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【1月新刊】PHP文芸文庫&単行本6作品、一挙紹介!

みなさん、こんにちは!

こちらの投稿では、2024年1月発売の文芸作品を一挙ご紹介します。

気になる本が見つかると嬉しいです。


1月11日発売

京都祇園もも吉庵のあまから帖8|志賀内泰弘著


京都・祇園。花見小路の先にある甘味処「もも吉庵」。

店を営む元芸妓の女将・もも吉のもとには、様々な悩みを抱えた人が訪れる――。

「前のタクシーを追ってください」と、タクシー運転手の美都子に懇願する家族の辛苦、茶菓子の食べ方から「人を見る目」を教わった銀行の融資係の改心、紛糾する会議の空気を一変させた女性秘書の機転……。

祇園に集う人々の悲喜交々に、もも吉の言葉がやさしく寄りそう人情物語。

好評シリーズ第8巻。

文庫オリジナル。

\シリーズ特設サイトはこちら📚/

伊達女|佐藤巖太郎著


心に鬼を棲まわせた“独眼竜”にして奥州の覇者、伊達政宗。

数多の武将から恐れられ、後世にもその名を残した男の周囲には、たくましく、そしてたおやかな女性たちがいた――。

我が子に毒を盛ったとされる母・義姫、影ながら政宗を支え続けた妻・愛姫、片倉小十郎の姉で政宗を育てた喜多、松平忠輝に嫁いだ娘・五郎八姫、真田信繁(幸村)の娘・阿梅……戦国の世を凜と生き抜く伊達の女たちを主人公にした連作短編集。

すべての神様の十月(三)|小路幸也著


――人間がいなかったら、神様の皆、仕事がなくなっちまうだろ?

八百万の神と人間とのささやかな関わりを描いた心温まる連作短篇集!

才能はあるけれど売れない小説家と、画力は抜群だけれど物語が作れない漫画家。二人が出会った時に起きる小さな奇跡とは?(「結ばれたものは」)、出掛けるたびに道に迷ってしまう方向音痴の母。そこには意外な理由が隠されていて……(「方向音痴は直りません」)。

死神、福の神、風神、雷神――気まぐれで心優しい八百万の神と、人間たちとのちょっと不思議な《縁》を描いた、人気シリーズ第三弾。

文庫オリジナル。


京都大正サトリ奇譚|卯月みか著


行方不明の父親を探すため、京都にやって来た木ノ下繭子。

“サトリ”の血を引く彼女は、人に触れるとその心の声が聞こえてしまう能力の持ち主だった。

ひょんなことから、天狗の子孫で、モノノケの頭領である小説家・壱村水月と出会った繭子は、彼の家に住み込みで働くことに。

飄々とした水月に振り回され、モノノケたちの起こす騒動に巻き込まれながら、繭子は父の失踪の真相を知り――ほっこり和風ファンタジー!

幕間のモノローグ|長岡弘樹著


その“芝居”には、裏がある。

巧妙にはりめぐらされた伏線を一行たりとも見逃すな。

『教場』の著者が贈る、驚愕の連作短編ミステリ。

顔を売りたいはずの「斬られ役」の俳優は、なぜカメラに背を向けて倒れたのか。俳優のマネージャーが「わざと」自動車事故に遭ったのはなぜか――。

演劇学校の講師であり、ベテラン俳優でもある南雲草介は、ドラマや映画の撮影現場で起こるさまざまな事件やトラブルを鮮やかに解決していく。

だが、演技に潜む「罪」を見抜く南雲にも、ある秘密が隠されていた。

役者たちの「業」を描いた著者渾身の傑作ミステリ。


1月31日発売

香子(二)紫式部物語|帚木蓬生著


構想10年! 
著者渾身の大河小説、第2弾。

藤原宣孝との子を身籠った香子(紫式部)は、悪阻に悩まされながらも、「源氏の物語」を書き継いでいく。

しかし無事に娘・賢子が生まれ、一家が喜びに湧くなか、夫・宣孝が病に倒れてしまう。悲しみに沈む香子を支えたものは、やはり物語であった。

出産、夫との別れ、そして藤原道長に求められて中宮彰子に出仕するなど、香子の波瀾の人生とともに、『源氏物語』「紅葉賀」~「朝顔」の帖を描き出した傑作長編小説<全五巻>。


以上、1月発売の新刊6作品のご紹介でした!
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