見出し画像

新大久保に新たにオープンした総合マサラ施設「マサランド」のプレオープンイベントにお邪魔したよ

日本の中にインドを作る。そんなことを思っていたのは僕だけかと思っていました。いまは、「してやられた!」という気分です。


日本初の"総合マサラ施設"としてすべてのカレー好きの夢を叶えることをコンセプトにした「マサランド」という施設が新大久保のどこかにオープンするらしい、という本当か嘘かわからない噂がここ最近、カレーの仲間内で囁かれていました。

しかし場所も非公開、招待された人しかいけない完全会員制らしい。新大久保を定期的にパトロールしていましたが、結局いつも見つけることはできずネパール料理店のダルバートに落ち着いてしまうのでした。

どうやったら行けるんだと途方にくれていたところ、このたび知り合いのツテで運良く招待していただくことができました。

"カレー好きの夢をなんでも叶える"総合マサラ施設が新大久保に誕生しました。

全7フロアーの各階に、スパイスオタクの夢と妄想がギチギチに詰まっている。インド好きの誰もが妄想していたことを、ついにやってしまったのだな…。

期待に胸を膨らませて新大久保へ急ぎました。

"ここはまるで新大久保に開かれた楽園。"


天国も地獄も人が作り出したもの。それはあの世ではなく、この世にこそあるのだ。誰がそんなことを言っていたのかは忘れたが、ここに入ったらもう一生出てこれないな。

ビル自体はコンパクトなものだったが、中に入ると各フロアーの中身は外から想像できないほどのマサラ&カオスだった。ここで私が目撃・体験したことをいまからお伝えしようと思う。

 

2F MasaLIFE マサライフ

異国に行ったときなんだかんだ楽しいと思うのはスーパーマーケットである。レストランなんかは場所にもよるがローカルの人にとっても非日常のものであり、そこに人々の暮らしは見えてこないことが多い。

普通に観光しているだけで見えてこないような家庭の中や、暮らしが透けて見えるものに触れると興奮する。旅をしたいのに、よそ行きの旅をしたくないという感覚がある。

なので、何でも揃っているというこのスーパーが何を取り扱っているのか気になっていて真っ先に2階に向かった。

すると、牛。

スタッフに聞いてみると、プレオープンイベントのために試験的に牛を放し飼いにしているのだという。
そんなところまでインドを徹底しなくてもいいのに…。
インドでも小さな商店などでは牛が突撃してくることはあるが、きれいなスーパーの店内などではあまり見たことがない。

当然インド食器やスパイスもある。日本では手に入らないカシミールチリやカルパシなど貴重なスパイスも大量に販売中だった。

4F MasaLibrary マサライブラリー

マサライブラリーでは写真を撮ることはできなかったが、インド料理好き憧れのあの本もこの本もある。"国内ナンバルワン"は伊達じゃないですね。

この本、読んでみたかったんですよね!!!

図書館ではあるがまだビジター貸し出しはしていなかったので今度改めて来ようと思う。

本を冷やかしていたらお腹が空いてきたのでマサラボへ。

3F MasaLabo マサラボ

3Fは料理研究スペースとなっている。
兼ねてから疑問に思っていたピザ窯とタンドール窯との焼き比べをしてみた。炭熾し専門のスタッフがいて、いつでも窯が使える状態に保たれている。その予熱でサウナやスパのお湯も温められているようだ。

ピザ窯でナンを、タンドール窯でピザを焼いてみた。

ピザは中に貼り付けた瞬間に具が落ちてしまったが、焼き加減は最高だった。
ナンの方は、逆にピザ窯だとあまりうまく仕上がらない様子。
タンドール窯のほうが予熱には時間がかかるが熱は入りやすいのかな。

焼きもの遊びに熱中しすぎたためカラダ中に煤が付いてしまったのでスパ・マサラクーアへ行った。

6F Spa MasaLaQua スパ・マサラクーア

なんだマサラドン温泉ってw

パンフのイメージ画像がこんな感じだったので油断していたが、入ってみたら内部には完全にガンジス河が再現されていた

ヘドロのように見えるが、キッチンやマサラボで余った賞味期限切れのスパイスを再利用しているスパイス湯らしい。

これがビルの中だとは…。ちなみに背景は描き絵ですよ

サウナではカルダモンロウリュを行っており、カルダモンのさやを煮出したお湯でロウリュが浴びられた。ふりかかる熱気と高貴な香り。
カルダモンをまとった俺はロイヤル。


…こんな感じであっという間に時間が過ぎた。
マサランドでは1日中インド気分を楽しむことができる。

日本に帰りたくないよ。そうか、7Fのマサラグジュアリースペースには居住区もあるし、いっそ住んでしまうのもありだな…。







すみません、マサランドは”今はまだ”嘘です。

東京マサラ部室主導のエイプリルドリーム企画として、実現したい妄想を語らせていただきました。紛らわしいことをして申し訳ありません。

東京マサラ部室は2022年夏に新大久保周辺への移転を考えており、新天地でやりたいことを全部詰め込んだ妄想の青写真として理想を描いてみました。


といっても全てが嘘というわけではありません。
妄想は現実化する。マサランドは、ありまぁす!!!

2年前のエイプリルフールの妄想が現実化して出来上がってしまった東京マサラ部室は、「日本にインドを作る」ことを目指しながら実際にインド料理好き・カレー好きが暮らしています。

放し飼いの牛はいないしトゥクトゥクカーレースはできないものの、スパイス実験やインド料理研究を日々行っており、マサラ関連書籍を集めた本棚もあります。マサラグジュアリールームも…(和室ですが)。

つまり、小規模ながらマサランドは既にありまぁす!!あとは新大久保に移転するだけ!

新大久保に本当にマサランドを作りましょう!

ご協力くださる方はご連絡、もしくは寄付金をください。


連絡先:
カレー哲学:philosophycurry@gmail.com
https://twitter.com/philosophycurry



スペシャルサンクスtoコバタロカレー

クオリティの高いマサランドのフライヤーを作ってくれたのはコバタロカレー彼のカレーはマジでうまいです。物理的に震える。

3/29の夜に思いつきでこのレベルのお願いをしたところ…。

瞬時にこのラフが上がってきて…。


20時間後にはこれができていました。

コバンニが一晩でやってくれました状態。


彼は音楽も絵も写真もカレーもなんでもできるスーパークリエイターです。
YouTubeもおすすめ。


企画会議の様子


追記

気づいたらテーマソングができていて笑いました。
まじで作りましょう!マサランド!!






この記事が参加している募集

いただいたサポートは全てカレーの材料費と東京マサラ部の運営資金となります。スキやSNSでのシェアもお願いします。 インド料理やカレーの本を出したいです。企画案がたくさんあるので、出版関係の方、ぜひご連絡ください。