【室内で撮るときは照明を消したほうがいい?】
写真の撮り方で「室内で撮るときは照明を消そう」はよく言われることです。
照明を消すことによる利点は主に以下の3点になります。
・色温度の違う光が混ざる「ミックス光」を避けることができ、「適切な色温度」が存在する状態にすることができる
→結果として自然な見た目になりやすい
・メインとなる光がどれかわかりやすく、光の方向性や強弱が喧嘩をすることがない
→結果としてドラマチックな光になりやすい
・照明を消した場合、高確率で窓からの自然光で撮ることになるが、自然光(太陽光)は演色性が高く色が綺麗に出ることに加えて窓光は光が固くても柔らかくても人の「好ましい」光になりやすい
→ここは非常に曖昧な表現ですが、特にサイドからの窓光を気持ち悪く思う人は少ないと思うので敢えてこの言い方にしました
逆に照明を消すことによる欠点は
・窓がひとつの場合、シンプルな一灯ライティングになるためライティングに立体感や深みがないと思われる可能性がある
・光の色温度がひとつの場合、複雑性が低いのでこれも奥行きや深みがないと捉えられることがある
→「適切」が一番「良い」とは限らないのが写真の面白いところ
・背景のどこを見せるかを含めた適切な画づくりとならない場合が多い
→例えば右の画像は奥のキッチン部分が暗すぎてちょっとこわいような印象もある
・シンプルに光量が足りない場合がある
などなど。
結論としては「一度消して撮ってみて、必要だと思う部分だけライトを付けたりライティングをしたりして全体のバランスを見る」が王道だと思います。
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