人生の場面に応じた健康を

やくそう

先月原稿書き忘れました、やくそうです。

新年あけましておめでとうございます
今回は、健康の形は人生のステージによって異なるという話をします。

 糖尿病の治療ガイドラインでは年齢と認知機能と使用している薬剤によって目標とするHbA1cの値が異なっています。
65歳未満はこちら

 血糖値正常化を目指す場合 6%未満
 合併症を起こさないための目標 7%未満
 治療強化が難しい場合の目標 8%未満

65歳以上の場合

年齢と認知機能、使用している薬剤によって目標値が異なります。
これは、低血糖を起こさないことも目標になってくるからです。低血糖症状もかなり生命予後に影響を与えるからです。低血糖からの転倒による寝たきりは寿命を大きく短縮させます。
 合併症を起こさず、寿命まで生きるのが糖尿病治療の目標ですので、寿命と呼ばれる年齢に近くなってきたら、なるべく「介護負担を少なくなるように」「寿命を短くしない」「QOLを高める」という方針に変わってきます。

 糖尿病治療のように人生の場面場面で健康管理に対する力の入れ具合は変わってくると私は考えます。
 養育している人がいるか(子供の年齢にもよる)
 事業を行っている間や地位のある場合(社会での役割の大きさ)
例えば、小さい子供を養育しているのに暴飲暴食で体を壊すのは避けるべきことですが、90歳を超えた認知機能の低下したよく食べる人に食べないようにするのは残された寿命を考慮すると強い糖質制限はQOLを下げてしまいます。

 闇雲にガイドラインで定義された健康の枠にはめ込むのではなく、自分の現在の役割、自分の影響が他人に対しどこまであるのか(関係性だけでなく)、どう生きたいのかといった要素を取り込んで、自分で実現できる治療をするのが医療ではないかと思います。

 そこで、みなさんもどう生きたいのか、何が大切なのか、自分の作ったもの、自分と他人との関係を見つめ直し、バランスのいい健康とはなにか考えてはどうでしょう。

というわけで、人との関係性だけでなく、自分の働きかけが回り回って影響を与える、ということを伝える歌Mr.Childrenの「彩り」の動画を紹介して新年の締めとします。

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