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お金について3冊の本を横断して読む⑤

こんばんは。お疲れさまです。

かなり久しぶりにnote書きます。

働き方が変わって時間がとれなくなってきました。今後は週1回更新できたら良いかな、と思っています。

3冊横断して本を読むのも後少しで終わりそうです。これが終わったら小説の続きを書きたいと思います。

読む本の紹介

「節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本」(以下、「お金のキホン」)
「いま君に伝えたいお金の話」(以下、「お金の話」)
「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい 経済の話(以下、「経済の話」)

第5章の内容

(お金のキホン)
Chapter5.使う
◯お金の使い方は2種類
 ・生活に必要な支出
 ・楽しみのための支出
→本当に生活に必要か考え直す。また、本当に楽しめたか考えてみる。
◯支払い方法
 ・前払い=事前にチャージしておくもの(Suica、商品券等)
 ・同時払い=購入と同時にお金が減る(現金、デビットカード等)
 ・後払い=後日、まとめて請求がくる(クレジットカード、口座引き落とし等)
◯クレジットカードのメリット・デメリット
(メリット)
 ・多額の現金を持たなくてよい
 ・手元に現金がなくても買える
 ・ポイントが貯まる
(デメリット)
 ・一括払い以外だと手数料がつく(2回払いより回数多いと)
 ・簡単に使えるため使いすぎる
 ・いくら使ったか把握しづらい
◯お金がないけど、どうしても必要なとき
 ・なるべく金利の低いローンを利用
 ・使う目的が決まっているローンは金利が低い(住宅ローンが一番金利が低い)
 ・何に使ってもいいローンは金利が高い(カードローンは金利が高い)
◯支出イベント
 ・結婚→婚約から新婚旅行:平均463万円、新生活開始のための資金:平均72万円
 ・出産→正常分娩:約50.6万円
 ・養育費・教育費→合計:2000万〜3000万円
 ※小学生時代が支出が比較的低いので貯め時
 ・離婚・別居→100万〜350万円(財産分与や年金分割、慰謝料、養育費等の問題もある)
◯家の購入・賃貸
 ・住宅に求めることによって選択肢を絞る
 ・買うか借りるかは総支出額でいうとあまり差がない
 ・戸建て・・・建て替えのときラク(マンションだと他の住人の了解がいる)
 ・マンション・・・画一的なため売却しやすい(戸建ては個性が強いため売りにくい)

(お金の話)
5.稼いだお金を貯めて増やす
◯お金の貯め方
 ・「貯める」・・・目的を持ってお金を貯めること
 ・「貯め込む」・・・目的なくお金を貯めること(経済が回らない)
 ・収入の2割を貯金する(生活費7割:貯金2割:趣味のお金1割)
 ・銀行に預けるだけでは弱い
  →銀行の金利は低いため、物価の変動によって価値が目減りする場合がある
◯増やす方法
 ・増やすためには「投資」をする
 ・投資にはリターンとリスクがある
 ・リターン・・・将来的に価値が上がる。今払うより多くのお金が返ってくること
 ・リスク・・・お金が減ってしまう危険性のこと
 ・リターンの低いものはリスクも低い。リターンの高いものはリスクも高い
 ・どのくらい増やしたいのか、そのためにどのくらいリスクを取れるのか、よく考えること
◯投資をする際に大切にしていること
 ・自分の頭で考えること
 ・物事を数字で捉えること
 ・「期待値」という考え方を身につけること
◯期待値について
 ・勝つ可能性が少ない中で、もし勝てたらどのくらい得るものがあるかの目安(基準は1)
 ・100円で買える株が3倍になる可能性が10%、0.5倍になる可能性が90%だと、期待値は0.75で儲かる確率は低い
 ・100円で買える株が10倍になる可能性が10%、0.5倍になる可能性が90%だと、期待値は1.45で儲かる確率は高い
 ・「◯倍になる可能性」は自分で考える必要がある(数字で捉えることも必要)

(経済の話)
第5章.世にも奇妙な「労働力」と「マネー」の世界
◯就職できない理由
 ・要求する条件を低くすれば就職できる、は間違い
 ・事業主が欲しているのは成果物(目的)であって、労働力(手段)ではない
◯事業主が雇うために比較する2つの交換価値
 ・労働者が貢献することで生まれる売上という交換価値
 ・労働者を雇うことで発生する諸費用という交換価値
◯先行きへの楽観と悲観
 ・労働者が商品を生産したとして、「売れるかどうか」
 ・「売れると思う」(楽観)→雇われる
 ・「売れないと思う」(悲観)→雇われない
 →市場全体が楽観的か悲観的かで、その憶測は現実となる
◯「労働市場」と「マネーマーケット」の悪魔
 ・不景気の最中の賃金の引き下げ→雇用は回復?実際は更に雇われなくなる
 ・不景気の最中の金利の引き下げ→お金を借りる?実際は借りなくなる
 →「こんなことをしないといけないほど、不景気なんだ」
  「不景気なら売上が落ちるから雇えないし借り入れも返せるか不安」
 →市場全体がこう考えることで、更に不景気になる(予言の自己成就)


今回はまず「お金のキホン」にお金の使い方について書かれていました。節約する意味で良い使い方をしようという内容でした。ライフイベントのためにもお金は貯めていかないといけません。

お金を貯める、増やすということについて「お金の話」では書いてありました。その際に大事なのは、自分で物事を数字に捉え直すこと。これは一朝一夕では手に入ることはなさそうなスキルです。世の中の流れも読めるようにならないと難しいでしょう。

そういう意味では「経済の話」に出てきた仕組みは役立ちそうです。前回もそうでしたが、経済は人の心理が深く関わっていることが面白いです。

社会には良い制度があり、それを知る機会がある。そして、世の中の人たちがもっと楽観的になれば世の中はもっと良くなるのだと、3冊の本を読んで思いました。

別の本ですが、人間には「ネガティブ本能」というものがあるそうです。世の中が良くなっていると言っても、なかなか信じてもらえない。そういう意味では、まず自分自身がネガティブにならず、自分の経済状況は良くなると考えることからお金との付き合い方は考え始めたほうが良いのかもしれません。

今の状況では想像するのが難しい場合もありますが、今後自分はもっと豊かになると考えることが、社会を豊かにするのだと思いました。

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