教員採用試験 勉強法 その②
教員採用試験の勉強法について、
まずは筆記試験対策からお伝えします。
今回は、教職教養と一般科目についてです。
1.教職教養
教職教養の筆記試験で問われるのは、主に以下の内容です。
自治体により、選択式/論述式など、回答方式が異なるので、過去問をよく調べてください。
◎学習全般について
教採は1次から最終試験にかけて対策しなければならないことが多いので、2〜3年間などよっぽど時間がない限り、全てを完璧に網羅しようとする勉強は、労力的にもあまりおすすめできません。
頻出なものとそうでないもの、つまり、重点的に対策すべきものとそうでないものを見極めていくことが大切です。
答申・時事・政策以外の内容についての勉強は、
『きょうさい対策ブログ』を利用することを強くおすすめします。
「おまとめプリント」という教材に、教育原理・心理学・教育史・法規などの内容が、体系的かつ濃密に詰まっているので、短時間で効率的に教職教養の要点を掴むことができます。
プリントとリンクしたYouTube動画を観ると、学習効果が上がると思います。
私は、1週間でおまとめプリントをさらう→東京アカデミーの教職教養の問題集を解く→足りない知識を東京アカデミーの参考書で補う、というサイクルで学習を進めました。
問題集は、3周しました。
◎苦戦した科目:教育法規
教育法規は覚えることが多すぎるので、以下の法令だけ丸暗記しました。
その他にも重要な法令は沢山あるので、丸暗記はせずとも、キーワードを出題されたら答えられる程度には問題集で対策しましょう。
教育基本法は全条頻出なので、丸暗記してしまえば得点源になります。1日1回音読すれば自然に覚えられる内容なので頑張りましょう。
◎答申や時事など
自治体によっては、その自治体の教育振興基本計画が問われるなど、自治体独自の出題があるので、過去問で傾向を調べてください。
中央教育審議会の答申は、以下の内容が頻出です。ざっと目を通して大まかな内容を知りましょう。
答申を通して、教育現場の現状や課題について知ることができるので、この学習過程は面接試験にも生きてきます。
2.一般科目(一般教養)
一般教養は、範囲が広すぎるので、全て網羅するのは難しいと思います。そのため、2点を意識して対策しました。
①得意科目や好きな科目で失点しないこと
得意な科目(国語・英語・日本史・地理・生物・音楽)や好きな科目(美術・世界史)で失点しないよう、重点的に勉強する科目を絞って対策しました。
②自治体の傾向を知ること
過去問を分析した結果、以下のような傾向があることが分かったので、傾向を踏まえて対策しました。
過去問を数年遡って調べると、自治体の出題傾向がみえてくることがあるので、傾向に合わせて対策していくのも効率的だと思います。
次の記事では、専門科目(音楽)の筆記試験対策についてお伝えします。
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