【7月1日からビニール袋有料化】ポリ袋は実はエコ！？

ご購読ありがとうございます。

7月に入りいよいよ夏の季節がやって来ました。

まだ日本の本当では梅雨明けしておらず、時折まだ肌寒さを感じますが、皆さん体調管理の程はいかがでしょうか？

7月に入ってから、また様々な事が日本国内で起こっています。

7月5日には東京都知事選。

そんな中、急に7月に入って皆さんに急激に影響を与えたのが

『ビニール袋の有料化』

だと思います。

今回はこのビニール袋の有料化についての私の意見を述べさせて頂きますので是非読んで頂けたらと思います。

海洋プラスチックゴミを減らす目的として

前に海洋プラスチックの問題について記事にさせて頂きましたが、主にプラスチックゴミが海に与える影響としてあげた問題が

■分解しない→ ずっと残り続けるので海で漂流し続ける。

■軽い→ 拾えない所に行ってしまう。

■動物や植物への悪影響

■小さいゴミの増加→ 水産品への混入が深刻に

そして、最もプラスチックゴミが海に対して悪影響となるのが

『マイクロプラスチックゴミ』

マイクロプラスチックについての説明はこちらの記事からお読みください⬇️

このように、日本は廃棄プラスチックの排出量が世界第２位とされていて、プラスチックゴミの減量やリサイクルなどの対策が求められています。

私が書いた記事を読むと一見、

『ビニール袋を有料化してビニール袋の排出量を減らせば、海洋に流出するプラスチックゴミの量が減って環境にいいぞ』

と思われる方もいらっしゃると思います。

しかし、ビニール袋の使用量を減らす事が、海洋プラスチックゴミ問題の解決になっているとは限らないのです。

ビニール袋は実はエコ！？

私が見つけた記事で

『清水化学工業株式会社』

という会社さんを見つけて読みました。

ここの会社ではビニール袋をポリエチレンという素材から製造しています。

これを『ポリ袋』と言います。

ビニール袋は環境に悪いと教え込まれて来ている私たちですが、清水化学株式会社さんはポリ袋の重要性について私たちに問いかけています。

ポリ袋のメリットとして

■ポリエチレンは理論上、発生するのは二酸化炭素と水、そして熱。

　ダイオキシンなどの有害物質は発生しない。

■石油精製時に（ポリ）エチレンは必然的にできるので、ポリエチレンを使用する方が資源の無駄がなく、エコ。

ポリエチレンは石油をガソリン、重油等に精製した残り・余りもの。

■ポリ袋は薄いので、資源使用量が少量で済む。

■ポリ袋は見かけほどごみ問題にはならない。目に見えるごみの1％未満、自治体のごみのわずか0.4%。

■繰り返し使用のエコバッグより、都度使用ポリ袋は衛生的。

■ポリ袋はリユース率が高い。例）レジ袋として使用した後ごみ袋として利用

■自治体によってはサーマルリサイクルし、ごみ焼却燃料になり、重油燃料の使用量がその分減少し、無駄とならない。

総二酸化炭素排出量は、サーマルリサイクルしても、そうしない場合と大差ない。

■ポリ袋は紙袋の70％のエネルギーで製造可能。

■ポリ袋の輸送に必要なトラックの量は、紙袋の7分の1。

■ポリ袋の製造に必要な水の量は、紙袋の25分の1。

■ポリ袋は紙袋に比べ、ごみにしてもかさばらない。

■紙袋は再生できるものと再生できないものがある。ラミネート加工されているものや紐の種類によっては再生処理できない。

■紙袋は間伐材とはいえ森林資源を利用。

特に衛生面を考えた時のエコバックの使用には注意が必要です。

生物や鮮魚食品などを購入した際に、ポリ袋なしでエコバックに入れ、それを洗わずに繰り返し使用すると、衛生的にとても悪いです。

そして、何よりポリ袋は海洋プラスチックとしての割合が少ないとのこと。

海洋プラごみの実態把握調査：漂着ごみ（プラスチックゴミ 個数割合）

　　　　飲用用ペットボトル　38.5%

　　　　ポリ袋　　　　　　　0.6%

ポリ袋が海洋プラスチックとして流出している量は他のプラスチックゴミに比べて圧倒的に少ないのです。

このようにしてデータで見てみると、意外にも今回のビニール袋有料化というのは、海洋プラスチック流出防止にそこまで影響を与えない事がわかりました。

だからといってビニール袋を使い続けるのが良いとは思いません。

ビニール袋など結局はモラルある資源の使い方が大事だと思います。

今回の『ビニール袋有料化』が少しでもプラスチックゴミの排出減量の意識づけとなり、結果的に海洋プラスチックが減って行けばと個人的には思っています。

いかがでしたでしょうか？

コンビニなどで、エコバック持っていなくて沢山商品を買ってしまった場合、手で持って帰るのは大変ですよね。

ビニール袋は有料になりますし、消費税も１０%。

本当にどんどんお財布事情が寂しくなりますね。

キャッシュレスなどのポイントを有効に使って賢く生きて行く必要がありそうですね。

ではまた！

今回、参考にさせて頂いた記事⬇️

清水化学工業 株式会社