内緒の関係　ひなた奥様のストーリー②

　家の掃除を一通り終えた俺は、誰もいない寝室でスマホをいじっていた。会社で頑張っても報われない苛立ちをどこかにぶつけたくなったのだ。
「……デリヘルいくか」
　俺はデリヘル紹介サイトのレビューを参考に、好みの女を探した。
「お、すぐにイケるじゃん」
　スケジュールを確認すると今日の午前中から夕方まで働いていることがわかった。更に【今すぐ案内可能】と表示されている。
　電話すればすぐにヤレる。それが分かった俺は電話のメニューをタップし、店の電話番号を入力していた。
　通話を終えた直後、俺は写真に写っている女にあれこれやって貰えるという高揚感で満たされていた。身体の真ん中が疼いているのがすぐに分かった。
　そわそわしている所を見られたら、妻が何か勘付くかもしれない。警戒した俺は予定より早く家を出た。