見出し画像

Payrollに聞いた「税」の話

こんにちは!PhiLifeです💪

本日はPayrollに聞いた「税」についてお話したいと思います。
Payrollとは、給与支払い関連部署で、私たちの給与計算をし、振込手続きをしてくれています。
基本的に会社勤めをされている方々は、毎月健康保険や所得税等が引かれた状態で給与が振り込まれていると思います。事前に天引きされたうえで、自分の手元に届くため、どのように計算されて、どのくらい引かれているのかをあまり気にしていない方も多いのではないでしょうか。

国内外問わず税金に興味がある方、フィリピン勤務を検討している方等、ぜひ最後までお楽しみください♪

それでは行きましょう!


給与明細を比較して感じた違和感

私は正直フィリピンの所得税がどのくらいなのか、あまり知りませんでした。ただ、日本のように累進課税で、外国人には約35%の所得税が課されるという話を耳にしたことがあり、なんとなくそのくらいなのかなあと思っていました。

フィリピンでは基本的に月2回に分けて給与の支払いが行われます。私の会社では15日と月末です。
とある月の給与明細を確認した際、
「想像していたよりも所得税が低い…」
なんとなく35%くらい引かれると想像していたため、あまりの所得税率の低さに、嬉しいながらも驚きました。

しかし、その翌月…
「ん?所得税率めちゃくちゃ上がってる??」
まさかの所得税率が上がっていました笑
累進課税ということで、給与支払い額が上がったことに伴い、税率も上がったのであれば納得ですが、前月の給与支払い額よりも少なかったにも関わらず、所得税率が上がっているという…

不思議に思ったのと、いい機会でもあったので、これを機にPayroll担当部署にどのように所得税を算出しているのか問い合わせることにしました!(^^)!
すると、そこにはボーナスの年間非課税額が関係しているという…

ボーナス年間非課税額

Payroll担当部署に問い合わせたところ、年間のボーナスに対する非課税上限額が90,000ペソ(約225,000円)らしいのです!
「ボーナス90,000ペソ(約225,000円)って少なくない…?」
とお感じの方もいらっしゃるかもしれませんが、フィリピンでは日本のように夏と冬のボーナスというものがありませんので…

私の場合、該当する月に2回ボーナスの支払いを受けていました。
1回目のボーナスの支払いで、すでに非課税上限額の90,000ペソ(約225,000円)を超過してしまったため、超過した分に課税されました。
2回目のボーナスの支払いでは、すでに前月に年間の非課税上限額を超えているため、満額に課税されていました。
これが前月よりも給与支払額が少なかったにも関わらず、所得税が高かった要因でした…

それではいよいよ、皆さんが気になっているどのようにして所得税が計算されているのかをお話していきたいと思います♪

所得税の計算方法

それでは早速、所得税の計算方法についてお話したいと思います。これから説明する計算方法はあくまで私の場合ですので、VISAや雇用形態等により異なる場合もあります。予めご了承ください。

税率早見表(給与支払い1回あたり)

1.社会保障費(SSSやPhilhealth等)を控除
2.控除後の金額が”給与”のどこにあたるか確認
3.所得税=”定額”+超過額*n%

簡単ではありますが、所得税の計算方法は上記となります。
ただ、これだけ説明されてもよく分からないと思いますので、例を交えてお話していきたいと思います!

例:控除後の給与額が20,000ペソ(約50,000円)の場合
所得税=1,250+(20,000-16,667)*25%
   =2,083.25ペソ(約5,208.12円)

単純に控除後の20,000ペソ(約50,000円)に対する所得税率で考えた場合、10.41%となります。
こう考えると、フィリピン渡航当初に想定していたほどの高所得税率ではなく、ホッとしています笑

まとめ

いかがでしたでしょうか。
本日はPayrollに聞いた「税」についてお話してきました。
フィリピンに限らず、海外勤務を考えている方々にとっては、現地でどのくらいの税率が課され、結局いくら手元に残るのかが気になるところだと思います。
会社勤めの場合、所得税の計算方法を理解したからと言って、何か節税に役立つかと言われれば、大幅な節税に直結するとは言い難いのが現状だと思います。ただ、仕組みを理解していることは非常に大切だと個人的には感じており、それが将来新しいステージに挑戦するときにも役立つ可能性があると感じています♪

今回はあくまで私のケースを紹介するに留まりましたが、体系的にまとめることができれば、また皆さんにご紹介したいと思います!(^^)!

※本記事作成時点でのレート換算

ではでは、次回の記事でまたお会いしましょう!

それではまた!Salamat!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?