PHOTO GALLERY FLOW NAGOYA

2021年6月に名古屋にオープンした写真ギャラリー。 未来へと接続していく作品の展示をコンセプトに掲げ、新たな写真表現の可能性、コンテンポラリーアートとしての写真を模索し供給する。 https://www.photo260nagoya.com/

PHOTO GALLERY FLOW NAGOYA

2021年6月に名古屋にオープンした写真ギャラリー。 未来へと接続していく作品の展示をコンセプトに掲げ、新たな写真表現の可能性、コンテンポラリーアートとしての写真を模索し供給する。 https://www.photo260nagoya.com/

最近の記事

文化のグラデーション

 2024年1月6日から28日まで、名古屋市名駅の現代写真アートギャラリーPHOTO GALLERY FLOW NAGOYAにて、中西俊貴「地と記憶」が開催された。  今展示は、2022年に行われた、HOKKAIDO PHOTO FESTAでのポートフォリオレビューにてグランプリを受賞した作品である。昨年には東銀座のIG Photo galleryにて同名の展示を行っており、今回は名古屋での巡回展示となっている。また、2024年にはHOKKAIDO PHOTO FESTA本

    • 松原豊写真展「村の記憶/まえとあと」展覧会評

      松原豊写真展「村の記憶/まえとあと」展覧会評 記憶の結び目 PHOTO GALLERY FLOW NAGOYA 中澤賢  三重県津市美里町三郷のgallery0369にて、2023年12月15日から2024年1月7日まで開催されている、松原豊写真展「村の記憶/まえとあと」にトークイベントのゲストとして参加させてもらいましたので、鑑賞レビューを以下に記します。  「村の記憶」は、gallery0369オーナーである松原豊の代表作で、数年前に行われた市町村の大合併の時に、近

      • 中西敏貴写真展「地と記憶」展覧会評

        中西敏貴写真展「地と記憶」展覧会表 文化のグラデーション PHOTO GALLERY FLOW NAGOYA 中澤 賢  2024年1月6日から28日にかけて、名古屋のPHOTO GALLERY FLOW NAGOYAにて中西敏貴個展「地と記憶」が行われる。先だってIG photo galleryにて行われた展示を鑑賞してきたのでギャラリーレビューを以下に記す。  今作の「地と記憶」は2022年に行われた、HOKKAIDO PHOTO FESTAのポートフォリオレビュー

        • 大石いずみ 個展「ワンルーム、カーテンの無い窓、曇り空と昼間の橙」

          本文章は、2022年8月27日から9月11日まで、名古屋の写真ギャラリーPHOTO GALLERY FLOW NAGOYAにて開催している「ワンルーム、カーテンの無い窓、曇り空と昼間の橙」についての考察である。 大石作品の特徴は、キャンバスに写真を貼り付け、そこにペイントを施していく。それらペイントを行っていく過程において使用されるメディウムとして蜜蝋や麻縄を使用しながら制作を行っているのが特徴である。 最初に断っておくべきこととして、写真にペイントをすることによって、写

          石田省三郎写真展「TSUKIJI JONAI」

          PHOTO GALLERY FLOW NAGOYAにて2022年2月2日から20日まで石田省三郎の展示「TSUKIJI JONAI」を開催しています。 この文章は、ギャラリーディレクター個人の考察であり、作品の意味は多様にあります。ご自身でご確認して見出して頂ければと思います。 石田省三郎は、東京銀座のIGフォトギャラリーの主宰でありながら、自身でも撮影を行う作家である。 経歴も異色で、弁護士として多数の有名な難事件に関わってきた。 この展示作品は、その様な経歴の作家の見

          石田省三郎写真展「TSUKIJI JONAI」

          展示レビュー:野村美和「文明標本」 IG Photo Gallery

          ポストコロナによるパラダイムシフトを経験した我々は、もういままでの生活を維持し続ける事は出来なくなっている。 いや、続けたいと願っていてもそれはもう既に過去の出来事であるのだ。だれしも自ずと新しい生活に馴染んで行くはずである。 本来ならば、この世に残された、自立したテクノロジーがAIを利用しながら加速度的に発達し、自らの体内で様々な仕事をアウトソーシングしてきた人類の文明は終わりを告げたはずである。 今回紹介する写真展「文明標本」は、テクノロジーの繁栄したさらに先の世界。

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          POST/PHOTO 「現代フォトアートは変成する」

          この記事は2021年9月4日から26日までPHOTO GALLERY FLOW NAGOYAで開催されているPOST/PHOTO SHOW「現代フォトアートは変成する」のレビューである。 今展示は、愛知県岡崎市にあるmasayoshi suzuki galleryと名駅にあるPHOTO GALLERY FLOW NAGOYAとの連動企画として開催している。 masayoshi suzuki galleryでは、京都芸術大学で教鞭をとる多和田有希をはじめ、同校修士課程卒業の

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          HMAMATSU Edit 展示レビュー

          2021年6月26日から7月18日まで名古屋の写真ギャラリーPHOTO GALLERY FLOW NAGOYAにて開催されている写真家である若木信吾と編集者である後藤繁雄との共同企画「Hamamatsu Edit」の写真展のレビュー NEO TOKYO ZINEとしてブックも発売され、地元浜松での展示を終えての名古屋での巡回展示である。これらの写真は、若木信吾が地元である浜松に戻って撮影を行ったローカル写真であるのだが、一見すると知り合い同士の記念撮影にも見えかねないこれら

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          写真展「夜になりすます。」GALLERY Review

          2021年5月29日から6月20日にかけて、名古屋のPHOTO GALLERY FLOW NAGOYAにて、桑迫伽奈・イイダユキ写真展「夜になりすます。」が行われました。 会期は先日終了しましたが、ギャラリーの中の人からみた感想、レビューとしてnoteに記します。 PHOTO GALLERY FLOW NAGOYAはこの展示が初めて開催される写真展としてオープンしました。住所やHPは以下。 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目16-24 名駅前東海ビル2F

          写真展「夜になりすます。」GALLERY Review

          PHOTO GALLERY FLOW NAGOYA note開始

          名古屋に2021年5月29日にオープンしたPHOTO GALLERY FLOW NAGOYAです。 本日からnoteの更新もしていこうかと考えております。 名前からもわかるように、写真をメインとしたギャラリースペースで、展示だけではなく、様々なワークショップもふくめて、写真芸術をより多くの方に知見していただきたくオープンしました。ちなみにお店のロゴはカメラのファインダーを模しています。 場所は名古屋駅の桜通口より徒歩5分の場所で、柳橋中央市場の近くといえば名古屋在住者には

          PHOTO GALLERY FLOW NAGOYA note開始