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30歳の妬みとか嫉みとか。

「新卒」、「就活」、「同期」……
こんなワードを見かけたり聞いたりすると、心の傷がゴリゴリとえぐられるような感覚になります。

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先日、いつもの友人たちといつものようにご飯を食べに行った帰りのこと。
お店を出たところで、そのうち一人が「お~!」と突然声をあげていました。

話を聞くところによると、お店の前で偶然職場の同期と会ったとかなんとか。
「お~ちょうど私たち出たから席空いてると思うよ笑」
なんていう会話を繰り広げているのを、少し遠くから眺めていました。

お店から駅へと歩いていた間、突然彼女にLINEの着信が。
話を聞くところによると(また)、先ほど会った同期から巡り巡って、別の同期から飲みに行こうというお誘いだったようです。

なんだか楽しそうに電話している彼女の様子を見てて、ちょっと羨ましく思ったのはここだけの秘密で。

彼女とは地元の最寄り駅も一緒なのですが、駅の改札を出たところで、また別の同期に待ち伏せをされていたようです。
楽しそうに話している様子を横目に、私は簡単に挨拶を交わして帰宅路へつきました。

とはいいつつも、ちょっと下心があった私。(変な意味じゃないよ)
「同期たちの会に混ぜてくれたりしないかな~」なんて思ったので、「ファミマでアイス買ってか~えろ」なんてLINEを彼女にして、すぐ帰らない雰囲気を醸し出していました。
結局、そのまま解散したようですが。

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私の新卒就活は、「惨敗」とも形容し難いほどの結果でした。

最終的には4月1日からちゃんと働き始められたものの、新卒から契約社員としての勤務。
入社式や新入社員研修は受けず、4月1日から勤務先に配属されたようなもの。
4月1日からいきなりOJTでした。

おかげで(?)、名刺の渡し方や正しいビジネスメールの送り方なんかは、いまだによくわかっていません。
見よう見まねで対応したり、文明の利器・インターネットで密かに調べながらメールを返したりしています。

今の時代なんで、Chat GPT的なものも駆使してメールを作成することもあります。便利な世の中になりましたね。

もちろん、新卒で働いた会社にも4月1日1付採用の、いわゆる「同期」はいました。
ただ、彼ら・彼女たちは、「同期」という括りがちゃんとある中で研修を受け、それぞれの初任地へと配属されていったと思います。

とどのつまり、「同期」という存在が羨ましく、それと同時に心が辛くなるというお話でした。

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