エースでもない私が新事業開発をやり遂げられた3つの理由
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エースでもない私が新事業開発をやり遂げられた3つの理由

いがた

この記事は Feedforce Group Advent Calendar 2021 の19日目の記事です。

昨日はベトナムで頑張るもりだいの記事でした。傍から見ている分には流暢なベトナム語を話していると思っているのですが、満足することなく成長を求めていてすごいなぁと思います。フィードフォースベトナムの成長を楽しみにしています!

筆者の紹介

株式会社フィードフォースでOmni Hubというサービスを担当している井形と申します。
Omni Hubは、Shopify - スマレジ間のオムニチャネル化に関するアプリで、2021年4月27日に公開したフィードフォースの新しいサービスです。

私は2020年6月頃より、恐れ多くも「新事業開発担当」という役割を持ち、同僚のエンジニアと2名(に加えて代表がオブザーバーとして参加)で、新しい事業を作っていくことを目指して活動してきました。
約1年間の事業開発における様々な紆余曲折を経て本サービス公開に至ることができ、おかげさまで日々多くのお問い合わせをいただいています。ちょうど先日、サービス公開までの経緯や、サービスに込めた思いも纏めてもらったので、そちらもよろしければご覧ください。

さて、この記事では、「新事業開発担当」となった私が事業立ち上げまで到達できたことについて、改めて考えていきたいと思います。

「新事業開発担当」のイメージって?

突然ですが、皆さんは「新規事業開発者」と聞いて、どういう人が担うイメージを持たれますか?
Googleで検索してみても、どういう人を抜擢すれば良いのか、と迷っているように考えられる検索クエリがサジェストされているようです。笑

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「新規事業 しんどい」と検索する人の気持ちは痛いほど分かりますw

いくつかの記事を読んでみた結果と個人的なイメージも含めると、以下のような特徴を持つ人が「新規事業開発担当」を務めることが多いのでは、と思います。

・ビジネスにおいて傑出した才能を持ち、その会社のエースと呼ばれる人
・社内外に人脈が広く、色んな話を持ってこれる人
・一つの物事に熱中してガンガン進められちゃう人

フィードフォースにおいても、これまでの事業立ち上げでは、代表や事業立案を得意にするメンバーが強い馬力を持って事業を作っていったと見聞きしています。

なんで私が新事業開発担当に!?

筆者は新卒で株式会社フィードフォースに入社し新卒6年目になりました。

入社後2年程度は広告系事業の大手代理店・広告主向け営業を担当し、その後立ち上がったばかりの事業に社内公募で異動し、2~3年ほどカスタマーサクセスとして、日本全国の事業者の売上増加に向き合ってきました。

その間、私は社内の半期ごとの表彰で一度も個人単位で表彰されたことはなくビジネス的な才覚が優れているというわけではないなと個人的に思っていました。また、自分一人で何かを作り上げていくことをやったわけでもなく、どちらかというと「誰かが切り拓く道を整備し、事業のグロースにつなげる」ような、チームとしての動きに取り組むことが得意なのでは、と思っていました。

そんな中、紆余曲折あり「新事業開発担当」として任命されることになりました。配属された当初は、肩書は荷が重い、自分は馬力を持ってやりきれるのか、と毎日のように思っていました。

新事業開発は、問いを立てては棄却し続ける取り組み

新事業開発の初期段階では代表がかねてより持っていたビジネスアイデアから検証を始めていきましたが、早々にそのアイデアに行き詰まりを感じ、ピボットを重ねていきました。

ビジネスにおける才覚が傑出しているわけでもない私は、寝て起きたらイケてるアイデアが思い浮かんでいることなんてことも、ビジネスアイデアが溢れる知り合いのツテを持っていることもなく、チームでひたすらに以下のサイクルを繰り返していました。

・Twitterなどでちょっとした困りごとを見つける
・困りごとを抽象化して汎用的に解決しそうなものを考える
・困っていそうな人に、課題の重要度や解決策の評価を聞いてみる
・ビジネスとして成立するかを検証する

「困っていること」「困っている人」を探し、モックアップや暫定的なサービスを見せては「それは売れないと思う」「それはスケールしないと思う」と否定を受け、一つずつアイデアを検証していきました。

そんな日々を1年ほど繰り返し、様々なアイデアを棄却した日々を経て、ようやくOmni Hubという事業は生まれました。

平凡な私が新事業立ち上げまで到達できた3つの理由

「アイデアも人脈もほぼない状態から、事業を作っていく」ことが求められる新事業開発担当。荷が重いとも思いながらも、私がなぜ事業の公開まで至ることができたのか、自分なりに振り返ってみた結果を、振り返って3つに纏めてみます。

流行りではなく、顧客に向き合い続けたこと

日進月歩で世界は進化し、興味深くて新しい概念も日々登場しています。そのような新しい潮流は魅力的で、活用してみたい誘惑に駆られることも多くなります。

日々登場する新しい物事についていくことは、特に新規事業開発を担当する人間としてとても重要です。一方、我々のミッションはビジネスを作り出すことである以上、顧客となる人の課題を解決することで、お金を稼げる仕組みを作る必要があります。

そのため、技術の進歩を理解すること以上に、顧客の課題について深く理解することはとても重要なことであると思い、できるだけ真摯に顧客と向き合い続けるように意識してきました。そのような時間が事業開発の土台になったことに疑う余地はなく、顧客の持つ課題と世間に存在する技術、社会の進歩の間にある隙間を見つけ出していくことこそが事業開発の本質なのだろう、とこの1年を経て考えるようになりました。

伝聞や一般論ではなく、自らの耳と目でひたすらに顧客を知っていくことが大事なんだと思います。昨年のアドベントカレンダーにも書いた通り、顧客課題の解決を私自身が志向していたことが、今回このような役割を拝命した一つの要素であったのかもしれません。

不透明な世の中において、より良い未来に対して興味を持っていたこと

我々の新事業開発チームはコロナ禍に突入するタイミングで発足したこともあり、不安が強く駆り立てられる世の中を意識せざるを得ない状況にありました。日々の生活も厳しい状況になる人がいる中で、単に思案を巡らしているだけで給料をもらっていても良いのだろうか、と迷うこともありました。

しかし、そのような折に代表から共有を受けたリブライトパートナーズ蛯原氏の以下の記事を読み、このような不安な時勢だからこそ、何か次の新しい潮流が生まれるはずで、それが我々に期待された役割なのではないか、と勇気をもらいました。

私自身、「グレイトカンパニー」を作ることまでは至らなくとも、せめて何か少しだけでもより良く過ごせる未来が作れたほうが楽しく過ごせるんじゃないか、という考えを興味関心領域としてあったこともあり、その未来を作っていくモチベーションによって、この事業開発を進められたのではと考えています。

チームのアウトカムにフォーカスし、個人の成功やプライドに執着を持たなかったこと

先に申し上げた通り、私はどちらかというと「チームでの成果を求める」ことの方が得意だろうと思っています。

新事業開発においても、新事業開発チームが成功することが重要で、そこに至るための最短経路を探していました。

新事業開発は、そもそもがうまくいかないことが99%です。
考えてきたものに対して「売れないと思う」「スケールしないと思う」と言われるたび、自分のセンスの無さに悲しくなりますが、その無力感は、太陽光浴びて、甘いもの食べて自分の中に吸収してしまい、次のことを考え始めるようにしていました。
幸いにも代表や会社は信頼してくれ、同僚もとても頼りになる環境であったので、個人の無力感は横に置いておき、そのチームで作る未来に全幅の信頼を置いて、前を向いて考えていきました。

ビジネス的にそんなに優れた才能があるとも思えない私が、なんとか事業を立ち上げられたのは、こんなことを意識していたからかなと思います。

「新事業開発担当」はタフだが、その分喜びもひとしお

約1年程度の日々、様々なアイデアを考え、捨て続けてきました。

その結果、我々なりの面白そうな未来へのアイデアを一つ提示することができました。果たしてどのような評価を受けるのだろうか、と不安に思う気持ちはとても強かったですが、「まさに欲しかったもの」と仰っていただける嬉しさはこの1年間やってきてよかったなと思えるようなものでした。

また、自分が名付けたサービスの名前を他の人が呼んでくれ、利用してくれる、提案してくれるということは身に余る光栄だとつくづく思います。

自分が考えた物事が誰かの役に立ち、それが巡り巡って自分の給料となることは、最も小さな商売の単位の一つであり、数百万、数千万の売上もその積み重ねの延長線上にあります。そんなことを実感できた最初のたった数万円の売上は、今まで得たどんな売上よりも嬉しく思いました。

新事業開発担当を志向する人が増えてくれると嬉しい

「新事業開発担当」という役割は、「サラリーマンでありながら起業家」という、安定の中に不安定さを持つ稀有な役割だと思います。

「新規事業 しんどい」というサジェストがGoogleに出るほど大変な役割ではあることは身にしみて実感しましたが、その大変さも含めて「新しい未来に興味がある」という人が増え、事業を立ち上げることを志向する人たちが増えると、きっともっとビジネスが楽しくなっていくのではないかなと、この1年を経て思いました。

フィードフォースベトナムを立ち上げたもりだいが今そのように取り組んでいることは心から応援したいですし、より多くの人がそのような働き方をキャリアとして選択してくれると、個人の経験としても、会社や社会の変化としても面白いのだろうなと思います。

そんなこんなで(?)人材募集中

ということで(?)フィードフォースグループでは新しい未来を一緒に作っていく仲間を募集しています。Omni Hubもありがたいことに多くのお問い合わせをいただいており、一緒にOmni Hubを世の中に広めてくれるセールス担当者を大募集しています。

Omni Hubやフィードフォースグループのやっていることに興味がある!という方は、ぜひTwitterのDMでご連絡ください。

さて、明日はシッピーノの堤さんが「チームは1日にしてならず」というタイトルで書いてくれるそうです!これからチーム作りする私にとってはめっちゃ勉強になりそうな予感!お楽しみに〜!

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いがた
株式会社フィードフォースでOmni Hubという店舗、ECのオムニチャネル化支援サービスを担当しています。その前はEC BoosterというEC事業者向けの広告運用自動化サービスでカスタマーサクセスを担当。 中小企業診断士の勉強をしたり谷根千を徘徊したり。福岡県出身。