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読書感想 HPIの基本

キャリコン仲間とのプロジェクト参考のために読みました。


HPIとは、ヒューマン・パフォーマンス・インプルーブメント(Human Performance Improvement)の略字です。

本書は「人材」を評価(開発)するなかで組織課題を分析し、成果に繋げるアプローチだと理解しました。

人材育成の「効果測定手法」の参考に読むのも良いと思いました。


HPIのプロセスは以下のようになります。

1.ビジネスの分析
2.パフォーマンスの分析
3.原因の分析
4.手法の選択
5.手法の実施
6.結果や成果を評価
7.現状の把握

例えば、売上を拡大したい企業としては、「営業目標」に対して現状の「営業の質」「営業の量」の見直しを考えると思います。これらが不足しているとしたら、「不足の要因」や「求める営業のレベル・スタイル」、「実現方法(教育、仕組み、施策)」を分析して改善、検証までするのがHPIです。


現状からスタートするので、PDCAの順番を入れ替えて【D→C→A→P】という流れかもしれません。


アメリカの米国人材開発協会(ASTD)が提唱しているので、あちらの企業の事例が細かく紹介されています。図表もあるので、経験者の方は新鮮に感じるのではないでしょうか。

【メモ】◆2点×5項目=10点満点(良い2 やや良い1 普通0)

①文量    :1
②初心者向き :0
③図表    :1
④事例    :1
⑤データ   :1
    合計 :4点   


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