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お金について3冊の本を横断して読む③

おはようございます。オカダムです。

いつも夜に投稿していますが、色々あって出来ませんでした。

まあ、予定通りです。

逆によく2ヶ月も同じ時間に投稿してきたものだと自分に感心します。今後はこうやってフレキシブルに投稿していくことになりそうです。


読む本の紹介

「節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本」(以下、「お金のキホン」)
「いま君に伝えたいお金の話」(以下、「お金の話」)
「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい 経済の話(以下、「経済の話」)

第3章の内容

(お金のキホン)
Chapter3.納める
・税金・・・生活に必要なサービスを維持するために出すお金
 個人・企業→国・地方自治体
       ・教育
       ・インフラ整備
       ・福祉・医療サービス
       ・環境福祉
       ・治安や防災
・所得、消費、財産には税金がかかる
 直接税・・・収入を得た人、贈与を受けた人、財産を取得した人などが直接支払う
 間接税・・・消費者が支払うが、納税するのは企業
・収入(課税所得)にかかるのが所得税と住民税
 所得=1年間の収入ー給与所得控除(or必要経費)
 課税所得=所得ー所得控除
 所得税=課税所得×税率ー控除額
 住民税=課税所得×所得率(10%)+均等割5,000円
※均等割は本来4,500円だが、2023年まで復興財源として500円が加算されている
・会社員は年末調整で所得控除の申請などして、お金が戻ってくる可能性もある
・確定申告・・・1年間の所得を申告して、納付すべき税額を確定する手続き
※主に個人事業主がやるが、会社員でも住宅ローンの最初の年など、必要になる機会はある
・課税所得を低くする節税方法
 ふるさと納税・・・地方自治体への寄附金のこと。金額のうち2,000円を超える部分が控除される
 iDeCo・・・個人型確定拠出年金。掛金の全額を所得控除できる

(お金の話)
3.君がお金を手にする方法
・好きなことを仕事にして稼ぐと、人生が楽しくなる
・好きな仕事でもお金の問題を軽視してはいけない
・「好き」を仕事にするには、それが人の役に立たないといけない
・まず夢中になって何か一つのことに全力になってみる
 それが人の役に立つかどうか考える
・「好き」だけで稼げない仕事は覚悟がいる
 稼いだ額に見合った生活をしっかり計画しないと、お金に縛られた生活になる
・借金には金利がつくので、借りた金額以上に返さないといけない
 生活のために借りていたら、生活は破綻する
・早くから、世の中のさまざまなことに関心を寄せてみる。いろいろな世界を覗いて、徐々に自分の好きなこと、得意なことを見つけていく

(経済の話)
第3章.「利益」と「借金」のウェディングマーチ
・「借り」には2種類ある
 人助けによる「借り」→個人的な満足感を得る(経験価値)
 ローン契約による「借り」→元金+利子を得る(交換価値)
・生産と金の流れの逆転で、利益追求が社会に浸透した
 (元々の流れ)=生産後に余剰分配
 生産→分配→債務・債権
 ①農奴が土地を耕し、作物をつくった(生産)
 ②領主がそれを年貢として納めさせた(分配)
 ③領主は必要分以外を売って金を稼いだ
  その金で支払いや金貸しをした(債務・債権)
 (産業革命)=生産前に余剰が分配され始めた
 債務・債権→分配→生産
 前提:農奴が土地を追われ、領主から土地を借り、起業家になった
 ①事業を起こすために金を借りる(債務・債権)
 ②必要なところ(経費+利子)に金を分配する(分配)
 ③事業主が生きるため、利益が出るよう働く(生産)
・借金は宗教的問題
 「リデンプション」は贖罪という意味もあるが、償還(借金を利子付きで完済)という意味もある
 カトリックでは借金は悪いものだったが、起業家たちに支援されたプロテスタントでは借金は良いものとして扱われる


「お金の話」の村上さんもカトリックも、借金は悪いものだと考えています。もちろん返せないと大変なことになるので、禁止している宗教は多いようです。しかし、経済の歴史を紐解くと、ある時期から借金を原動力として社会が回り始めたことがわかります。

利益を追求することは企業の使命だといえます。おそらく株式という仕組みも変形した借金だと言えると思うので、事業というのは産業革命以降同様の仕組みで動いているのだと感じます。個人でも働くことに対して「お金のため」と思っている場合は多いと思います。少なくとも生産してから分配するとは考えず、分配(生活費など)を想定して生産(労働)をするほうが多いと思います。そして、生産による余剰を利益として、生活を豊かにするために使います。

納税は分配と、生産で余った分での消費にかかります。国家が公共サービスを貸し付けて、生活のたびに利息だけ取っていると考えるのは考えすぎでしょうか。しかし、労働と納税は義務となっていることから、的はずれな考えではないかもしれません。

私は最近思うのですが、「あれが欲しい」「これがしたい」という気持ちは、他者から押し付けられているような気がするのです。自分の価値観を市場社会を中心に据えると、ギブアンドテイクになり、無限の欲望による発展と疲弊が生まれると考えられます。

村上さんは「好き」を仕事を選ぶ中心に据えています。自発的な行動として生産が出来れば、それは経験価値を伴う「人助け」になります。もちろんお金の関わることですので覚悟はいるでしょうが、働く理由や自己肯定感を生み出すことに繋がると思います。

改めて、今の仕事の好きなところを探してみようと思います。

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