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読書感想 『面白いほどよくわかる世界の哲学・思想のすべて』


●面白いほどよくわかる 世界の哲学・思想のすべて


前回の『戦争史』と同じシリーズです。

色々な方の記事を紹介をしたくなってしまい、添付が多いことをご容赦くださいm(__)m


1.教養として

教養系は久しぶりに読むので、最初は読書の集中力が続かずウトウト。。。(笑)

とりあえずブレンディの濃い目のコーヒーを供に文字を追いました。


全体を読んで、「哲学」や「思想」は行動や考え方の基礎になるもの、「学問」や「理論」は現実的な細かい課題に対する回答例になるもの、と思いました。

例えば「経済学」「資本論」からすると富裕層やセレブの存在は肯定されます。

しかし、経済学の出発点である「経世済民(世の中を良くする)」という哲学・思想からすると素封家や慈善活動家のほうが世間の評価が高いことがあります。

つまり、優れた学問、知識もそれを使う人間の哲学・思想(大義名分)によっては、結果や評価が変わるということでしょうか。

そして、キリスト教とイスラム教ってユダヤ教に由来すると知りました。だからエルサレムが聖地として尊いわけですね☆

なかには仏教のように発祥国インドよりも、その周辺国のほうが信者が多いというケースも。(中国に伝来して分派し、日本に伝来して更に分派)

東洋編は主に中国の「諸子百家」が目白押しですが、まさに軍師や科挙制度など知識で身を立てられることの機会と難しさが分かります。

そこから「蛍雪」という諺が生まれたくらい多くの人が努力したのでしょうね。

四書五経」や「武経七書」を暗唱なんて私には不可能です(^_^;)


西洋編では『プラトン』『アリストテレス』の名前が何回も出てきて、やっぱり偉大なんだなと思いました☆


【まーさんの記事紹介】


【みっぱさんの記事】


私の興味は、こういう『思考を深められる人』や『新しい知識を生み出せる』というのは、「性格」なのでしょうか。それとも「能力」なのでしょうか。はたまた『環境』なのか??という点です。

かのアイザック・ニュートンが、大学や家の中で探求を深めていたら「万有引力」は発見できたでしょうか。

【阿部広太郎さんの記事紹介】



宮本武蔵じゃないですけど、1っを極められる人は多芸多才というのも特長ですよね。

【最所あさみさんの記事紹介】


ナルホドな発見がたくさんありました(^o^)v

私も読書やnoteや交流を続ければ、何か大発見できるかも??(笑)

ただ、細かい部分はウィキペディアのほうが正しかったりする部分もあるので、レポートや論文の参考や引用にする場合は注意です。


2.クラッシス(Clasis)=支援、助ける、励ます


前説が長くてすみません(笑)

いわゆる「古典(クラシック)」といわれるような一流の音楽・美術・著作・建築などは、人々を魅了してやまず、多くのファンがいます。

学問だけで言えば「リベラルアーツ」として現代でも大学の教養課程をはじめ、リーダー教育や人格陶冶の教材としても尊重されています。

つまり、「古典(クラシック)」は人々の心を磨き、揺さぶり、慰め、目覚めさせるだけの力があり、私たちを助けてくれます。

【レナさんの記事紹介】


【奈良さんの記事紹介】


調べてみたところ、この古典をさすラテン語の「クラシック(classic)」の語源、由来は「一流、上流」です。

そして古代ローマ時代にさかのぼる社会制度でもあった「階級」や「階層」という意味の『クラス(class)』も同じ語源だそうです。

【国内独学で英語上達さんの記事記事紹介】

さらに調べると、「クラッシス(Classis)」=「海軍・艦隊」というような意味もあるそうです。

補足しますと、初期ローマは都市国家だったので海軍がなく、地中海南岸の強国カルタゴとの戦争で危機に陥ります。

その時、ローマ市民の上流層も援助し、わずか2か月で艦隊を作り上げて危機を凌いだというエピソードから「危急に際して呼び出される集団、軍隊や艦隊」という意味になっていったそうです。

【参考 日本西洋古典学会】


【ニケイさんの記事紹介】


このように「クラシック(classic)」は私たちを五感を通じて助けてくれるものです。

そして、「クラッシス(Classis)」を「支援、助ける、励ます」という意味にとらえ、史実や歴史上の人物にフォーカスし、現代の私達のプラスになることを自分なりに記事にまとめたみたいなと思いました(^o^)v


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