョッキより柔らかいというか、学食のニョッキの方がパスタっぽい？弾力がある？のに対して、こっちのニョッキの方が柔らかだった。レシピが違うのかな〜。
豚肉のソースみたいなのも味はしっかり濃厚なんだけど、しょっぱいとかそういう感じじゃなくて食べやすかった。
あと、お通しのパンが美味しかった〜！パンがあまり好きじゃない子も、ちゃんとしたレストラン（語弊）のパンは質が良くて美味しいって。
ニョッキの豚のソースとの相性も良くて、パンでお皿を拭き取る勢いで食べた。
そのあと、腹ごなしに訪れたのは、メテルコバ。
自由な文化遺産 "Metelkova"
なんて言ったらいいのか分からないのでWikiの力を借ります。
"メテルコバ（スロベニア語：AKC (Avtonomni kulturni centerの略) Metelkova mesto）はリュブリャナ市の中心で、旧ユーゴスラビア人民軍の元の兵舎に位置している自主的な文化センターである。"
"メテルコバは自分の工作、楽器の練習など活躍のための場所が見つけられない人やそれを払えない人などにとっての活躍の場になっている。そして、そこには、バンドの練習できるところ、美術館、バー、「Infoshop」という無政府主義者のセンター、同性愛者向きのクラブ、様々な音楽のライブ会場、ダンスクラブ、ホステルなど様々な場所がある。たくさんの人々がそのクラブに入っているが、大部分には外で知り合いか初めて出会った人と話し合ったり、酒を飲んだりするほうがより好意的なようである。例えば、美術の初心者でも美術院の教授に会え、偏見なく付き合える、そういう雰囲気の場所である。自己組織化した若者達の戦いのおかげで、リュブリャナ市に恥をかかせ、取り壊しが決められた建物は、現代バルカンはおろか、ヨーロッパの大事な文化遺産になった。メテルコバ町とその活動家は旧ユーゴスラビアにおける様々な独自の集団とよく連絡をとっている。"
引用：Wikipedia
リュブリャナ中央駅の南東側にあって、そのエリア全体がこういうアーティスティックな建物や装飾で溢れてる。
私は、以前散歩がてら昼間に訪れたことがあるんだけど、夜に来るのは初めて。週末は学生が帰省してるから人は少ないよって友達は言っていたけど、昼間の閑散としている状態と比べると、とっても賑わっている。
敷地内に綺麗なホテル？があるのは知っていたけど、それ以外の建物がお店だったとは知らなかった…！今でこそあまり来ないけど、ティーンエイジャー（笑）だった頃は、ここで遅くまで友達と楽しんだこともあったよ〜なんて話してくれた。
メインのバー的なお店にお邪魔させてもらった。
反対側がバーカウンターになってて、めちゃくちゃ賑わってる。音楽も爆音で流れてて、お互いの会話が聴き取れないレベル笑
でもみんな楽しそうだったな〜！
普通に入っていいのかな？っていう感じのエリアではあるんだけど、全然大丈夫（多分ね）。面白い場所だから、Ljubljanaを訪れる人はぜひ行ってみてほしい！
そんな感じで濃密で楽しい土曜日を過ごせたよ！みんなに大感謝。
追記：
今日はありがとう〜！ってWhatsAppでみんなに送ったら、ふみんちょがいなかったら週末に研究室のみんなと遊びに行く機会はそんなになかったかも。ありがとう。って言われた。
そうだよねえ、確かに私も日本の研究室のみんなと仲悪いわけじゃないけど週末はそれぞれで過ごしてる。たまーに行くけど、本当にたまに。
日本に帰ったら、自分の研究室のみんなとこんなふうに遊ぶのも楽しいかもしれない。誘ってみようかな〜！
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