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FUJIFILM X-T5 と XF27mmF2.8 R WR

暖冬と言っていいのだろうか。
温暖化の影響ならば、暖かい冬でいいね‥なんて
のほほんと構えてはいけない気がする。

そんな折、呑気にお写ん歩に精を出す。
今日の相棒は X-T5 に XF27mmF2.8 R WR 。暖冬と言えども雪がパラつく予報もあり、防塵防滴コンビの登場である。このレンズは X-E4 の為に購入したレンズなのだが、X-T5 に装着しても軽量コンパクトなのと、X-T5 のデジタルテレコンのおかげで、活躍の幅は広い。写りとしては可もなく不可もなく、普通の域からはみ出すことは無い。個人的には劣等的な写りをするレンズが好きなので、当レンズは何か物足りなさを感じる。そう思うと意外と優秀なヤツなのかもしれない。

白河市図書館に車を停め、市役所方面へ行く。昔なら白河のメインストリートだったろう国道294号線の歩道を歩く。街中で何度もクランクする道で、シャッターを下ろしたまんまの店が多く点在する。白河も郊外型店舗が増え、ここも寂れたストリートと化していた。

フィルムシミュレーションはクラシックネガ。
カラーを-2、ハイライト-1、シャドー+1、露出補正をアンダーにして雰囲気を盛る。Jpeg撮って出しの色を楽しんで頂けたら幸いだ。

デジタルテレコンも試してみた。

ノーマルの状態、フルサイズ換算約40mm
デジタルテレコン1.4倍 約56mm
デジタルテレコン2倍 約80mm

SNSにアップするくらいなら2倍でも充分な画質を得られていると思う。f値は8で統一している。

そんな事も試しながら適当に気の向くまま歩いていると、突然昭和時代にタイムスリップしたかのような、なんとも言えない古めいた家並みに遭遇した。
フィルムシミュレーションをノスタルジックネガに変えてシャッターを切る。まだ住んでいる家と、廃墟になった家とがランダムに建っていた。

何枚か撮り終え、その場を後にして、そろそろ帰ろうかと、車を停めた図書館の方へ歩いて行った。通りがけ、心に触れる情景があれば必ずシャッターを切る。他人が見たら何でもないそれも、私には恰好の被写体なのだ。

フィルムシミュレーションは、クラシックネガに戻してある。やっぱりこの色味が私は好きだ。グリーンがブルー寄りに転がっていて、それでいてアンバーな色の表現。

一発で FUJIFILM のカメラで撮ったと分かる色。もうレタッチなどしなくて、これで充分だろう。だからFUJIFILM のカメラを使うと Jpeg で撮りたくなる。レタッチしたら勿体ない色味だ。

良くない予報は当たるもので、約束したかのように雪がパラついて来た。いくら防塵防滴とはいえ、出来れば濡らしたくない。バッグにカメラを仕舞い、足早に車に戻り、家に急いだ。

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