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大富豪とソルマリ新年会

初夢はカレーが繁殖しすぎて飲み込まれていくというものだった。この世自体が夢みたいなものだ。

せっかく毎日インド料理漬けの生活をしているので、可能な限り東京マサラ部室での暮らしを描き、記録に残しておくことにする。カレーを中心に起きた出来事や考えたことをカレー哲学の視点で記していく。毎回1000〜1500字くらい。

大富豪とソルマリ

愛すべきなますてクッキングからまた連絡が来た。彼は本当に暇らしく、新年会として一緒に新大久保のソルマリに行った。大晦日も一緒に過ごしたのでこれで3日連続で会っていることになる。一年の計は元旦にありというから、今年はナマステな一年になりそうだ。

ソルマリは元旦特別営業のためネパール人客で混み合っており特別メニューしかなかった。ネパール人の店員さんも全体的に急いた動きをしている。東京にいるのにカトマンドゥにいるようなトリップ感も料理の味付けの一つだ。

僕たちはカジャセットでネパールのビールを飲み、モモを食べた。ネパール料理屋は営業時間も長いしダラダラと食べていても急かされない感じが好きだ。

カジャはネパールで白飯のつく食事以外の全ての食べ物を指す幅の広い概念だ。ネパールの人は毎日朝晩の2回は白飯を中心にダルバート(カナ)を食べ、それ以外はおやつとして3回ほどカジャと呼ばれる軽食を食べるらしい。食べすぎじゃね?

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