読書感想 ライフ・シフト2
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<本書の目次>
【第1章 私たちの進歩〜新しい産業〜】について
携帯電話やポケベルの登場は、通信産業の中から情報産業が興るきっかけとなり、コミュニケーションツールとしても画期的でしたね。
さらに2000年代にインターネットが使える「スマートフォン」や大量のデータをまとめられる「クラウドシステム」が普及しました。
これにより、スマホ1台あればビジネスチャンスにも通じることから、コロナの影響もあって、2020年以降は副業や兼業への活用がいっきに広がったように思います。
今後も、各個人が必要な情報へ直接アクセスすることを前提にタブレットなどのツールも普及していくことになると思います。
その中で、今後は「AIシステム」も一般ユーザー向けにツール化され、1人1人がカスタマイズして使うような未来が来るかもしれません。
となると大事なのは、「AIメンテナンス」ですよね!
「AI」に必要な学習を調整したり、まとまったデータを課金制で購入したりするようになれば、その制作・販売が新しいビジネスになりそうですよね。(ポケモンのイメージ)
「AI」は必要なメンテナンスを提示できると思いますが、ユーザー自身が誰かに必要な学習内容や取り込むべきデータを相談しながら調整することも少なからずニーズがあると思います。
これをサポートする「AIコーディネーター」のような職種・サービスが生まれるかも知れません。
【第5章 関係~深い結びつきを作り出す~】について
本章は、全般的に示唆に富んだ内容でした。キャリア形成のところは概ね同意しますが、支え合い・コミュニティ生活コントロールの箇所については、納得いかなかったです。詳しくは本編をご覧ください☆
税金と社会保障の話になりますが、私の主観ですが、現役世代の不満は「税金を収めてるのに、年金額は下り、受給年齢があがってるーー!」ということなのです。
そして、「生活費用の中にも課税もあるから、余計に生活が不安になるし、安心して働けなーーい!」というマグマ(不満と不安)が、私たち昭和世代と全く異なるベクトルに向かわせているのです。
この「不満と不安」の反動が、20代を中心とした若年層の行動・価値観の変化に現れ、コロナによって一気に世代間の「価値分裂」が起きたことで鮮明になったと感じました。
つまり、一部の現役世代は信用できない会社・高齢世代を見限った(もしくは限界を見透かした)ということです。
ならば「一定条件」を満たした年金受給者は一部税金を免除される制度を作れば、現役世代の「不満と不安」の解決の一助にならないだろうかと思いました。
具体的には、「マイナンバーカード」に犯罪歴と表彰歴を記録するというものです。セキュリティについては当然、強化されて安全なことが前提です。
ドラマでもありますが、犯罪歴はマイナス面だけがクローズアップされていて受刑者の社会復帰を妨げている面があります。
これを緩和する意味でも、対極軸として「表彰歴」も記録することによって、若年層ふくめた年金受給者は、生活費給付や学習支援を受けられるようにするのです。
【表彰歴による支援】
「表彰歴」とは、学校、自治体、公官庁、諸外国など公共機関から表彰された内容です。
この表彰歴を以下の①~④のような項目に対して段階的に計数化し、功績のあった方のマイナンバーデータに追加されるようにします。
本書ライフ・シフト2を単独で読むと難しく感じるかも知れません。前作『ライフ・シフト』を読んでからの方が、面白さや納得感は増すと思います!
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