薬剤師がルーティンワークから脱するには
薬剤師として働く多くの人々は、日々の業務がルーティンワークの繰り返しに感じられることがある。確かに、調剤や監査、患者対応など、毎日の業務は重要だが、同じ作業の繰り返しに飽きやすい。このような状況から脱するためには、いくつかの具体的なアプローチが必要だ。
1. 専門知識の深化
まず、専門知識をさらに深めることが重要だ。薬剤師は常に最新の医療情報を獲得し、新しい薬品や治療法について学ぶ必要がある。継続的な学習によって、日常業務に新たな視点や方法を取り入れることができる。これにより、ルーティンワークが新鮮で興味深いものとなることがあると感じる。
2. 新しい業務への挑戦
新しい業務に挑戦することも一つの方法である。各種加算に対するアプローチや在宅医療のサポートなど、従来の調剤業務とは異なる分野に取り組むことが考えられる。これにより、薬剤師としての役割を広げ、業務の幅を広げることができる。
この幅は会社の経営方針に依存することが多い印象であるが、薬局自体への興味の幅を広げるのにも役立つ部分はあるのではないだろうか。
3. スキルの多様化
薬剤師はその専門知識を活かして、他の分野でも活躍できる。例えば、健康食品やサプリメントのアドバイザー、スポーツファーマシストなど、さまざまな役割がある。また、医薬品の研究開発やマーケティング、教育など、多様なスキルを身につけることで、業務の選択肢が増える。
4. 自己啓発とネットワーキング
最後に、自己啓発とネットワーキングの重要性を忘れてはならない。薬剤師としてのキャリアを進展させるためには、自分自身の成長を促すとともに、同業者や他職種とのネットワークを構築することが重要だ。これにより、新たな機会や情報が得られ、業務に対するモチベーションが高まることもある。
終わりに
薬剤師がルーティンワークから脱するためには、専門知識の深化、新しい業務への挑戦、スキルの多様化、IT技術の活用、そして自己啓発とネットワーキングが不可欠だ。これらのアプローチを取り入れることで、薬剤師としてのキャリアがより充実し、やりがいを持って働くことができるだろう。
“終わりに”の続き
と、少し真面目に記載してみたものの、個人的にはこのルーティンワークから脱するのは至難の業であるとも感じる。なぜならば、処方箋に依存したビジネスモデルがそのルーティンから抜け出せなくなる仕組みとなっている。
ルーティンの弱みやネガティブな側面で言うと、端的に言えば『飽き』であるが、逆に強みを上げるとするならば『システム化』『効率化』しやすい業務フローが出来上がっているのだ。
属人性が高いと店舗展開などの水平展開は難しくもなる。しかし、このビジネスモデルの優秀さのみで、全国6万件以上の薬局が出来上がっているのだから、国単位で補正されたこの上なく“優秀なルーティン”ではあるのは言うまでもない。
一度入り込むと抜け出せない沼。しかし、上記でも一部記載したがその方向性は会社単位に依存しているとも感じる。弊社はどういう方向に向かって歩みを進めていこうか、進めていかないといけないのか。
あぁ薬剤師を辞めたい。
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