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Stargazerを2年越しに見る

書いていてどんどん調子が出てきたので、お次はこの曲が誕生した経緯を解説します。

Logic Pro(作曲ソフト)で音源を探していたらこの焚き火の音を見つけたので、なんかいい感じだなと思って適当に鍵盤を弾いていたらコードやメロディが完成し、あとはこれもまた適当にLogicをあれこれ触っていたらいつのまにかこの曲になっていました。

これはまた別の曲解説のところで書こうと思っているのですが、変に「すごい曲をつくってやろう」と意気込むよりも、この曲のように「なんか適当にやっていたらできた」作品の方が、総じて何も苦労することなく完成することができている気がします。

完成できていると書きましたが、僕は自分の曲の質が高いとは思っていません。なので日々新しいことを学んで作品に反映していきたいし、命尽きるその時までクオリティを向上させ続けたいと願っています。

動画は全てCanvaにあった素材をあれこれ加工して作りました。当時(今もずっと好きだけど)ドット絵やそんな感じの雰囲気のゲームにハマっていたので、なんかそれっぽい雰囲気に近づけることができたら良いなと思ってこうなりました。このStargazerのドットはただ「ドットフィルター」を適用して数字をちょっといじっただけですが。

もう2年前にもなるこのStargazer。あの頃の純粋な気持ちは今の僕にはありません。歳を重ねるとともに世界の汚いところを知り過ぎてしまった。そしてまた生きていく中でどんどん汚いところを目にするのだと思います。

でも、だからといって蓋をして見ないようにするのではなく、少しでもこの社会を良くすることができればと思って、音楽制作と執筆を続けています。
綺麗事に聞こえるかもしれませんが、僕は本気で言っています。

人にはそれぞれできることとできないことがあります。僕だってできるものなら政治家になって日本を世界No.1の経済大国にしたいとか、少子高齢化問題を解決したいとかは日々思っています。でも、政治家になる能力や体力は僕にはない。

そして何も社会を変えるというのはそんな大きなことでなくてもできます。その一つが芸術だと考えています。僕には不登校でひきこもりだった過去があるのですが、その時はゲームが居場所で、心の支えになってくれました。
特にNew 3DS LLの小さくて荒い画面で遊んだ「ゼノブレイド」には当時大きな衝撃と感動を受け、狭い部屋でひとり感慨に浸っていたものです。

なぜいま自分がここにいて曲を作っているのか、文章を書いているのかはわかりません。もちろん全ては自分で選択してきたものの積み重ねでこうして存在しています。しかし、最初から音楽を作るのが好きだとか文章を書くのが好きだとか知っていたわけでもなく、ある時出会って、気がついたら続けていたというだけです。

はい。前回のハーバリウムに続いてまたしても作品ではなく社会について語る内容となりました。

しかし音楽でも文章でも、僕の創作の原動力は日々生きている中で感じる疑問や憤り、やりきれない感情から発生しているので、きっと何をするにしても今後ずっとこういう形なのだなと思っています。

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