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骨折は命に関わる!?
ご覧いただきありがとうございます!
Ph.Dたかちゃんです!
さて本日のテーマは「骨折は命に関わる!?」です。
いくつか報告を示しますので、記事を読み進めて頂けたらと思います。
さて、よく聞く「骨折」ですが、あまり命と直結していないように感じますよね?
2010年と昔の報告ですが、股関節の骨折のある50歳以上の高齢者を対象にしたメタアナリシスにおいて、大腿骨頸部骨折(太ももの骨で首根っこの部分)した後、3カ月間の死亡リスクが5~8倍に増加した報告があります*1(観察研究をまとめた報告なので、観察期間や対照者の違い、併存疾患の調整など異なることがあります)。
また、2017年の報告では、股関節骨折のある者は骨折後1年間の死亡リスクがHR 2.78 (95%CI 2.12-3.64)と高い結果を示しています。2019年の報告(後向き観察研究)では、股関節骨折者の1年死亡率が年間2%ずつ増加していることが示されています*3。
*1 https://www.acpjournals.org/doi/10.7326/0003-4819-152-6-201003160-00008
*2 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28093824/
*3 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31272470/
この死亡リスクに関しては、年齢、併存疾患(例えば、糖尿病や呼吸器疾患、循環器疾患)、手術後の不活動によるフレイル(身体的機能や認知機能の低下がみられる状態)状態の進行など、様々な要因が大いに影響している可能性があります。
今回は一部の報告をお示ししましたが、骨折が命に関わるか否かについては多くの研究報告で示されています。
さて、ここからは私見ですが、やはり予防できる併存疾患に罹らず、健康な生活(作業)が行えるかがキーポイントではないでしょうか。また、骨粗鬆症か否かを早くから知り、骨粗鬆症治療を受けることも重要です。骨粗鬆症検診を受ける割合は全国平均4-5%と低いです(ちなみに乳がん検診の受診率は44.9%)*4。
それでは、どのように予防すれば良いのかについては、「いいね」の数と「コメント」で希望があれば今後記事にしていきたいと思います。
*4 公益財団法人骨粗鬆症財団HP. https://www.jpof.or.jp/osteoporosis/inspection_treatment/tabid252.html
皆様いかがだったでっしょうか?
本日のテーマ「骨折は命に関わる!?」でした。
少しでも興味をもって頂けたら嬉しいです。
それではまた。
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