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コミュニケーションの難しさ

久しぶりの投稿です。

みんなのフォトギャラリー?を見ていたら上の写真が出てきて「ひえ〜!」となりました。

なにか書こうと思いました。

私は発達障害があり、コミュニケーションが苦手です。相手の意図を深読みしたり逆に良かれと思って調子を合わせすぎて結果疲れてしまいます。

想定外の話とかされると本当にだめで、就職活動での面接でそれが出るとわけのわからないことをしどろもどろに答えて自爆して大ダメージを受けます。

仕事が苦手な人向け?の職業センターが実施しているジョブコーチによるアドバイスなどを受けて、少しずつ報告・連絡・相談はマシになってきているかな、という現状です。

本日は体調不良で会社を休み、内科の病院に行きました。

その際、私は受付で症状を伝えてから待合スペースで検温していたのですが、知り合いの看護師さんから「体調はどう?」と聞かれました。

あなたならどう答えますか?

①「もう既に受付でお答えしましたが?」とキレ気味で答える

②調子の言い間違いかなと思い、「なかなか忙しいです」と答える

③「体調は良くないです。仕事も忙しくて〜」と答える

④「もしかして、最近の調子のことを聞いてます?」と聞き返す

シンキングタイム終了です。

ちなみに私の場合はしどろもどろになりながらも③で答えました。

そもそも受付で答えているのにこれ以上何を答えろというのか!と思考がバグってしまいましたが、なんとか無難な答えを返せたのではないかと感じています。

さて、このままでは自分がただ病院でバグっただけの話になってしまうので、少し趣向を変えてみます。

Q.上司から指示を受けた仕事の進捗報告をメールで出し、他の仕事をしていると、会議が終わって戻ってきた上司から「あの仕事の進捗どうなっている?」と聞かれました。どう答えますか?

①「もうメールしてありますからちゃんと見てください」とキレ気味で答える

②忙しかったのかなと思い、「先程メールお送りしました。後で確認お願いします」と答える。

③「はい。結論としては順調ですが、確認したい点があります。先程メールしたのですが、もしよろしければ今からお時間ございますか?」と答える。

④「先日ご指示を受けた〇〇の件でしょうか?」と聞き返す。

シンキングタイム終了。

報告・連絡・相談を意識していたらこんな問答を作ってしまいました。

①はやっちゃいけませんね。確実に空気が悪くなります。ただ、たまーにこういう言い方しか出来ない人っています。障害者でも健常者でも。「さっき説明したよね?頭大丈夫?」とか言われてショックを受けたことがあります。できれば言われる方の気持ちを考えてほしいです。

②は少し気を回していますが、よく見ると逆に相手に気を使いすぎて上司のほしい答えではない回答になっています。上司は「どうなっている?」と聞いているので「こうなってます」で答えるのが自然です。丁寧に話している印象ですがやっているのは「どうなっている?」→「確認してください」なので①とあまり変わっていないです。

③は妥当なのではないでしょうか?「どうなっている?」に対して「結論はこうです」と答えています。更に②では見られなかった「質問がある」という自分の状況も伝えており、アサーティブな印象があります。ビジネスマナーとして「結論→詳細」というように報告するよう勉強しますが、相手が知りたいことを先に答えるのは理にかなっているように思えます。

④と③で迷われるかもしれません。上司は「あの仕事の進捗」と聞いているので、実はどの仕事のことかこの時点ではっきりしていません。ですので④のように聞き返すことは大事なことです。ただ、私もそうでしたがここで「聞き返す」ということはなかなか難しいです。「ああ、あの件か」と思い込んで①②③のように話してしまいがちだからです。私はこういう思い込みで勝手に判断してやらかすことが多いので痛感しています。また、上司に対して確認する、という行為に抵抗を感じるかもしれません。上司とまだ関係が出来ていないときは特にそういう行動は避けてしまいがちです。ですがむしろ関係を良好にするためにも聞き返す、確認するという行為は大切です。

つまり、関係が築けていたら③、築けていなかったら④ということです。一概には言えないかもしれないですが、目安としてはこういうこととして私は把握しています。

ただ、④をするのが障害者にはハードルになっていることが多いです。私自身「さっき説明したよね、頭大丈夫?」と言われたことがあるので、それがトラウマになり尻込みしてしまうことがけっこうありました。他にも、「幼稚園生でも出来るようなことがなんで出来ないの?」と言われたこともあるので、上司や先輩に「知らない」「わからない」「出来ない」と言えない状態が続いていました。更にこのことから「質問する」ことも出来なくなり、「あなたとはコミュニケーションがとれない」と言われたこともありました。

今思えば出来ないことを頑張ってやろうとしすぎていたことが一番の原因だと思います。頑張りすぎるのは自分を追い詰めることになるのでやめましょう。また、自分が出来ることは何なのかをしっかり見つめ直すことが大事です。

ジョブコーチからのアドバイスや障害者向けの訓練等により、私は「まず自分で考える」ではなく、「まず相手に聞く」という方にシフトしました。「知らない」「わからない」「出来ない」と伝えるのが怖くて自分の中で考えた結果で行動していましたが、「上司にとにかく朝一番で何かしら質問すること」を至上命題として掲げてやっていたら、最近割となんとかなってきました。

むしろ最近では、「口が悪いのはほんの一部の人だけだ」と感じるようになりました。それか「そういう言い方しか出来ない心の貧しい人たち」と考えるようになったかも。

私の偏見ですが、障害者はだいたい2つのタイプが多くて、「自信がないおとなしい人」か「被害者ヅラした加害者」に分類されます。たまに「ダメな自分を武器にしたかまってちゃん」や「自信満々で空気読めない人」とかもいます。

自分がいろいろなことが出来ないということを逆恨みして周囲に攻撃的になる人(被害者ヅラした加害者)が私は嫌いです。確かに障害者には出来ないことが多いですが、それは「一人では」出来ないというだけのことです。

私は周囲の人に協力してもらって、苦手なコミュニケーション(報告・連絡・相談)を上達させています。「わからないので教えてくれますか?」や「出来ないので手伝ってくれますか?」と話しかけることがきっと、障害者には必要なことなのかもしれないと、私は考えます。

というわけで④が大事!以上!

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