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三井ハイテック、2~4月利益は3倍

半導体材料やモーター用部品を製造する
三井ハイテック<6966>の
2023年1月期
第1四半期(22年2~4月)業績は
売上高:前年比38%増の428億円
経常利益:同3.0倍の81億6千万円
と高い伸びとなっています


【半導体向け大幅拡大続く】
電子部品事業が
売上高:前年比43%増(181億円)
営業利益:同3.3倍(35億9千万円)
(営業利益は本社費用など調整前)
と大幅に拡大しました

旺盛な半導体需要を受け
リードフレーム(※1)が好調です
半導体は
車載向けをはじめとして幅広い用途で需要が拡大しています
(※1)ICチップとプリント基板を接続する金属部品


電機部品事業は
売上高:前年比36%増(235億円)
営業利益:同14%増(26億2千万円)
となりました

ハイブリッド車(HV)/電気自動車(EV)の
駆動/発電用モーターに使用される
モーターコア(※2)の拡大が続いています
設備投資実施に伴う減価償却増加により
利益の伸びは小さいですが
今後は償却の減少により
利益は再び拡大傾向となるとみています
(※2)モーターを動かすための磁力を効率的に流す
薄く加工された鉄を積み重ねた部品


【通期予想は31%増益】
会社側は
通期業績予想について
売上高:前年比31%増の1820億円
経常利益:同31%増の205億円
と予想していますが
(会社側は通期予想のみ開示)

第2~4四半期(22年5月~22年1月)の
9カ月間の業績が
売上高:前年比28%増の1392億円
経常利益:同5%減の123億円
と減益でも、会社予想を達成できます

半導体需要は拡大が続く見通しであるため
リードフレームの売上は順調な状況が続きそうです
自動車のHV/EVの生産比率は
今後、更に高まると予想されることから
モーターコアの生産も好調が続くと予想されます

通期業績は会社予想に対し上振れ余地がある
と考えています


(注)これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
御客様御自身の判断にて御願い致します

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