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【アイマスライブ感想】端くれグレフェッサーによる2023年アイマスライブ記(上半期①)※グレフェス要素はありません。

こんにちは。フィリアと申します。シャニマス中心に活動しておりますが、5ブランドのアイマスライブ現地に足を運んでおります。
今年はアイマスライブ(本記事では、キャストが舞台に立つライブに限ります。)に現地又は配信にて全公演参加させていただきましたので、その感想を各公演手短かにまとめて記したいと思います。
本記事は上半期編①です(上半期②はこちら)。
※本記事は、ネガティブな評価を一部含みます。思い出を汚されたくないという方はブラバ推奨です。


ミリオン9th-ChoruSp@rkle!!

武道館(ギリ徒歩圏内です)

開催日:1月14日(土)、15日(日)
会場:日本武道館
参加方法:Day1現地 Day2配信

ミリオンにとっては4thぶりの武道館凱旋となったライブでした。タイトルのとおり、MS02シリーズを引っ提げての公演となったわけですが、4曲目ともなれば「ソロ曲を披露する」ことにかけては765プロの強さを見せられた公演になっていたかと思います。
個人的にこの公演で最も印象に残ったのは「きみがくれた言葉があるから」(福田のり子)。普段は全身で表現するのり子が言葉で表現することの尊さよ…。MS02シリーズはこれまでと大きくソロ曲の表情を変えてきたアイドルも多かったなと(「泣き空、のち」(伊吹翼)「ふたり繋ぐ星座」(北上麗花)など。)。
MTSシリーズのメドレーも盛り上がりがすごかったです。特に「ESPADA」のラスボス感が強い印象でした。メドレー形式については、「フルコーラス披露にはまだ機は熟していない」「期待して待ってろ」というメッセージを受け取りました。
また、「セブンカウント」披露により、いよいよアニメイヤーに突入していくんだという強いメッセージ性も感じました。それが武道館でよかった。
出演者という点では、山口立花子さんや郁原ゆうさんが万全でない中出演をしてくれたこと、調整を頑張ってくれたキャスト・スタッフさんに感謝したいです。
ただ、「ChoruSp@rkle!! MIX」については、正直コンセプト(やりたいこと)がよくわからなかったです。MS02を披露するだけではセットリストとして埋まらない、とはいえ(メタ的に言えば今後10thがあるのでそっちでやる曲はとっておきたいから)既存曲はあまり出しづらい、ということでMIXを持ち出したのだと思いますが、武道館という音質的にシビアな会場にも合ってなかったし、そもそもMIXである必要は…(やるならロックの聖地なんだしロックアレンジでもいいのでは。ミリオンに君彩を除いて頑なに生バンドを拒む理由が「デレとかぶるから」なら演出家を分けましょうよ…。)。
Act1~3にもつながる話にはなりますが、6th以来「忘れ物」を放置することを選んでしまったミリオンは、「2日にキャストを完全に分ける」「MTG・MTWをオリメン必須化してしまう」などの自ら設けた制約により「コンセプトの中心に置いた楽曲(=9thではMS02シリーズ)」以外の披露曲に自分たちで困ってしまっている、いわば自縄自縛の印象を受けます。
結果的に、「4thの感動の再来としての武道館という舞台装置」を十分に生かしきれず、「10thへの序曲」としての立ち位置も「セブンカウント」に預け切りという感じで、少し消化不良の感も残る公演だったという印象で。
繰り返しになりますがソロは本当によかったです。これは偽りなく。


THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!!!! 2023

ストレイライトと東京ドーム
のぼりも個性豊かで最高でしたね!

開催日:2月11日(土)、12日(日)
会場:東京ドーム
参加方法:両日現地(両日アーカイブ購入)

最高のライブでした。もはや説明は不要でしょう。今年のハイライトどころか、アイマスP人生におけるハイライトと言っても過言ではなかった公演です。
「バンナムフェスのような形式かな」「各ブランドの持ち時間どれぐらいかな」なんていう事前の予想をすべて覆してくれました。
声出しの解禁もその熱狂をさらに大きいものにしてくれました。
DAY1が終わったあと、明日は何が来るんだみたいなことをみんな口々に言いながら駅に向かって歩いていたのが印象的です。
とても絞りきれたものではありませんが、厳選して感想を。
・ビーチブレイバー
声出し公演の最初のコール曲を放クラが担ってくれてほんとにうれしかった。2番からの登場があって、「今回のライブはこういうライブだぞ!!」っていうのを思いっきり見せてくれました。
・百花は月下に散りぬるを
2番の入り。花井美春さんの歌唱で会場がどよめきましたよね。今でも忘れられません。
・流れ星キセキ
歌詞割がえらすぎる。そして仲村宗悟さんの歌唱力。
・True Horizon
このごちゃまぜのセトリの中で燦然と輝くオリメン披露。ここを守ってくれたのは本当にうれしかったです(トリ天だから、「天海」と「天空橋」がくるかと思った。)。
・Trancing Pulse
落ちサビからラスサビにかけてが圧巻でした。3ユニットがそれぞれに見合うところが…。ストレイの表情が忘れられません…。普段トラパルを聴くと低音が幻聴として聞こえるようになりました。
・ココロ☆エクササイズ
本当にコールがしたかった曲。2日間で一番でかい声出しました。ミリPたちのコールめちゃくちゃ配信にも乗ってましたね。
・Plus 1 Good Day!
オク上の関根瞳さん平山笑美さんの破壊力たるや…。にちかのダンスもキレキレだったしこの合同でも特に男女一緒に歌ってます!って感が強かったです。
・レッド・ソール~Raise the FLAG
人の形を保てなくなるセトリその1。会場を熱狂も熱狂させました。Fly and Flyのにちか砲で自然に沸き上がった歓声が忘れられません。誇らしかったですよね…。
・Yes! Party! Time!~咲くは浮世の君花火
人の形を保てなくなるセトリその2。2日間のクライマックスに向けて、それぞれの強みをこれでもかと出してくれる感じがたまらなかったです。ここで出会ってしまいましたよね、河瀬茉希さんと…。この辺りでUOの残弾管理がシビアに…。
・Destiny
あほか。センターステージで円になる765ASの姿を見て、涙しないわけがないですよね。「最初に出会った日覚えてるかな」ですからね。私もアイマスには765から入りました。この曲は日常聴きできなくなりました。
・M@STERPIECE
私たちの夢でしたよね。マスピを合唱するときがくるとは。モニターに歌詞が出てましたが、歌詞なんて見なくても歌えました。最高傑作のライブにふさわしい〆でした。
…と、厳選してもこの分量です。もっと語れます。
「もっとこれが見たい」とか「こういうのもありだよね」という感想がぼこぼこ出てくるのに、「もっとこうしてほしかった」とか「あれがなかったのは残念」とはならなかったんですよね。
15周年では開催できなかったMOIWを、何倍もパワーアップした形で開催してくれて、最大に高まった期待に見事に応えてくれた制作陣には本当に感謝しかありません。
自ブランドの曲を歌った他ブランドのアイドルが気になる、自ブランドが歌った他ブランドの曲が気になる、というブランド交流の契機にもなったという側面も大成功だと思います。
シャイニーカラーズとしては、2020開催だったらここまで輝けなかったと思うんですよね。ノクチルとシーズが加わり、3rdで同じ曲を何度もやってパフォーマンス力がぐっと上がり、セツナ・ムゲンで持ち歌以外を歌うという経験をこなしたからこそたどり着けたステージだと思います。
それから、M@STERPIECEのあとの峯田茉優さんの表情。あれに「MOIW2023がどんなライブだったか」が詰まっていました。本当に。




THE IDOLM@STER SHINY COLORS 5thLIVE If I_wings.

間違いではありません。雨がひどくて当日の写真がないんですよ…。
実はグレ7初フェスマを出したのが5thDay1当日でした。ノーリンクだったので点数低いです。
230kがボーダーになりつつある最近からすると考えられないですね…。

グレフェス要素ここだけです!信じてください!

開催日:3月18日(土)、19日(日)
会場:国立代々木競技場 第一体育館
参加方法:Day1現地 Day2配信 

大事なことなのでもう一度言います。Day1現地、Day2配信です。
シャニマスの周年ライブは、例年の4月の周年周辺ではなく3月に開催されました。さすがに別物すぎるのでDay1Day2分けて感想を書きたいと思います。

Day1

不穏でしたね。きつかった。あんな暗い雰囲気で終わったアイマスライブは後にも先にもこれだけでしょう。事前から何やら不穏な雰囲気は流れておりましたが、参戦したPに癒えがたいダメージを残してくれました。
先にパフォーマンスの方に触れたいと思います。
Day2と合わせてにはなりますが、シャニマス史上最高のセトリだったと言っていいと思います。ようやく追加組にも曲数がそろい、1つのライブで大量の曲を披露することができるようになったわけですが、それを出し惜しみなく披露してくれました。
和楽器バンドを引き連れての「Hide & Attack」や、アイマス初の男性ダンサーを迎え入れての「Fashionable」など、高いパフォーマンス力にさらにバフをかけるような演出から、制服で披露した「今しかない瞬間を」など、シャニマスならではの文脈の強さで勝負した演出まで、とにかく手を変え品を変え、最高のステージを作ってくれました。
初めての声出しとなった「いつだって僕らは」「Fashionable」、やっと声が戻ってきた「バベルシティ・グレイス」「夢咲きAfter school」などもたまらなかったです。「いつ僕」は「せーの!」言わない派でしたが鞍替えしました。あれは必要です。「アンティーカ!」コールはシャニマスに入った理由の一つなので個人的に体験できてうれしかったです。

と、ここに書いていない曲たちにもいろいろ感想があるのですが…。いかんせんその素晴らしさに集中できなかったんですよ。演出が不穏すぎて。
これを読まれているのはほぼシャニマスPだと思いますので細かい説明は不要だと思いますが、アイドルの「終わり」を感じさせるセリフに、私は「enza版の終焉と新アプリへの移行」を想起してしまっておりました。タイトルどおり、私はグレフェッサーの端くれなので、グレフェスを奪われるのか…みたいなことも頭をめぐりました。
そんな感情が、「どうなっちゃうの!?」という不安になって、パフォーマンスに集中できなかったです。これは私の至らぬところはあると思いますが、正直な感想です。
後日の同時視聴配信において、高山Pから演出意図に係る説明がありました。「アイドルが最後のライブを迎えたとすればどんなライブになるのかというifであった」「アイドルでい続けてくれることも当たり前ではない」「だからこそアイドルでい続けてくれる奇跡に答えられるように」と。
演出の意図やメッセージ性については少なくとも納得できました。
しかし、
・事前の示唆があまりにもなさすぎて不安を生じてしまうような演出だった
・尺が足りてない。
・そうはいってもみんなPWシリーズを初披露するわけで、演出の入ったステージとそうじゃないステージがごちゃ混ぜになってしまっている。
・キャパ的な問題やスケジュール的な問題でDay2を見られない人もいるかもしれないのに、そういう人たちに対して希望が示されなかった。

などの理由で、正直無理がある部分を無理なまま押し通したようなライブになっていたと思います。
やろうとしたことは評価したいですが、結果的には演出サイドとしては片手落ちの結果だったと思うので、これ以降のライブにおいて改善してほ燿いなと思いました。
というか、合同の直後のアイマスライブがこれかよ。あの多幸感どこに行った?他ブランドから来たPが困惑するだろ…。まあそのために演出を曲げるのはシャニマスのやることじゃないのでこればっかりはめぐりあわせの問題でした。
ちなみに、PA卓のすぐ隣にいたのですが、エンディングのあとPが終わったことを認識してくれないので、めちゃくちゃあわただしくしてました。アイマスライブにおいても「アイマスですよ!アイマスーーー!!!」をやらない点など含め異例ずくめだったと思います。まあシャニはこれ以降もぜんぜんやらないんですけど。

Day2

晴れてDay2です。いや本当に晴れました。天気が。
パフォーマンスとしてはやはりこの日はイルミネーションスターズでしょう。Day1とは違うことは、すでに社長とはづきさんの会話で醸し出されていましたが、それを決定づけた「ヒカリのdestination」のイントロが流れたときの空気感はやばかったです。現地いなかったけどね!
イルミネが3rd名古屋以来やっとそろってステージに立てたことも本当にうれしかったです。しかも「ヒカリのdestination」はムゲンでの「恋鐘・あさひ・にちか」の披露、MOIWでの「はるちはみき」での披露を経ての本家本元ということで、やっと見ることができたという感慨もひとしおでした。その2バージョンもまた感動すごいんですけどね。でもやっぱりイルミネにしか出せないものがあるんですよ!
Day1と違う表情を見せた曲という意味では「アスファルトを鳴らして」が印象的でした。シチュエーションが違うだけでこんなに希望を感じるのか…と感服しました。小糸ちゃんのセリフが…。ノクチルは「あの花のように」もすごかったです。花火が全部ノクチルの色になっていて、天塵ではノクチルから視線を外させていた花火が、今はノクチルを引き立てる光になっているという演出がもう…。以後私は「アイドル×花火」に弱くなります(「燿城夜祭」の項でまた述べます。)。
話はイルミネに戻って。「スマイルシンフォニア」ですよ。3人そろってのステージ、あの歌いだしのブレスを聴いただけで確信して、配信を見ていた私は後ろに倒れました。「私も誰かの支えでいたいそう呟くんだ」のところの真乃の力強い歌声、「もっと輝けるから私をちゃんと見ていてね」のところの灯織とめぐるの歌声…。見たかったものがそこにありました。
そして「Spread the Wings!!」で大団円を迎えたと思っていたのですが…。
続きがありました。
「斑鳩ルカ283プロ加入」です。「セヴン#ス」における「商談」とは何なのかという答えが出ました。斑鳩ルカが「Dye the Sky.」を歌いだし、後ろに283プロが控えているという構図は、今思い出しても鳥肌が立ちます。2日間通してやることが壮大すぎる…。
さらには「我儘なまま」「アニメ化」の発表まで。
前日の心配事をすべて吹き飛ばしていくような、シャニマスの怒涛の展開を想起させるようなエネルギッシュな幕切れとなったDay2でした。

総括

結果的に5thは2日間の公演で完成するライブという形でした。
ならせめてシャニマスに重課金してるようなオタクには2日間チケット欲しかった…。というのもありますが、キャパについては、キャストのスケジュール優先と思うと仕方ない部分もあると思います。準備が十分にできなかったりメンバーに欠けがあったりする状態で見るぐらいならキャパは諦めます。配信もASOBISTAGEがあるおかげで続けてくれてます。これには素直に感謝したいです。
正直に申し上げれば、やりたかったことを全て表現できたライブだったとは言えないと思います。実際かなりの批判もあったと思います(キャパの問題に関しては今年1年解決できませんでしたが。)。
それでもパフォーマンスは文句なしに過去最高でしたし、シャニマスが挑戦をやめないコンテンツであることは間違いなく、そこに対しては信頼していこうと思いました。総評としてはいいライブでした。偽りなく。

さて、上半期を振り返るつもりでしたが、すでに6000文字を超えているので4月~6月は別記事にしようと思います(②はこちら)。
ここまでお読みくださりありがとうございました!!
よろしければ次以降の記事もお読みください!

斑鳩ルカなしバージョンのファイングラフ握らされたのはいまだに許してない。
高いんだから言うといてくれや…。



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