友人関係のリセット
(こちらの投稿は、一緒に教育事業をしている早稲田大の金井が担当しております。)
僕が憧れるタイプの人間がいる。
それは、自己中心的な人だ。
いわゆる自己中だ。
一般的には「あいつじこちゅーだよな」と嫌われるイメージがあるが俺にはものすごい憧れと羨望の眼差しがある。
理由は、ある1つの分野で成功できる人っていうのは、まさに自己中心的な人っていうイメージがあるからだ。
悪いイメージがある自己中心的だが、それは言い換えれば自分本位に生きていると言えるだろう。もっと拡大的に解釈すれば、自分の気持ちに素直なんだと思っている。俺は、本当にこのように生きたい。
自分本位に生きるっていることは、簡単そうに見えて、なかなか上手くはいかない。実は多くの人間が同調して生きている為、時間に余裕がなく生きている。
例えば、何か明確な期日は決まっていないが、あなたがやりたい事(受験とか)があるとしよう。そんな中、友達から遊びの誘いがきた。その時、あなたはどう思う?
・友達に嫌われたくない
・失望させたくない
・誘われたのが嬉しい
・断る事で今後誘われなくなるのが怖い
・仲間から外れるのがいやだ、遊びに行きたい。
いろんな気持ちがあなたの中で渦巻いているだろう。
こういう時、俺は誘いにのってしまう時が多い。
そして、結果的に自分の時間が失くなり、後悔している。
人間は社会的な生き物だし、複数つながりがある。学校、部活、クラス、地元の仲間、同じ趣味を持つ人。
楽しい時を共有し、悲しい時は相談して苦しみを分かち合う。
人とのつながりがあるからこそ、人生は豊かになるし、それだけ楽しくなるのは間違いない。
でも、それが時には足枷となり、あなたの成長を止めるのだ。
今、高校生のあなたにはつながりがたくさんあるだろう。でも、その人たち全員とつながりを保ち続けるのは限度があるし、不可能に近い。
結局、本当に中が良い人とのつながりだけが残り、あとは淘汰されていく。インスタグラムでつながってても、特別話したことない人も多いだろう。
みんなそんなもん。つながりは一応あるけど、仲がよいって言われるとそうではないつながりが多いだろう。
特に受験などを経験すると、あなたの価値観はまるで変わってくる。受験していない人に対して侮蔑感や嫌悪感すらある人だって珍しくないのだ。
そんな育ちもよくない自分も、東大医学部から今も非行に走り続ける人までいた。今もその人たち全員と心底仲がよいか、と言われるとそうではない。一緒の場にいるが、話や価値観が合わなくて退屈してしまう人がほとんどだ。たぶん、相手も本心はそうだろう。なんかつまらねーなって。
あなたもきっとそうなる。昔は仲良かったのに退屈している。それは、しばらく会っていないとかそういう話ではない。あなたの価値観が成長したからだ。同窓会とか行けば分かる。全然成長していなくて、がっかりする友達が多いはずだ。苛立ちさえ覚えるかもしれない。
別に、それは悪い話ではない。ごく普通の話だ。
あなたが新しい価値観になったとき、新しい友人ができる。その友達こそ、今のあなたにぴったりな友達だ。心から楽しめる友達だ。
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