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普通の薬剤師がデータ分析の勉強を始めた話

こんにちは、PharmaX薬剤師の石持です。
普段はPS(Patient Success:ペイシェントサクセス)部門に所属し、『YOJO』の漢方薬を購入してくださっている方の相談や生活習慣のサポートをしております。

今回の記事では、先日社内で行われた主要KPI※1やSQL※2のテーブルについて解説いただいた勉強会の様子、そこでの学びについてお伝えします。

普段はごく普通の薬剤師として勤務している私が、PharmaXらしいテクノロジーに挑戦する第一歩について、興味を持っていただければ幸いです。

※1 KPI:組織の目標を達成するための業績評価指標のこと
※2 SQL:データ検索などに利用する、データベースを操作するための言語



今回の勉強会の内容について

今回の勉強会は、PdM(プロダクトマネージャー)として活躍している薬剤師メンバーがエンジニアに声をかけて企画した勉強会です。 このような流れがPharmaXならではですね!

PSは薬剤師チームではありますが、エンジニアメンバーと関わることやプロダクトチームと共に患者さんの体験を改善していく機会も多いため、対応している主観の情報を伝えるだけではなく、普段の対応がどのようなデータに反映されるかなど根拠を数値で追っていくことが求められます。 そのため、データを扱うSQLという言語に興味を持つ薬剤師は社内に多いのですが、自分たちの日々の業務で具体的に活かせていない状況がありました。

また、社内で設定されている経営目標の他に「継続率や解約率などサービス改善において指標となりやすい数値に関しても理解し、活かすことができるようになる」という具体的なゴールを設け、目標達成に向けて社内で勉強会の企画が立ち上がりました!

少し難しいことを述べましたが、SQLで利用するテーブルや継続率、解約率を理解し、社内のデータを活用するための基礎を学ぼう!という会でした。

特に印象に残っていること

私自身、SQLの勉強を独学で始めたばかりの初心者なのですが、社内のデータベースに保有されるデータは膨大であり、テーブルも複雑であることから利用自体を難しいと感じていた状態から勉強会が始まりました。

データに関しては、テーブルやカラムという区切りで表のように分類してデータが保存されています。その中でよく使うデータが入っているテーブルについて説明いただきました。
実際のユースケースも用いて教えていただいたおかげで、ほしい情報を取る際にどのようなテーブルに情報が入っているのかを理解でき、テーブル選択の一歩を踏み出せた気がします。
具体例としては、『◯月◯日に、何人の患者様が、決済日を変更する手続きを取った』などのデータを引き出すこともできると学びました。これらを利用することで、より具体的に患者さんのことを知ることができるようになるなと感じ、驚きと共に面白さも感じることができました。

また、より良いサービスを目指すためにもオペレーションの改善などさまざまな業務改善を行い、患者さんの体験にどう影響するのかを定量的に評価することがあります。 ただ、それらに関して開示はされているものの利用の仕方や算出の仕方が分からず、私個人としては扱うことができない状況でした。 データの根本的な見方や根拠となる計算式を教えていただくことで、私自身でも改善の指標としてどのような数値を見れば良いのか、設定すべきかを判断しやすくなったことが特に印象的な学びでした。

実際の業務に活かしたいこと

先程お伝えさせていただいた通り、今回実際に主要KPIを学ぶことにより、自分で指標とする数値を置くこと、オペレーションの改善やイベントによる数値の変化を追うことができるようになりました。 今まではなんとなく経過を見るだけでしたが、具体的な数値の意味を理解したことにより、こちらのアクションによる患者様の変化をほぼリアルタイムで見ることができるようになったと感じます。

また、SQLに関してはテーブルの仕組みを理解したことにより、選択すべきテーブルや必要なSQL文が明確になりました。 日々トライアンドエラーをくり返していますが、薬剤師としてお薬のこと以外でも根拠のある提案ができるように、SQLを活かして仮説や行動を理論立てて証明できるようにしていきたいです。 目指すは「科学的にもデータ的にも根拠のある薬剤師」です!

今回参加した感想

このような貴重な機会をいただけたのは、医療×テクノロジーという風土があってこそかと思います。 ただ、薬剤師もお薬のこと以外に詳しくなることは良いことなんだ、新しいことを学び続けることって楽しいんだと改めて思うきっかけになりました。
自己学習を進めていたSQLですが、もっとしっかり活用できるようになり、薬剤師としてだけではなく一社会人としてしっかり会社に貢献していきたいです。

また、難しい、自分にはできないと捉えがちですが、今社内でデータを活用しながら活躍されている方々も最初からできたわけではありません。
今回の勉強会が社内のメンバーにとって一つの踏み出すきっかけになったのではないかと思います。
今後はいただいたきっかけと知識をもとに、得た知識を発信できる立場になれるよう努力していきたいと思います。



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