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ディズニーにおすすめのEマウントレンズ2024年版

最近機材を整理しまして、ディズニーに持っていくならこのレンズかな、使いどころはこういうところかな、というのを考えたので、1年半ぶりに書いていこうと思います。


最近のパーク事情

そもそもショーが中止する、という概念

最近は気候がとても不安定で、高温(熱キャン)、ゲリラ豪雨などの天候不良(雨キャン)による理由でパレードが中止になるというケースが多いです。
普段から写真を趣味にしていてカメラを頻繁に使っている人はいいですが、そうではなくこのために頑張って新たにレンズを購入した、なんていう場合は中止によるショックが相当大きいと思います。

そもそもパークは疲れる

1日パークにいると当たり前ですが体力を消費します
写りが良いレンズは総じて大きくて重いものですから、お子さんがいらっしゃる方などはカメラ機材以外の持ち物も相当多く歩くだけでも相当大変です。

DPAによる待ち時間短縮

一部のパレードはDPA(ディズニー・プレミア・アクセス)と呼ばれる有料での席確保システムがあります。
以前であれば良い席を確保したければ1時間、2時間前から場所取り(地蔵)をしていましたが、DPAを使えば5分前に確保した場所に向かえばいいのです。
金額を安いと思うか高いと思うかは個人の価値観によりますが、個人的には「待たなくていい」がこんなに楽になることだと思いませんでした。ただし座席は先着順で、「必ずしもベストポジションなわけではない」を受け入れることが重要です。

なぜソニーのカメラを使ってるのか

自分は2020年発売の「α7C」というカメラを使っています。
過去様々なカメラを使ってきましたが、今のところこれが一番良いです。

フルサイズで圧倒的に小さい・軽い・安い

「α7C」はフルサイズの一眼カメラの中でも最も小さい筐体をしています。
前述の通りディズニーに行く時には荷物が多いですから、少しでも小さくて軽い方がいいですよね。
そして安い。2024/8/7時点でのAmazon価格は20万円ですが、他社メーカーのスタンダードモデルものは25~30万円程度します。高いけど安い。

必要十分な高感度耐性とオートフォーカス

「α7C」は最新モデルではありませんが、性能は非常に高くディズニー内で撮影できないシチュエーションは無いと言い切れます。
下の写真は「カリブの海賊」の1シーンですが、乗ったことある方はここがどれだけ暗くて撮影が大変な場所なのかお分かりになるかと思います。

α7Cの作例(F1.4レンズを使用)

レンズの選択肢が非常に多い

ソニーのカメラ用のレンズは、純正のソニー製だけではなくSIGMA、TAMRON、SAMYANGなど多くのサードパーティが参入しています。
それぞれ性能、大きさ、価格などが全く異なり、自分に合った最良のレンズを選ぶことができます。

おすすめのレンズ

いよいよ本題です。
選出した基準は以下の通りです。
・性能と大きさ・重さのバランスがよいこと(すべて700g未満)
・価格が高すぎないこと(10万円以上なんて論外)
繰り返しますが大きくて重くて高いレンズの方が綺麗に撮れます。でもそれはデメリットも大きいので今回は選んでいません。

レンズ① TAMRON 28-200mm F2.8-5.6 DiⅢ RXD

おすすめシーン:ほぼすべて
発売から4年経つレンズですがいまだに競合がない。レンズの先端が触れるんじゃないかくらいの近接撮影からエレクトリカルパレードの撮影まですべてをこなせます。これ買えば間違いないです。
弱点は「とは言えつけっぱなしとしてはやや長い」「望遠が200mmまでなので足らない時がある」くらいです。でもSuper35mmモードとか全画素超解像ズームとか代替の機能でいくらでもどうにもなります。

レンズ② SONY E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS

おすすめシーン:パレード、撮影可能なショー
APS-C用の望遠レンズで、35mm換算105-525mmという超望遠までを撮影できるのに625gしかありません。このレンズであればハーバーショーもキャラクターを大きく撮影できます。ただし最短撮影距離は長めなので、それ以外の用途としては使いどころが難しいです。ショー専用レンズ。
以前はSIGMAの100-400mm F5-6.3というものを使っていましたが、そちらは1300g以上ありましたので、本当に荷物が軽くなりました。

レンズ③ SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN Contemporary

おすすめシーン:フードのテーブルフォト、グリーティング、風景
F2.8通しという非常に明るい・ボケるレンズながら470gと軽くて全長も短いのが特徴。手が届く範囲の小物や家族・友達、グリーティングのキャラクターを印象的に写真に残したい場合にはレンズ①のTAMRONよりもこちらがおすすめです。
一方で望遠側が70mmと短いので、このレンズだけでパレードも思ったように撮りたいというのは厳しいです。

レンズ④ SIGMA 30mm F1.4 DC HSM + MC-11

おすすめシーン:暗いアトラクション(カリブの海賊、ホーンテッドマンション、シンドバッド・ストリーブック・ヴォヤッジ、ファンタジースプリングス全般)
キヤノンEFマウント用のArtレンズにコンバーターの組み合わせです。
ソニーEマウント用の35mm F1.4レンズを買うより価格が半分程度と安く、このレンズはAPS-C用レンズながらフルサイズで使っても若干の周辺減光のみでケラれないという謎仕様。フルサイズ30mm F1.4として使えます。
とにかく暗いアトラクションを撮影したいというマニアックな方向けです。この記事の前半で載せたような写真を撮りたいと思う方は是非チャレンジしてみてください。あと実は今回ご紹介したレンズの中で一番重いです。

レンズ⑤ SIGMA 35mm F2 DG DN Contemporary

おすすめシーン:気軽なスナップ
とにかく見た目がかっこいいレンズです。
とりあえず首からカメラを下げて歩いて、気になったものをパシャパシャと撮れたらいいなと思っている方向けで、カメラをファッションの一部として重要視している方にも満足してもらえるレンズだと思います。
それでも35mmでF2ですから、人の目で見たままの画角に近くしっかりとボケもあるので、スマホなどとは別次元の写真を撮ることができますよ。

SIGMA 35mm F2 装着例

おすすめの組み合わせ

レンズ①だけ:8~9万円

最もシンプルな選び方です。でもこれで90%は満足します。

レンズ②と③:17~8万円

一番無難なセットです。

レンズ⑤だけ:6万円

最も軽いスタイルです。家族や恋人を撮るのがメインで、パークを楽しむのに比重を置きたい方。

レンズ④だけとかで行く人は、変態です。

Yuz.

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