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細菌?真菌?ウイルス? 薬から見る違い

それぞれの違いは生物学的にはたくさんありますけれど、それを事細かに調べていくのはそれはそれで大変ですわ。 ですので、もうちょっと要点を絞って違いを見られないかしから…… 例えば、「薬が作用する場所から見た、それぞれの違い」ですとか。 ということで、今回は薬から見る細菌やウイルスの違いを見ていきますわ! 参考文献:Goodman &Gilman's Pharmacological basis of therapeutics 13th.

    • 第六弾 抗がん剤の能力解説 ~トポイソメラーゼ阻害薬~

      実は今回でメジャーな古典的抗がん剤は終了ですわ。 今後はもっと深く掘り下げていくか、新しいお薬を同じように紹介していくか迷っておりますけれど、いったんの区切りをお読みいただいた方と迎えられて何よりですわ。 今後も楽しみにしてくださると嬉しい限りですわ。

      • クリス旅行記 -薬学を旅する-

        今日から日記をつけようと思う。 あとで読み返すとき、懐かしさ以上に気恥ずかしさが俄然強気に前に出てくるから、あまり日記というものは得意ではないけれど、それでもこの広い薬学の国でのことを覚えておくには僕の頭は小さすぎる。 だから、この国で見たもの、聞いたもの、そして旅で出会った人々のことを僕はここに記す。 僕はこの国では薬学にちなんでクリスと名乗ろうと思う。 そして、クリスとしての旅をはじめる。 ー薬学旅行記 1 薬学史ー 「君の歴史は約20年ってところかしら。宇宙13

        • 第五弾 抗がん剤の能力解説 ~微小管阻害薬~

          細胞分裂のとき、DNAってどうやって二つに分かれているのか。 それは複製されたDNAを左右から糸で引っ張って分かれているんですの! ですので、この『微小管』と呼ばれる糸を邪魔してあげれば、細胞分裂速度が速いがん細胞を攻撃できるのではないかしら! ということで、今回は微小管阻害薬、実はこの分類のお薬は生き物が元になってつくられたお薬が多かったりしますわ! そんな生き物たちの力を借りた微小管阻害薬をご紹介いたしますわ。

        細菌?真菌?ウイルス? 薬から見る違い

          第四弾 抗がん剤の能力解説 ~葉酸拮抗薬~

          実は前回の代謝拮抗薬よりも古くに発見されていたのですけれど、解説のしやすさから前後させていただきましたわ!

          第四弾 抗がん剤の能力解説 ~葉酸拮抗薬~

          第三弾 抗がん剤の能力解説 ~代謝拮抗薬~

          お薬の基本は生体の分子を真似するところからですわ! そんなモノマネの技は抗がん剤でも活かされておりますわ!

          第三弾 抗がん剤の能力解説 ~代謝拮抗薬~

          第二弾 抗がん剤の能力解説 ~抗がん性抗生物質~

          古典的抗がん剤第二弾ですわ。 【古典的】という言葉に明確な定義はないのですけれど、今回は分子標的薬と呼ばれるお薬が登場するよりも以前の抗がん剤について用いることにいたしますわ。 今回は、抗がん剤なのに抗生物質、抗生物質なのに抗がん剤、そんなお薬をご紹介いたしますわ! ※ちなみに感染症には用いませんわ。 DNAの隙間に滑り込むインターカレーション! 普段は線と文字だけの構造式を見ることがほとんどかと思いますけれど、 こうやってみると立体構造が大事なんだなって実感いたしますわ

          第二弾 抗がん剤の能力解説 ~抗がん性抗生物質~

          第一弾 抗がん剤の能力解説 ~アルキル化剤~

          昨今、新しい抗がん剤のニュースをよくお見掛けしますけれど、そもそも新しくない抗がん剤を知らないと思ったことありません? 抗がん剤はコワいって話はよく耳にするけれど、そのコワさが未知からきているのかもとか思ったことありません? そんな方のために、最古かつ現役の抗がん剤分類、アルキル化剤(一部プラチナ系)の画像記事ですわ。

          第一弾 抗がん剤の能力解説 ~アルキル化剤~

          機械学習×薬物治療 100報読んでみた。

          「理想の薬剤師になりたいですわ!」 みたいなことを思ったことありますかしら? 誰にでも英雄願望的なものって、多かれ少なかれあると思いますけれど、それぞれが思う理想は千差万別、十人十色。形も違えば色も違いますわ。 ということで、私が格好いいなと思う薬剤師像は… ここ最近では、以前に比べ薬剤師が医師に処方に関して提案や相談することが一般的になりましたわ。 現在、医師様と薬剤師様の間で薬物治療に関わる業務区分に大きな問題があるわけではございませんけれど、人的資源や時間コス

          機械学習×薬物治療 100報読んでみた。

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          勝手に予想乙女たんnote-なぜ人は合成化合物を医薬品にするの?

          勝手に予想乙女たんnote-なぜ人は合成化合物を医薬品にするの?

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          勝手に予想乙女たんnote-血液透析で抜けそうなお薬ってどんなものですの?

          一般の方でもご存知の方は多いかもしれませんが、何かの病気などで腎臓が働かなくなりますと、本当は尿と一緒に体外に排出されるべき不要なモノが身体の中にどんどんと溜まっていってしまいますの。 そこで登場するのが「人工透析」ですわ! 簡単に申し上げますと、人工的に作られた体外の『人工腎臓』ですわ。 腕から機械に血液流して、綺麗になった血液を再度身体に戻していきますの。 科学つよい!ですわ!! (まぁ、とても疲れたり、血圧が変動しやすかったり、完全に腎臓と同じほどに綺麗にできる

          勝手に予想乙女たんnote-血液透析で抜けそうなお薬ってどんなものですの?