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浜松ホトニクス、順調

様々な用途向けに光センサー・半導体などの
光関連製品を開発・製造する
浜松ホトニクス<6965>の
2022年9月期
通期業績は
売上高:前年比24%増の2088億円
経常利益:同70%増の589億円
となりました


【7~9月は47%増益】
第4四半期(7~9月)の3カ月間でみても
売上高:前年比21%増の570億円
経常利益:同47%増の163億円
と好調を持続しています


電子管事業は
売上高:前年比23%増の220億円
営業利益:同37%増の89億7千万円
(営業利益は本社費用など調整前)
となりました

光電子増倍管
(微弱な光を検出するセンサー)が
フローサイトメータ(細胞分析装置)など検体検査装置向けや
ウエハ欠陥検査用の光源向けに
売上が伸長しています
半導体ウエハのレーザー切断装置も好調です
また
非破壊検査用のX線源が
車載バッテリーや電子回路基板の検査向けに伸長しています


光半導体事業は
売上高:前年比17%増の251億円
営業利益:同36%増の87億8千万円
となりました

X線CTスキャン装置向けのシリコンフォトダイオード(光を検出する半導体素子)や
PET診断用MPPC(微弱光を検出する半導体素子)の
需要が堅調です
半導体製造・検査装置向けのイメージセンサーも好調です


画像計測機器は
売上高:前年比28%増の84億2千万円
営業利益:同50%増の30億7千万円
となりました

分子、細胞を撮影するデジタルカメラが
生命科学、バイオ分野に加え
天文など物理分野やDNA検査向けに
伸長しました

病理デジタルスキャナや
発光・発熱を検出し故障の部位を特定する
半導体故障解析装置も
好調に推移しました


【予想控えめ】
会社側は
23年9月期業績については
売上高:前年比13%増の2362億円
経常利益:同1%増の592億円
と予想していますが

医療用が堅調な需要が続く見通しで
EV(電気自動車)電池のバッテリー向けは更に拡大する可能性があるため
会社予想を上回る利益が期待されます


また
会社側は
23年9月期における
一株当たり配当額について
上期末(23年3月末):38円
(22年9月期上期末=22年3月末実績:32円)
期末:38円(22年9月期末:40円)
年間:76円(22年9月期年間:72円)
と予想しています


(注)これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
御客様御自身の判断にて御願い致します

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