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せっかく障がい者に生まれたんだ、何かやってやろうじゃないか(謎視点)

りあです。「せっかく障がい者なのだから、障がい者だけがいただける恩恵を受けよう」というなぞのポジティブな考え方をいたしまして。

ダスキンの「ダスキン愛の輪基金」の「障害者リーダー育成海外研修派遣事業」に応募しようと企んでおります。

本事業は、1981年、国連・国際障害者年にスタートし、この42年間で研修派遣生は528名となりました。
この事業の趣旨は、海外で研修をいただく方が、地域社会に貢献したいと志す「リーダー育成」という大きな願いがこめられています。学んだことを自身のものだけにとどめず、多くの人々に広めるという観点を障がいのあるリーダーに託しています。

 本年度募集させていただきますのは、以下の2種類となっております。
・個人研修 応募資格2024年9月30日時点で18歳以上40歳までの方
・ミドルグループ研修 応募資格25歳~45歳くらいの方

 みなさま方が日頃から思い、願ってきた「夢」と、その実現にむけた「創意工夫」をお寄せくださいますよう、多くの方々のご応募を心よりお待ちしています。

公益財団法人 ダスキン愛の輪基金
「ダスキン障害者リーダー育成海外研修派遣事業」実行委員会

私はダスキンさんがこういった事業をなさっていると少々前に知りまして。私が障がい者雇用のあれこれを調べていたときのことだったと思う。「わぁダスキンさんすごーい!モップとドーナツ売るだけじゃなかったのね!」と驚いたものです。なんて失礼なことを思ったのでしょう当時の私。罪は無いのですが、無知は罪深いというやつですね。

今週7日間かけて、隙間時間にあれこれと考えております。障がい者である私が、障がい者にとって意義のある学びをするためには何をコアにするか。何を私は学び、障がい者へ提供したいのか。海外でこそ学べる、障がい者のこととは何か。

まだまだ考え中でございます。私が期待を込めて見ているホースセラピーのことを学ぼうか、とか。インクルーシブ教育を通して、障がい者の理解を深める方法を学ぼうか、とか。バリアフリーが進んだ国に行って、バリアフリー以外の障がい者への壁の無さを学ぼうか、とか。

あれこれと考えながら、ふと浮かんだ。「障がい者への政策とかが進んでいても、実際に障がい者は生きやすくなるんだろうか。一般の人が障がい者を理解しないと、不便さとかは変わらないのではないか」って。

うんうん唸りながら調べた。唸っていたら知恵熱が出た。今週は知恵熱まみれな私であります。

調べて出てきた、「これだ!」と私が思った資料(Disabled-Friendly Countries in the World)。

障がい者に優しい国の上位5位を見て驚いた。

  1. オランダ

  2. ドイツ

  3. カナダ

  4. 日本

  5. アメリカ

日本、4位。信じられますか?私は信じません(笑)

確かに、公共交通機関だったり、歩道だったり、建物だったりはバリアフリーが進んでいます。だからこそ「障がい者に優しい」といえるかもしれない。主に身体障がい者の人たちにとっては。

こっちの資料(CAF World Giving Index 2022)を見ると、「まぁそうですねそんな感じです」と納得した。

誰かにgiveをする人の調査、といったらよいでしょうか。「寄付をした」「見知らぬ人を助けた」「ボランティアなどに参加した」、という質問にyesと答えた人が多い国の上位は以下の通り。

  1. インドネシア

  2. ケニア

  3. アメリカ

  4. オーストラリア

  5. ニュージーランド

日本はですね、日本は118位。わぁ。

こういった調査は、正直なんとも言えないと私は思っています。自己報告だからです。ものすごーく小さなこと(例えば、知らない人に「〇〇ってあっち?」と聞かれて「はい」と言ったり)でも、「自分は人を助けたぞぉぉ!」ってなる人はいる。「あれは人助けにはカウントしないなぁ」と思う人もいるのです。

しかしながら、日本は人助けをあまりしないと私は思う。助けないというか、あまり関わりませんよね。

私はフィンランド・イタリア・イギリスに行ったことがあります一人で。まぁ道に迷うわけですが、親切にしてくれたと思う。「ちょっといいですか?」と聞いたら、笑顔で大体「どうぞ?」と言ってくれる。

明らかに不審な動きをしているとき、「どうしよー!」という目をしているとき、人と目が合うと。大体「どうした?」みたいに来てくれることさえある。なんて親切な。

日本では、「すみません、あの」と言ったら逃げられることもある。悲しいことに、「Sorry!」と言われて逃げられたことさえある。なぜ。

不審な動きをしていたり、「助けてー」みたいな顔をしているとき、人と目が合うと。大体逃げられるか、目をそらされる。ちょっと悲しいですね。

そこが、日本で障がい者が生きづらい、というかいろんな人が生きづらい理由じゃないかな。と私は思ったんです。「困っている人に自主的に手を差し伸べない」ことが、日本での障がい者を生きづらくさせているんじゃないかなって。

じゃあその「困っている人を助ける精神」はどう学べるのか。何を知れば、その精神が宿っている心を持つことにつながるのか。私は考え中です。

イタリアにて「スローフードを学ぶぞ!」と意気込んだものの、イタリアでは「スローフードというか…それが日常だし、学びたいって言われても…」という経験を私はした。その二の舞になるのは少々遠慮したい。

インドネシアとケニアはいろいろと私には行くことが難しい。インドネシアの言葉はしゃべれないし。ケニアは遠いし。となると、私の行き先はアメリカ・オーストラリア・ニュージーランドのいずれかになる。

ウェルビーイングも、障がい者には関わってくると思う。というか、誰もが生きやすい社会とは何か、を学ぶためには欠かせない。

そうなると、さよならアメリカ(笑)

オセアニアな国々を行ってみて、「これがすべての人を幸福にする社会なのだろう」というものを学んだらいいんじゃないの私。とか考えております。まだまだ荒い思考ですが。

「せっかく障がい者で生まれちゃったんだし、なんなら障がい者+難病患者だし、なんなら障がい者+難病患者+機能不全まみれの体持ちだし、さらに言うと障がい者+難病患者+機能不全まみれの体持ち+摂食障害患者(サバイバーなんでしょうか)だし、…いろんな人の役に立つことやっていきたいよね!」という超謎視点な気持ち(?)を持って、締め切りの9月までにあれこれと考えていこうと思います。どうぞ見守ってくださいまし。そして願わくば知恵をお貸しくださいまし。

Have a enjoyable day.

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