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What brings you here?

 273回目です。φです。

 英語勉強をしていてよく耳にするのが、「これはネイティブ的な表現じゃない」という話題。

 例えば、How are you?に対してFine, thank you. And you?は変だとか何とか。

 私は「意味を間違えて捉えられてしまう表現」は知っておくべきだと思う。英語はダイレクトな言語だと言われるけれど、ダイレクトであっても礼儀というか、誠実か否かはあるし、単語に含まれる暗示的な意味もある。

 No thank you.だけだと、No.よりは丁寧に断った予定だとしても、「いりません」というちょっと強い意味になってしまう。Thank you, but no thank you.くらいが私はよく使うかなぁ。

 まぁ私は一英語学習者ですが(笑)

 「伝わればいい」というよりは、コミュニケーションを意識して「伝わればいい」という認識が大切なのかもしれない。

 さてさて、そんな感じの流れで私が英語から自分を見つめ直したことについて、今日は書いていこうかなぁ。

 What brings you here?

 この表現、耳にしたことはあるかな~と思います。意訳すると「どうしてここに来たの?」みたいな。

 Why did you come here?よりはいいよね。こっちだと「なぜ!来たのか!」というような意味に聞こえる感じが…(笑)

 で、What brings you here?です。

 もし私がどこかに行くとしたら。これを問われたとき、なんて答えるだろう?

 Because of sightseeing.ってちょっと味気ない。海外旅行で、「観光に来ました」って理由が自分らしくないと思いませんか?…私だけかもしれないけれど。

 そして私は観光には興味がない。私はその国の文化、そしてその国で生きる人々、空気。すべてを何らかの目的をもって知りたい、体験したいと思ってきっとその場所に立っていると思う。

 例え1週間にも満たないような短い期間であっても、私は自分を更新して、新しい世界を知って、経験を得るために行く。

 一言では絶対に答えられないだろうなぁ、What brings you here?に対して。

 さて、これは短期の話の私の理由。

 もしこれが、長期で、さらに移住者として聞かれたら?私はどう答えるかなぁ。そして、それを聞かれている場所はどこを私が選んでいるだろう、と思いました。

 長期で住むとしたら、私はどこを選ぶだろう?何を基準に選んで、何に惹かれてその国に行くだろう?

 私がWhat brings you here?を聞かれている場所って、どこなんだろうなぁ。と思ったり。

 もちろん、海外でなくても良いと思います。日本国内には素晴らしい場所がいくつもあり、その土地に適合する自分を見つけることができると思います。

 私は海外に行くたびに「こっちの方が生きやすい…」と思うから、前提がちょっと国を超えていますが(笑)

 しかしながら、「生きやすい」と思う場所を見つけることって大切だと思う。いつまでも、生きづらさに悩み続ける人生って私にとっては魅力的じゃない。

 ちょっと滞在したときの気持ちと、長期で住むときの気持ちは違う。と言う人はいると思う。けれど、ひとつの基準にはなると思う。

 ちょっとの滞在でも、欠点や嫌なところ、「ここが〇〇だったらベストなのに」と思うところ、そういったネガティブなものは見つかりやすいものです。

 良いところより、悪いところの方が目に留まる。まぁ人間の心理的に言ったらそうなるらしいです。生存本能的に、だったかなぁ。

 私が海外に行って共通で思うことは、「あまり人が自分を気にしない」というところ。自由にしていても、個人の問題だ、とでも言うようにサラッとしている感じ(笑)

 困っていて、助けを求めると助けてくれる。求めたらくれる。つまり、意志さえ表示すれば、叶うことが多い。そこが、私にとっては居心地の良さを感じます。

 私が時々日本で困るのが、視線で何かを訴えてくる瞬間と言うか…よく分からなくて、自分の解釈で助けをすると「余計だ」と言われたり。「そういう意味じゃない」と言われたり。反対に助けなかったら「助けてくれると思ったのに」と言われたり。

 助けが要りますか?と聞いたら、「いいえ」、その後助けなかったら「どうしてあのとき助けてくれなかった」…などなど、難しいものを日本では私感じています。視線って難しい。

 それがないかなぁ。今までの私の人生の中の海外に行ったとき。「私はこれに困ってる。だから〇〇の助けをしてくださーい!」と伝えたら、まぁ…ある程度は叶えてくれる。時折すごい感じに助けてくれる(笑)

 日本では、過剰なときが多いなぁ、と私は感じます。そこまでしなくても…と思う程、というかチップ要るレベルだこれどうしよう、と思う程。

 もっと雑に扱っていいのよ、と思うことが多くて、私はちょっと生きづらい。放置して!と思うことだって多い。

 求めていないのだから、必要じゃないのですよ。という私にとってはちょっと「丁寧過ぎる国」である。チップもないのに働かなくていいんだよ!と激励を送りたくなります(笑)

 そんなこんなで、私は個人の意思の表示が求められて、それ以外では放置される…いや自由にしても問題ない(法に反しない限り、ね!)の国が「生きやすい」と感じます。

 もとの育ちが自由の国だから、かもしれないけれどね…自由と平等こそ生きるのに必須事項です。あと主張ができる環境…あ、これ平等か。

 私がWhat brings you here?を聞かれる国はどこになるだろう。そのとき、私はどう答えるのだろう。

 それを考えると、楽しくて楽しくて。そのときが来るまでに、私は答えられるほど経験と自分の言葉を増やさないとね!楽しい!

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