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記憶と香り。

 191回目です。φです。

 段々と冬が近づいていますね。私半袖だけど。

 鳥肌が立たないと寒いって私は分からないので、いつも季節がずれちゃいます。室温見たら今日は20度。まだ半袖でいいかな~?

 今日は何を書こう?と思ったのですが、貰い物の香水が私が最初に買った香水の香りにそっくりで、「懐かしいなぁ…」と過去を回想していたので、それに近いことを書こうかなぁ。

 自分にとって、忘れられない香りってありますか?

 私はいくつかあります。一番忘れられないのは、馬房のにおい(笑)

 香水のこと挙げたのに、馬のにおい?!って思われるでしょう!私も書いていて「あれ、なんで香水のこと書いてないの?」って進行形で疑問を感じています!でもほら、私だから!(笑)

 私にとって、馬のにおいと彼らのお部屋のにおいは忘れられない記憶の中の香りです。旅行で外乗に行った時も、必ずと言っていい程私は馬たちのお部屋にお邪魔します。知らない人が入ったら一斉に見つめてくる馬たち、すっごくかわいいのでおすすめ。
ぜひ牧場に行く機会があったら、オーナーさんに許可をもらって侵入してみて!

 一番最初にこのにおいに出会ったのって、小学生だったよねぇ私。ずっと馬と一緒にいたくて、馬房に住みたいって思ってたっけ。

 そんな思いや、

 馬房の清掃中、馬からアタックされたり、かわいい妨害をされたりしたなぁ。近い!近い!ああもうかわいい!!ってなったっけ。

 そんな思い出が、私の心に鮮明によみがえります。絶対に忘れたくない、大切な私の記憶。

 草原のにおい、土のにおい、馬のにおい。それをひっくるめて、私の中の大切な記憶を呼び起こすにおい。

 人によっては「いや臭いよ?」って思うとは理解してます私でも(笑)

 次。香水。

 私が最初に買った香水は、THE 香水!というよりもコロン。コロンも香水だけどね。

 買った場所も覚えてます。どんな商品の配置だったか、とかも。

 コロンの容器を見て、すごく「大人のもの」って憧れて。きっと大した金額ではないと思う、今では。けれど、当時の小学生の私にとって、「大人のもの」だった。

 お小遣いで買って、こっそり自分の部屋で付けてみて。ふわっと香ったローズが、「大人」のにおいだと感じた。ローズの香水の人が多かったんだっけ…。思い出せないけど、なんとなく感覚的に残っている記憶が私にはたくさんあるのだけれど、きっとその記憶かも。

 そういう記憶って私が2歳くらいのときが多いから、アメリカの記憶かなぁ…。日本の人ってあんまり香水しないよね。香水が歩いているような人はいるけれど、ほのかに香る人って私はあまり出会ったことがないような?

 容器と、実際の香り。それを同時に体験した私は、それが「大人」だと思った。うわぁ大人のにおいだ…って思った。大人のにおいってなんだそれ!って今では思うけれどね(笑)

 ローズはローズでも、私の記憶のローズはフレンチローズ。最近判明しました!ここでもフランスか…!フランスめぇぇぇ好き!!!

 ローズの香りってどこにでもあると思う。香水はもちろん、ハンドクリームにボディクリーム。消臭剤。アロマキャンドル。色々な香りの媒体として使われていると私は思う。消臭剤、自分で書いてて悲しくなった(笑)

 けれど、どのにおいでも私の記憶のにおいじゃない。私の記憶のにおいは、コロンのフレンチローズ。限定。

 フレンチローズ、これをにおうと私の初めての香水との出会いを思い出す。可愛げのない子供だった私だけど、大人に憧れていた少女の時代もあったよね。って。

 大人のにおい。当時は憧れていたけれど、「きれいな大人がつけるもの」っていう認識じゃないですよね…私。大人がにおい消しのために付けるやつ。っていうイメージ。におい消しだけど、大人はこれだよね!みたいな。

 香水つけてるよねいつも。と言われて、近年まで私は「どういう意味なんだろう…?」と疑問だったのですが、「おしゃれだね!」の意味らしいです。香水っておしゃれなんだ!ってびっくり。

 香水っておしゃれのイメージなんですかね~?ううむ、何か難しい。

 さて、最後。カサブランカ。

 これまた小学生時代かなぁ…私は中学生以降、記憶が急速にないので小学生の頃が多いのかも。においとかの感覚的なものって。

 カサブランカってユリのことなんですねー。カサブランカはカサブランカだと思ってました(笑)

 私がカサブランカのにおいを知ったのはボディソープ。小さなボトルで、でもラグジュアリーな感じのボトル。英語で「Casa Blanca」って書いてあって、この文字をすごーく覚えていました。

 そして、当時の私が読んでいたお気に入りの本は「シートン動物記」。動物好きな子ども時代を過ごした方は通過していると思います。シートン動物記。狼王ロボ。知ってる?

 この狼王ロボの奥さん、名前が「ブランカ」なんですよ。白い狼だったから。すっごく綺麗な狼として描かれていましたね作中で。今でも覚えています。涙なしには読めない本なので、ぜひ読んでみてください!私泣いてないけど(笑)

 で、ラグジュアリーなボトルは真っ白で、白いカサブランカが薄っすらと見えているデザインで。

 それを見て、「カサブランカ…ブランカ?」と、私の頭の中で何かがリンクしました。白=綺麗=ブランカ=カサブランカ。今でも私は白で綺麗なものを見たら「ブランカ…」ってしんみり。

 もらったボディソープのカサブランカ、ユリの香りが強いもので。なんというか、本の狼とその匂いがリンクして、ユリの花が香ると私のこの思い出がよみがえる。

 ブランカとロボ、元気に天国で会えたのかなぁ。とか。狼だから死後の世界があるとは限らないけれどね!それでも、私がそう願わずにはいられないほど良い本で、記憶に残っています。においも、物語も。私が読んでいた時の気持ちも。

 私の忘れられない記憶の中のにおいトップ3を挙げてみました。トップ1が馬房のにおい…順番、変えた方がいいかな…変えないけど(笑)

 記憶とにおいって、結構つながっていると思います。懐かしいにおい、って言うし、世の中には「初恋の甘酸っぱい香り」とか言うし。なんで初恋が甘みと酸味の集合なのか私には分からないけど。私の初恋、馬だから。しかも会ったことないから。サンデーサイレンスです!かっこいいよサンデー!ディープインパクトのお父さんです!

 最後に馬の話でおひとり様で盛り上がってしまいましたが、記憶のにおいを考えてみるのも面白いかも。そういえば、自分の懐かしいにおいって何だろう?って振り返ってみるのも良いと思います。

 そんな思い出あったなぁ。とか。久しぶりに匂ってみると、印象が変わっているかもですし。

 ふとしたときに、「このにおい、懐かしい」ってなるのも、ノスタルジックになって面白いかも。

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