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近況:思い込みは恐ろしい

最近、シェアハウスに住んでいた頃の日記(~2019年4月)を同人誌にまとめてみようと思って読み返している。そうしたら、読んでいてちょっと怖くなったことが一つあった。

スティルトンというチーズがあって、これは青カビ系のチーズでとても濃厚な味で美味しいのだけど、このチーズを食べると眠ったときに悪夢を見ると言われている。
そんなバカな、と思うかもしれない。だけど、僕は実際にこのチーズを食べたとき、確かに悪夢を見たのだ。それも、たくさんの死体に襲われるというベタなやつを。そういえば最近流行っているヤクルト1000も飲むと悪夢を見ると言われているけれど、仕組みは同じだったりするのだろうか。

日記を読み返すと、そのスティルトンを食べた日のことが出てきた。
しかし日記の記述によると、死体に襲われるという悪夢を見たのは一緒にチーズを食べたシェアハウスの同居人で、僕自身は「いつもよりたくさん夢を見たけどどれもはっきり覚えていない」という感じだった。
つまり、死体に襲われる夢を見たというのは記憶の捏造だったのだ。
死体が目の前に迫ってきたそのときの雰囲気や感触まで、僕は覚えている気がしていた。でも、あれは全部捏造だったのだ。

これが、夢を見たとか見てないという話ならまあどっちでもいい話なのだけど、人間関係の話などになってくると怖い。
「昔あいつにあんなひどいことを言われた」と思ってずっと引きずっていることも、自分の脳内での捏造なのかもしれない。あまり思い込みで突っ走らず、人の意見を聞くようにしなければ……と思った。



この写真にちらっと書いてありますが、いま短歌のアンソロジーの企画をやっているので歌集ばかり読んでいます。

この短歌イベントも申し込んでみた。マッチングしやすい短歌というのはどんなのだろう。これは性別がわかりにくい短歌で出そうかな。



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