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美魔女にも素敵な熟女にもなれない

次女がもう少しで二十歳になる。

母親である私の年を確認して、信じられないという顔をする。

まあ、そうでしょう。

私だって、二十歳の頃、二十歳の二倍の年齢となる四十歳の自分を想像できなかった。

でも、子育てに関わっている間にあっという間に四十歳になり、さらに山を一つ越えて、五十代になった。

年齢を重ねるのは嫌ではない。

できることなら、美魔女になりたい。

または、素敵な熟女になりたい。

残念ながら、今の私は美魔女でも素敵な熟女でもない。


私が思う美魔女は、年齢不詳の美しい人だ。

女優で例えるなら、吉永さゆりさんだろうか。

私の知っている美魔女ナンバーワンは、勤務先にいらっしゃるある女性だ。

六十代後半くらいの年齢なのだが、とにかく雰囲気やしぐさが色っぽいのだ。

同性から見ても、ドキッとしてしまう。

医療機関なので、高齢の男性おじいさんたちも来るのだが、高齢の男性おじいさんたちもその色気にやられて具合が悪くなってしまうのではないかと、私は秘かに心配している。

美魔女ナンバーツーは、次女の高校時代に担任だった先生だ。

体育の先生で、とにかく立ち姿が美しい。

私と同世代らしいが、若々しくて、年齢不詳だ。

私が選ぶ美魔女ナンバーワンとナンバーツーは、ここ数年変わらない。

この方たちは、たぶん、生まれつき美魔女になる素質を持っているのだ。

私は明らかにこの方たちが持っている、美魔女になる素質を持っていない。

持たざる者は、残念ながら、美魔女にはなれない。



さて美魔女になれないなら、素敵な熟女を目指すのはどうだろう。

素敵な熟女とは、年齢相応に美しく、豊満で色っぽく、財力があり、知的なトークができる人だと、私は勝手に思っている。

熟女には真っ赤な口紅と黒いドレスが似合うゴージャス感もほしい。

女優に例えるなら、富士真奈美さんかな。

しかし、私はそもそも豊満ではない。
若いころは瘦せていたが、出産を経て、変な場所に脂肪がついた。

ゴージャス感を演出できるだけの財力もない。
節約好きで、ポイ活は日課だ。

話術にも自信がない。

私は、素敵な熟女になれる素地も持ち合わせていないのだ。


美魔女にも素敵な熟女にもなれそうもない私は、どこを目指して歩いて行けばよいのでしょう。

考えても分からないので、まあ、今までどおりマイペースで生きていきます。




ここまで読んでいただきありがとうございました。

私、ことばKからのごあいさつです↓↓↓

#つぶやき
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#賑やかし帯







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