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【アイマスライブ感想】5ブランドグレフェッサーによる2023年アイマスライブ記(下半期①)※グレフェス要素はありません。

こんにちは。フィリアと申します。シャニマス中心に活動しておりますが、5ブランドのアイマスライブ現地に足を運んでおります。
今年はアイマスライブ(本記事では、キャストが舞台に立つライブに限ります。)に現地又は配信にて全公演参加させていただきましたので、その感想を各公演手短かにまとめて記したいと思います。
本記事は下半期編①です(分量の関係で2つに分けています。②はこちら)。
※本記事は、ネガティブな評価を一部含みます。思い出を汚されたくないという方はブラバ推奨です。
※上半期編は以下の記事からどうぞ。


283PRODUCTION SOLO PERFORMANCE LIVE「我儘なまま」

開催日:7月22日(土)、23日(日)
会場:武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ
参加方法:Day1配信 Day2現地

我儘Day1はめぐるの誕生日でした!!

「SOLO PERFORMANCE LIVE」と銘打って開催されたシャニマスのライブで、いつものシャニマスのライブとはガラッと印象を変えてきました。
個人的にはこの我儘なままで初めてエンカや名刺交換をさせていただきました。その節は皆様ありがとうございました。
ライブ前日にシャドウバンくらったのほんとにイーロン君さあ…。
さて、ライブについての感想ですが、アイマスライブの歴史をとおしても本当に新しい試みの多いライブでした。
・全編通して演劇と歌唱を織り交ぜてのステージ
・全キャストヘッドセット
・回転式のステージ
・座長、メインキャスト制

など、これまでのアイマスでは考えられないようなステージの数々だったと思います。

座長とメインキャストを務めた櫻木真乃、市川雛菜、三峰結華、有栖川夏葉の4人は、3rd東京DAY2でソロ曲が無観客披露となってしまっていたメンバーで、その経緯があったからこそ、今回この4人をメインに抜擢することができたと思うと、シャニマスライブの物語がつながっているようで感慨深いと同時に、その4人のキャストさんにその時の分までという大役を任せてくれた制作陣の心意気に感謝したいと思いました。

DAY1は少し尺の関係上演劇パートの展開があっさり目には感じましたが、それでもシーズと希水さんのソロ初披露や、バースデーで生徒会長な八宮めぐる、そしてなんといっても「VOY@GER」のオリメン披露など、注目ポイントはいくつも挙がると思います。

ライブの形式もなんとなくわかり、現地参戦でもあったDAY2は、特に様々な曲たちを深く味わうことができましたので、ここで細かめに感想を記載させていただきます。
・SOS(黛冬優子)
冬優子のワールドが本当にすごかった。センターステージだったことで360度冬優子の愛らしさを振り撒くようなパフォーマンスでした。最後のリップ音が天才すぎるのでちゃんとBDにのせておいてください。
・アポイント・シグナル(月岡恋鐘)
上から見てたらその日名刺交換したFF(鳩屋さん)が撃ち抜かれて〇んでました。
・Killer×Mission
芝崎さんと礒部さんの距離に注目されがちですが、私は冬優子と美琴の「背中合わせの刺激とシルエット」を推したいです。「赤の中の緑」の冬優子「緑の中の赤」である冬優子はまさに背中合わせ。交わったことはないですが、きっとそのストイックな姿勢に互いに刺激を受けているはずです。
・あおぞらサイダー(市川雛菜)
トラブルを乗り越えてやり切ったステージでした。「ごめんね?」が忘れられません。
・過純性ブリーチ(西城樹里)
個人的には声出しで化けた曲ナンバーワンでした。サビのコールで爽快感が3倍増しでした。
・ハナマルバッジ(小宮果穂)
DAY2では、「一緒に歌ってください!」とのオーダーがあり、前奏からずっと一体感がすごかったです。
・HAREBARE!!(八宮めぐる)
360度に輝きを放つめぐる。まさに太陽のようなステージでした。ハレバレフレフレガンバレのところの振り合わせも好き。
・プラスチック・アンブレラ(三峰結華)
2日間で最も表情が異なるステージで、ここまで変化を付けられるのかと唸りました。この日のメインキャストを務めた結華の、劇中の心情を乗せた、切実なプラスチック・アンブレラでした。この曲はもう、希水さんと結華のものです。
・神様は死んだ、って(斑鳩ルカ)
川口さんのあの小さな体が大きく見えるほどのエネルギーに満ちたステージでした。煽りも素晴らしかったです。
・スローモーション(風野灯織)
今までで一番のスローモーションでした。何より近藤さんの、灯織の顔が晴れやかだったのがうれしかったです。
・Going my way(和泉愛依)
この曲です。これが和泉愛依です。あなたが一番かっこいいアイドルだと、まだ、もっとやれると、曲中もずっとずっと応援せずにはいられませんでした。「V.S.」のあの涙がフラッシュバックして、絞り出すかのような愛依ちゃんの歌唱に涙が出ました。配信に乗ってたのは別の方の声ですが、私も曲が終わった時に「愛依ーーーーーー!!!!」と叫びました…。
・星をめざして(芹沢あさひ)
今年のアイマスライブで最も天才的な曲の入り方を見せた曲で間違いないでしょう。前日田中さんがソロ歌唱がかなわなかったことも相まって、ギターの音からイントロが鳴った瞬間ほんとに膝の力が抜けました。
・わたしの主人公はわたしだから!(福丸小糸)
小糸が実質的なソロトリを務めました。今年は「ノクチルが強くなった年」だと思っていますが、その象徴的な出来事の一つだと思います。コール本の配布もあり、DAY2は特にコールの盛り上がりがすごかった印象です。
・シャイノグラフィ
このDAY2の演劇パートは、すべてここから逆算されていました。「羽でも生えてた?」という結華の問いかけから、シャイノの構えをとる2人。あの瞬間のざわめき、イントロが鳴った瞬間の感動、すべてが最高でした。
「ねえ 最初の色 憶えている?出会った空の色」
夏峰は伝説になりました。
・Damascus Cocktail(有栖川夏葉)
2日間の大トリを、夏葉に任せたという采配に拍手をしたいです。順当に真乃にするという選択肢はあったはずです。そこを、4人の中でも年長な夏葉に任せたこと、そして強い意志を歌ったこの曲に委ねたこと、本当に素晴らしいと思います。Damascusがまさか泣き曲になるとは思ってませんでした。

総じて、「我儘」は、個人的に今年のシャニマスのベストライブだと思います。ライブ自体の構成も非常に新しかったですし、これまでにないアイドルの魅力もたくさん生まれました。意図したものも、意図しないものも演出になり、ライブの醍醐味を感じるようなライブとなり、多くの人の心を震わせたと思います。
あのDAY2のオーコメ配信が二度と聞けないのが心残りでならない…。
そして発表された彗星の襲来が、次なるライブにつながっていきました。 

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-2 5 TO SP@RKLE!!

開催日:7月29日(土)、30日(日)
会場:ポートメッセなごや
参加方法:Day1現地 Day2現地

ミリオンの10thライブAct2は、「5thライブから9thライブを振り返る」公演になりました。
※以下、本当にネガティブな評価を含みます。デレSoLについてはこちらからどうぞ。



まずは楽曲について。Act2でも福田のり子はすごかったです。久々の「WE ARE ONE!!」でしたが、会場のペンラ(みんなよく覚えてた!&予習した!)とコールの一体感がすごかったです。のり子は今年1年で最もソロで輝いたアイドルの一人だと思います。
また、「さかしまの言葉」「MUSIC JOURNEY」は、周年ライブではようやく初披露になりました。10thにはAct2からの参戦となった2人の満を持したステージで、なんだかんだいじられたり顔芸したりするキャラだったりする2人の、実力者集団に後から加わった2人の凄みを感じました。
初披露となった「アロー彗星」は、愛美さんのギタースキルの向上も相まって、強烈にPを惹きつけるステージでした(グロウリー打った?)
「週末だけのハーレークイーン」は、山口さんがやりたかったステージができたのがうれしかったです。会場全体を巻き込むようなステージ、莉緒の魅力にあふれたステージでした。


しかし、以下のようないくつかの要素から、個人的にはこの公演は本当にキツかったです。
まず、ステージ構成について。
ポートメッセは1万人以上の規模のフルフラット型アリーナ+ブリージア(折り畳み可能スタンド)の構成でしたが、アリーナがAからIブロックの合計9ブロックもあるにもかかわらず、センターステージがなしの構成となりました。私は、(あとのチケットの売り方の項目にも絡みますが)Iブロックの後ろから2番目と3番目を2日間で引いた(超絶運が悪かった)んですが、正直見えなさ過ぎました。
「765プロライブシアター」を再現してのメインステージオンリー構成ということかもしれませんが、現実問題としてフルフラットの会場で、センターステージやトロッコなどの工夫が一切見られなかったのは後方のPにとってはかなりきつかったです。

次にセットリストです。
この公演は「5thから9thを振り返る」としながら、実質的には「MSシリーズのどちらかを披露する+一部のMTG・MTWユニットがオリメンで披露する+あまりをChoruChup@rcleメドレーでこなす」という構成で、振り返るというにはあまりにもソロに偏った状態になってしまいました。
ソロ曲が悪いということは全くありませんでしたが、2日間にメンバーを完全に分けたことで、オリメン披露できるMTG・MTWの曲が限られてしまうという弊害を露呈しました。
さらに、これはDAY1に関してですが、ChoruCup@rkleメドレー(9thのChorusp@rkeメドレーとチュパカブラをかけたもの。私は正直魅力がわかりません。)を「サプライズ」したいのか、ソロ曲を出し尽くした後で最後にこれを持ってきました。正直、このセトリの流れとしての意図が全く理解できず「余った時間に適当なアレンジ曲をぶち込んだ」とすら感じました。
9th同様の感想になりますが、演者を2日に完全に分けたことで、6thと8thを彩り、キャストの思い出もとても強かったMTG・MTW曲をあまり披露できず、正直中途半端なアレンジで済ませたことに関して演出の詰めの甘さを感じますし、「これが10thライブ?」という印象が強かったです。先述の「自縄自縛」によって、Act2は5th~9thのどのライブよりも強みに欠けていましたそれから7th要素どこ?

さらには会場選定とチケットの売り方について。
私は、すこぶる運が悪かっただけかもしれませんが、アソビストアプレミアム先行でIブロックの後ろから2番目と3番目でした。「10thツアー」の触れ込みでAct1とAct2同時に発売して、アソビストアプレミアム先行を大量に刷ったんだとは思いますが、10thツアーとしては弱いセトリと工夫のないステージに対してこの売り方は残酷すぎます。このステージ構成なら、アソビストアプレミアムの数を絞って、その当選者は確実に演者を目視できる前半分にするなど、納得感の得られるような販売方法をとってほしかったです。おそらくアソプレ以外で当選したブリージアの前の方のPの方が、はるかに視界良好だったと思います。この辺りはミリオンに限らずもう少し考えてほしいです。もっと踏み込んでいえば、このセトリとステージづくりならもっとキャパが小さくてよかったと思います。帰りも地獄の様相でしたし、ポートメッセなごやはあまりにもこのライブに適さない会場選定だったと思います。

いわゆる「お気持ち」になってしまっていることだとは思います。しかし、今年現地参戦したライブの中では最も苦しいライブでした。
もちろん、キャストのレッスンスケジュール等の問題もあり、一概に言えることではありませんが、ステージについて花道とセンターステージを作るという工夫をして、両日出るキャストを決めてMTG・MTW曲のオリメン披露を積極的にこなせばこうはならなかったと思います。TA曲はオリメン外をやるのに、TB・TC(その他のバラエティ曲(White Vowsやショコラブルなど)も)をオリメン外披露する選択がないのもどうかと思います。Act4にとっておいた、ということなんでしょうか。

Act3の項でも同じようなことを記述することにはなると思います。来年2月に予定されているAct4が、「終わりよければ」でこの10thツアーすべての評価を丸く収めるライブになってくれることを期待します。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Shout out Live!!!

開催日:9月9日(土)、10日(日)
会場:愛知国際展示場 ホールA
参加方法:Day1配信 Day2現地

D-ark Lily’s Grinで大勝利しました 

デレステ8周年を記念して開催されたSoLは、シンデレラバンドも参加する大型ライブになりました。それなりに予習はしていたのですが、Day1は配信で見ていて知らない曲も多かったりしたので、「明日楽しめるかな…?」と思っていたのですが、そんな心配は全く必要ありませんでした。
本当に楽しくて、高揚感に溢れたライブでした。なので、ここからはそんなDay2の感想を書かせていただきます。

・純情Midnight伝説
炎陣よりはほわっとしたメンバーでの披露でしたが、そういうメンバーが思いっきり突っ張っていくのが最高でした。ラスサビの「オイ!オイ!オイ!」ができたのが楽しすぎました。
・なみだのくに
高橋花林さん、森久保の視線の揺れを表現するのがあまりにもうますぎる…。そしてこの曲の切実ながらほんの少し前を向くようなところに心が揺さぶられました。
・ノートの中のテラリウム
何といっても最後の凪のアドリブがすごすぎました。「行きましょう、なみだのくにへ」。絶対カットしないでください。また行きたいので。
・ミライコンパス
Day1からすでに抜群の歌唱力を見せていた初ステージの原涼子さん(18歳!)ですが、この曲の最後に涙してしまいました。その理由が「智絵里のクローバーを示したペンライトを見つけたから」…。初ステージでわずかに見せた涙と、マイクに乗った涙をすする声が、あまりにもドラマチックでした。すすった音はブルーレイで残してください!!
・ソウソウ
何度思い出しても泣けます。ナターリアは太陽です。ミリオンで島原エレナのプロデューサーである私にとって、ナターリアは唯一無二の共通点を持ったアイドルで、応援しないわけがありません。そのナターリアのようやくめぐってきたソロ初披露。「レレヤレレレヤレヤ」のコールも十分すごかったんですが、何といってもラスサビ。あそこを大合唱することにしてくれた演出に大拍手を送りたいです。本当に感動しました。ありがとうナターリア。
・WET
ライブ直前にフル音源が発売されたこの曲、なんと5分超のメタル曲。これを生バンドでやるということで、期待値はマックスでした。そこに見事に応えてくれた最高のパフォーマンスでした。ラスサビのシャウトでさらに一段熱量が上がる爽快感はたまりません。
・D-ark L-ily’s Grin
バグです。私はこの日左手に奏、右手に加蓮のラババンを巻いてライブに臨んでおりました。そしたらなぜか2人が知らない曲をゴリゴリのサウンドで歌いだすという…。飯田さんと舞さんの表情がエロかっこいいのなんの…。大勝利で頭がおかしくなり、次のアタポンのロックアレンジで笑いが止まりませんでした。
・Trinity Field
シンデレラのライブに行き始めて1年で、合同のトラパルとあわせて、まさか1年でTriadの曲を両方聴けるとは思っていませんでした。バンドも気合が入り、オリメンの2人を中心に熱のこもったステージでした。

今年のシンデレラのライブは2回でしたが、2回とも本当にセトリの構成が心地よく、よまつりの項目でも同様のことを述べましたが、「2日間の共通曲とソロ曲とサプライズ要素」のバランスが最高だなと思いました。セトリをとおしても、「序盤・中盤・終盤」の構築をしっかりと守っており、意外と王道のライブづくりをしているなと感じています。そのときの新曲に合わせて出演キャストを決定し、その脇を固めるアイドルと膨大な既存曲プールで程よい定番感と自在な演出を両立しているのが今のシンデレラのライブの強みだと思います。
また、Shout out Arrengeについては、生バンドならではの良さを際立たせるもので、他の曲との連続の中で程よい意外性が心地よかったです。シンデレラバンドの方々が何よりシンデレラに真剣でいてくれるからこそ成り立つんだと思います。
会場についてはフラットでしたが、生バンドの音圧はそのマイナスを補って余りある臨場感でした。どのブランドも生バンド挑戦してほしいと思う限りです(同じ愛知ということもありAct2と比べずにいられません。)
シンデレラは来年はユニットツアーとなります。ユニット曲をやるだけではセトリを埋められないと思いますが、ソロや既存曲以外にも仕掛けがあるのか…。全然チケットが握れないのが現状一番の問題です。


ここまで下半期のライブから7月~9月を振り返ってきました。Act2はかなりきつい印象だった一方で、我儘とSoLは今年いったライブの中でもかなり好印象でした。振れ幅がすごかったです。
下半期②では、10月・11月のライブを振り返ります。よろしければこちらからお読みください。
ここまで長文となりましたがお読みくださりありがとうございました。


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