レモンサワー革命

定番のお酒の中ではレモンサワーが好きだ。

ビールとハイボールは苦くて苦手なのだ。

もったいないとは思うけど。

夏のビアガーデンでビールを一気とかにも憧れるけど。

私にはレモンサワー。

中でも好きなのがこだわり酒場のレモンサワー。

おこぼれをもらって初めて飲んで、レモンサワーへの認識がひっくり返った。

それまではレモンサワーも、なんだかあの皮の苦味ときゅっとする酸っぱさ、みたいなイメージがあって(それが良いところなのかもしれないけれど)、なんとなく避けていたと思う。

基本は甘いお酒とか、果実酒が好きなので。

でも、例のレモンサワーを飲んで、飲みやすくて、酸っぱすぎず、でもさっぱりして飲みやすい。

頭にぴこーん！と電球が点いたような、これがレモンサワーなのか！と開眼したような、そんな気持ちだった。

それ以来、レモンサワーを買うならレモン酒場になった。

ちなみに最初に私におこぼれをくれたのは兄なので、私は兄の舌を密かに信用している。

妹というのはありがたい立場でもある。

そんなレモンサワーを、休みなのをいいことに昼から開ける。

ああ、なんて良い夏休み。