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Zoom授業に際して、オススメしたいこと(COVID-19対策)

はじめに

 緊急事態宣言以降、Zoomで授業をする塾も多いと思います。私もいくつかZoomで授業を行なってみました。そこで、「授業を受ける側」としてオススメしたいことを書いておきます。私は中学受験専門なので、中学受験生向けに書いていきますが、高校・大学受験塾、そして小中高大学の遠隔授業にも生かせるのではないかと思います。

オススメ① ホワイトボードかスケッチブック、太いペンを用意しましょう。

 画面に文字や絵を示すと、先生への質問が通りやすいですし、先生からの問いかけにも答えやすくなります。ホワイトボードが書き換えやすいのでオススメです。100円ショップのB5サイズでOKです。ブギーボードみたいなものもいいでしょう。

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オススメ② スマホ、タブレットよりパソコンが明らかに有利。

 スマホ、タブレットでもZoomを使うことができますが、PC版は次のような利点があります。
・他の参加者の様子が一望できる
・チャットがしやすい
・各種機能へのアクセスが簡単(バーチャル背景、挙手、ホワイトボードなど)
 まったくといっていいほど学びの効率が変わります。
 私の家にはiOS環境がないので、iPhone、iPadについてはわかりません。ただ正直、現状ではAndroidのスマホやタブレットは使うべきでないと思います。
 中学に入学すると、パソコンやタブレットの購入を指示されることがあるため、現在購入するのは待った方がよいと思います。購入するなら、軽くて持ち運びしやすいもの(1kgを切るもの)がよいでしょう。もちろんカメラがついているものを選ぶ必要があります。

 例えばLG Electronicsの「LG Gram」。重さは1kgを切り、電池の持ちも非常によいです。私も2年ほど使っていますが、ほぼ不満がありません。

 あと、ヘッドセットを使っている人もいましたが、現在のカメラ付きのノートパソコンは性能がよく、ヘッドセットなしでも十分にやりとりできます(デスクトップのみの人はヘッドセットとWebカメラを買う必要があります)。

オススメ③ リハーサルをしておくことを薦めます。

 設定を確認しながらアクセスすると、話し声が結構邪魔になります。お子さんとのやりとりは、参加者全員に丸聞こえになってしまいます(ケンカの声なども!)。そのため、あらかじめ設定を済ませ、お子さんがセッション名とパスワードを入れるだけでアクセスできるようにしておく必要があります。方法は次の通りです。

(1) 複数のパソコン、スマホを用意して、それぞれにZoomを入れる。
(2) 親と子どもでZoomのアカウント登録
(3) どれかのマシンをホストにしてミーティングを開催(親の方が良さそう)
(4) 音が出るか、画面が左右反転していないかをチェック(反転している場合は、ビデオ設定→ビデオのミラーリングのチェックをオフ)。映っている画面では反転していても、他の人からは正常に見える(逆もあり)ことがあるので、チェックをオススメします。

ビデオの設定

オススメ④ バーチャル背景を適用することを強く薦めます。

 Zoomに映り込む部屋の風景も個人情報です。先生を含め、見ず知らずの他者に個人情報を示すべきではありません。そこで、バーチャル背景を使うことを強く推奨します。現状、Androidでは設定できないようなので、その面でもパソコンを使うべきでしょう。

 バーチャル背景は、あちこちで自由に使ってよいものが示されていますので、好きなものを入れるとよいでしょう。個性を示すのに有効です。自分で撮った写真を使ってもよいでしょう。ただ、時と場合はわきまえましょう!

 バーチャル背景を使う時は、手持ちのホワイトボードに注意する必要があります。背景になる風景が白い場合、ホワイトボードが背景と判断されて消えることがあります。その場合は顔とホワイトボードを近づけると見えるようになります。

 自由に使えるバーチャル背景については、こちらこちらをご覧ください。

おわりに Zoom遠隔授業のススメ

 何度か授業をやってみて改めて実感したのですが、学びは双方向性が決定的に重要です。塾側がZoom授業を提供している場合は、ちょっと気後れしてしまうかもしれませんが、積極的に使うべきです。提供しない場合は…正直、転塾を考えてもよいかと思います。双方向のやりとりは、一方向的な授業配信とは、まったく学びの質が違います。

 Zoomの設定などで、ある程度親が面倒をみる必要はあります。ですが子どもの学びを考えるなら、手間を惜しむべきではありません。

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