そのインプット、本当に効率良いですか?
皆さん、勉強において「インプットをする」というと何を想像しますか?
・参考書を読む
・ノートをとる
・先生の話を聞く
Etc…
その通りです。自分の知らない、学んでない知識を知ること。新しい考え方を取り入れることをインプットと認識しているから上記のような行動を想像しますよね?
では、もう一つ聞きます。勉強しているときにインプットしていますか??
「当たり前じゃん!!!!」
ほぼ100%の方々が頭の中でそう答えたと思います。
「意味の分からない質問をするな!!!」
中にはそう思う方もいるでしょう。
それでは最後の質問です。
インプットの意味をちゃんと調べたことがありますか??
きっと辞書で調べたことある人はほぼいないのではないでしょうか。(私もこの記事を書くまで調べたことがありませんでしたww)
ということで、インプットの意味を改めて確認していきましょう。
辞書で「インプット」を引いてみると、
「外部にあるものを内部に取り込むこと」
~スーパー大辞林~
と書いてあります。勉強でいうと
・外部=未知、もしくは定着してない知識や思考
・内部=脳
ですね。即ち勉強において、自分のものになっていない知識や思考を「自分のものにする」一連の流れをインプットと指します。
それでは皆さんに改めて聞きます。
ちゃんとインプットできていますか??
その知識、ちゃんと「自分のもの」にできていますか??
そもそも「自分のものにする」とはどういうことでしょうか??
~その場でインプットした知識を100%アウトプットすることはできない~
「あぁ~、なるほどね、理解した。」
多くの薬学生が参考書を読みながらこう思っていると感じます。そして、
「理解した。じゃぁ、次の章に行くかぁ」
先に言っておきます。このパターンは「ちゃんとインプットしてる!」と答える人の中で一番効率の悪いパターンです。
おそらく、インプットには段階があることに気付いていないのでしょう。インプットの段階とは
「吸収する」→「理解する」→「扱える」
の3段階です。ここで、
「吸収する」から「理解する」まで到達する知識はだいたい70%程度です。
一方、「理解する」から「扱える」まで到達する知識というのは、30%程度しかありません。
「扱える」まで到達した知識というのは、自身の血肉となった、何も見ずに他人に伝えられる知識のことを指します。100%人に伝えられる知識です。
要は、参考書を一度読んで、その中で即座にアウトプットできる知識は70%のうちの30%、即ち21%しかないということです。
この話をテストに当てはめてみましょう。
テストというアウトプットの場で100という力を発揮するためには
① 500くらいの力を吸収する
② 各段階の移行率を100%に近づける
という過程を踏まないと難しいのです。
ここで既に成績の良い人と振るわない人の差が出てくるわけです。
・100を貰おう(インプット)と思って20しか得られない人
・100を与えよう(アウトプット)と思って500を得る人
後者の方が、結果を出せるのは自明の理です。
当たり前の話ですが、
生徒よりも先生の方が知識はあります。
参加者よりも主体者のほうが知識はあります。
真似する側よりも真似される側の方が知識を持ってます。
要はアウトプットする人こそが、真のインプットできる人といえるわけです。
~まとめ~
テストで100の力を出すには
・500の力を得る
・各段階の移行率を100%に近づける
~効率よく真のインプットできる人になるために~
先に述べた2つの方法のうち、アウトプットする人の多くは「500の力を得る」方を選択します。
やり方が単純明快だからです。
しかし、限りなく時間がない中でこの方法を選択することは現実的でしょうか??
答えは当然、否です。
100の時間にかけていた時間に対して単純計算で5倍の時間を費やさなければなりません。
これは果たして効率的といえるでしょうか?
もう一つの方法である「移行率を上げる」という方法はどうでしょうか??
どういう方法かパッと出てこない方もいるかもしれませんが、実はこれは皆さんがやってきたことです。
「とにかく問題演習をこなす。」
という方法です。
「なんだ、そんなことか」
と思うかもしれませんが、「そんなこと」を高い精度で行っていますか??
ただ問題演習をこなすだけではありません。
一言一句覚えるレベルまでに何度も何度も問題を解くんです。できればその一言一句覚えた内容を人に伝えるんです。
ここでよく反論を受けます。
「問題が解けるレベルまでのインプットができてない。」
「何度も同じ問題を解く時間があればインプットしたい」
「なぜ自分の得にならないのにわざわざ誰かに与えないといけないのか」
などなど。
言いたいことはすごく分かるんです。でも、これらの反論は、インプットとアウトプットは真逆に捉えているからそういう発想になるんだと思います。
実は、インプットしたい人ほどアウトプットするべきなのです。
何の為にインプットするのか。を考えた時に、その為にすべき事は実は真逆だと思っている事であることを肝に銘じておきましょう。
〜まとめ〜
・アウトプットは最大のインプット!
・とにかく何度も何度も問題演習をこなす!
因みにこの問題演習にもより短時間でインプットするためのコツがあります。
それはまた今度お伝えします。
今回はこの辺で!
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